12.10.2015

七沢森林公園

七沢森林公園
ひと山が園地
2015年12月9日 
水曜日

ナイスなとこ

標高差100mある


天候 はれ
member 太郎 ケイ 伊藤記
 
 昨日まっつあんから新しいクルマを譲ってもらいファミリーカーを変えた。Vitaは18年で12万キロとがんばってくれたのだが、そろそろというところだった。まったく故障なしでいままででいちばん優秀な車だったといえる。
 砧公園でケイは久しぶりのマニュアル車の慣らし運転。246号で港北まで走り東名で厚木へ。七沢公園へ。いつだったか駐車場が満員で園内に入らずどこか広沢寺の方へハイキングだかクライミングしたことがあった。
  
 ひと山が公園になっていて遊歩道が縦横しているが雑木はかなり残されている。トレランの人にも人気があるようで注意書きがあった。鐘が岳の向うに大山が大きく見えてたいへん景色がよい。100mほどの高差を上がると山頂だった。
出合ったのは二組4人で平日とはいえ推定杉。

 ランチして帰京。新しいクルマは女性子供専用でスポーツタイプ、で性能が世過ぎ。今日の練習ドライブでケイは、もう慣れた、そう。

長いことありがとう。左の青いのはルノー

シトロエンDS3マニュアル6速。ちょと派手か
おまけ

opel vita 愛

 ヴィータはドイツ車だが日本人の設計でスペイン工場で作られたと聞いている。ヤナセが一時VW車を扱えないときがあって盛んにオペルを売り込んでいた。世紀末のころの話だ。ヴィータは日本だけの名前で大陸ではコルサなどの名称だった。こないだのスイス旅行では現役で走っているコルサをよく見かけた。

 あと2~3年は乗れるかと思っていたが、なりゆきで近所の工場に引き取ってもらうことになった。故障がなかったというが納車されてすぐ走行中にエンジンが止まるという大不良があってこれはリコールで直ったのを覚えている。その後は順調で電気系統や小さなトラブルなども一切なかった。エアコンがあまり効かなくなって我慢していたのだが、このあいだガスを入れ替えたら回復した。お代はなしでもっと早く変えればよかったな、と思ったことだった。 

 初めての外国車はVWの2世代目かのゴルフだったが新車なのによく故障した。それに比べるとヴィータはほんとに優等生だった。白色のゴルフは7年ほど乗って今は亡きクボちゃんのところに行った。ちなみに最低に近い劣等生はゴルフの次ぎのローバのステーションワゴンだった。このオースチン時代の古いエンジンを積んだモンテゴバンデンブランも14年18万キロ以上乗って愛着だけはあるが、故障の頻度は想像を絶するものだった。結局、新車購入代くらいの修理代がかかったんではないか。

 ヴィータのことで驚いたのは18年間、庭先の屋根のない場所にほったらかしにしてあったのにサビが出てこなかったこと、洗車、ワックスなどもめったにしたことがなかったのにピカピカして艶が衰えなかったこと。まっちゃんからもらったプジョー306がやはり屋根なし駐車で10年ほどで再塗装したというから、ヴィータの塗装は奇跡に近いのではないか。この丈夫さと塗装などのレベルの高さは脱帽するに値する。

 家ではセカンドカーとして活躍したヴィータだが、ローバの次ぎのトヨタのピックアップ拝ラックスを潰してしまい、1年ほどヴィータ1台でしのいだ時期があった。野外活動の足としてあちこち出かけ、車泊もよくしたが、この時に走行距離を伸ばしたはず。山や空の思い出はこのクルマと一緒にある。ファミリーにはそれぞれまた別の記憶があることだろう。

 長い間ありがとう、キミのことは忘れないよ、と肩をたたいてあげたい心境なので、おもいっきりここにヴィータ愛を記した。
 クルマは犬と同じにともだちだ。さよならヴィータ。

 2015年12月 伊藤フミヒロ記