3.01.2002

サンディエゴの岩場

サンディエゴの岩場
 
先週の月曜日になりますが、前回敗退した The Cave (11-)をやっつけようとの計画で
Mt.Woodsonへボルダリングに行きました。この間、ロビンスクラックをフリーソロ
してくれたガーランド君といっしょです。

午後2時にREI サンディエゴ店を出発し、車で25分で到着。 Mt Woodは、1000m程
の大きな山ですが、全体が無数のボルダーで埋め尽くされており、ルートは無限にあります。
アクセスが良い所以外は殆ど登られてないのではないでしょうか。
この日も平日でしたので、私達2人しかいませんでした。 

登山口右手の5mボルダーでウォームアップ。 The Caveまで20分程山を登ります。
The Caveのボルダー自体は幅25m、高さ7m程の迫力のある岩です。
この辺では、珍しく下部が洞窟のようになっており、ガバのオーバーハングを4m程
登ると中間部のレストポイントに着きます。イレブンのルートは中間部を右へ4m
トラバースで逃げて終わり。 上部の細かいフェースを抜ければ5.12になります。
大変面白いルートで、休みながら2~3時間程あーでもない、こーでもないとやって
やっと登れました。 久々の充実感。 昨今、妻がいないということもあり、
お休みはクライミングが出来るので、トレーニングの成果かもなぁ。
明後日から妻が来るので、当分はファミリーサービスですが、岩場までアクセスが
良いので助かります。 

早くジョシュアに行きたいっす。 こっちではJ-treeとも呼ばれています。

Keep on climbing!

石寺


皆さんお元気ですか?

こちらに来てすでに3週間、忙しいのですが、なるべく登るように
心がけています。 サンディエゴには、2つの大きなインドアジムが
あり(バーチティカルホールド、ソリッドロック)、どちらも今
住んでいる所から車で10分~20分程度の所にあります。
完全に初心者向けで、日本に多い上級者は見かけません。
ボルダリングエリアや岩場が都心から近いため、コアクライマー達は基本的に
外に出かけるようです。 ただ、何処でも、彼らの登り方を見てると正対の
パワークライマーが多く、僕としては仲間が増えてちょっと嬉しいです。 

岩質が上質の花崗岩が多いので、クラックやスラブは皆、上手なように思います。
持久力とモチベーションが高く、層が大変幅広いというのが今の私の感想です。
また、クライマーは皆、ポジティブでオープンな人が多く、そこら辺がクライミ
ングの敷居を低くしているように思います。 

外の岩場は、Mt.Woodsonへ1回、ご存知、Santeeに2回程行きました。
Mt. Woodsonは、かなり大きな岩場で、ここで伝説のロビンスクラックにトライ。
その伝説では、地元クライマー達がこの課題をロープでトライしていた所、
ふと立ち寄ったロビンスが、ハイキングブーツでオンサイトフリーソロしたと
いうクラックだそうです。 ルートは7mの真っ直ぐ伸びた美しいクラックで
ハンドジャムがバッチリ効きます(10A)。 REIのスタッフがフリーソロして
トップロープをセットしてくれました。 私は、手をボロボロにしながら、
15分程もがいて何とか上に出ました。(泣) こちらはボルトの倫理がとても
厳しいようで、スポーツルートが少なく、ハイボルダールートが多いようです。
よって初心者は皆、トップロープになってしまいます。(泣)

Mt.Woodsonは都心から車で25分くらいなので、皆さんがお越しの際は、是非、
お連れしたいエリアの一つです。 ロビンスクラックの隣のフェイスルートを
11-(甘めか?)をレッドポイントすることが出来たので何とか日本人として
の面目を保ちました。(笑)

それと気を付けなければいけないのが、消費文化アメリカ。食は大変危険です。
常に超特盛り状態ですね。こちらの一人分の量が日本での二食分あるので、
それに慣れてしまうと大変なことになってしまいます。 しかも、私は外食で
その量にも慣れつつあるので、奥さんが渡米するのを首を長くして待っています。 

他にも興味深いクライマー文化の違いが多々あるので追ってご報告したいと思います。

Keep on climbing

石寺