7.14.2017

トムラウシ山

天人峡から1泊2日で往復
スケールが大きい。時間がかかる
2017年7月7~8日 
member 伊藤記

トムラウシ、かなり遠い

チングルマが全盛
ニセコから天人峡に移動

。。。。。。。。。。
前日の6日、ニセコから千歳に戻り下道で天人峡へ移動。芦別の山地を抜けて桂沢湖から富良野へ出る。ハイランド富良野温泉に寄って美瑛の富士マーケットで買い物してから天人峡。
天人峡は谷底の狭い温泉地で廃旅館もあってさみしいところに見えた。柱状節理の岩壁は層雲峡のよう。
天人峡登り口

第一花園と旭岳

道標はほとんどない

小桜とハクサンイチゲ(ポン化雲岳)

7日、早起きして4時スタート。もう明るい。涙壁を上がると平らになって羽衣滝展望台まで、さらに緩い登りで何段も越えていく。左には旭岳が近い。

木道が現れきれいな湿原に出る。第一花園。さらにハイマツの間の細道を登っていくと第二花園。小化雲岳をまいて化雲岳まではところどころ残雪、素晴らしいお花畑が続く。目ざすトムラウシは黒っぽい山容ではるか遠くに見える。

ヤマケイの古いガイドブックでは化雲岳まで7時間とあってそのとおりの時間がかかった。ここまで下山の人2組5人に会うのみ。化雲岳からはメイン縦走路なのでときどき人と会う。
化雲岳でメインコースと合流

トムラウシまだまだ遠い

庭園エリアからトムラウシ、もうすぐ

ヒサゴ沼分岐で12時。道標にザックの中の重いものを出してぶらさげてからトムラウシ山へ向かう。

お花畑と残雪、湿原のひろい尾根を行く。大岩帯や池、湿原など火山らしい複雑な地形が現れる。なんとも歩きにくい道で山頂まで2時間半かかった。山頂下の北沼は大きくて立派な火口湖。山頂着2時半。二人いて立ち話する。ひとりはトムラウシ温泉から日帰り、もうひとりは南沼にテント泊の人。
北沼と頂上。もうすぐ

トムラウシ山頂も火口外輪山となっている

景色がよいので30分ほどのんびりして往路を戻る。ヒサゴ沼の小さな雪渓を下って湖畔の山小屋着5時30分。13時間行動だが疲れはあまりない。ゆっくり歩いたせいだろう。小屋は30人ほどの客らしい。団体ツアーが二組。管理の人はいないので自主管理というところ。小屋の前で広島のガイドの人などとくつろぐ。
ヒサゴ沼

2日目朝、化雲岳に登り返す

8日。今日も好天。軽い食事をとって5時スタート。朝日の中、化雲岳まで緩い勾配の雪渓を登る。気温は10度くらいか雪は柔らかい。
化雲岳からは昨日のルートをそのまま下る。天人峡着12時。下りも時間がかかった。


お花畑はポン化雲岳がいちばんか

ナビと相談して美瑛経由上富良野の十勝岳温泉へ。
露天の名湯吹上の湯でのんびりする。快適な温泉と静かな広場で何日も滞在できそうなところだ。明日はカミホロカメトックと富良野岳に登ろう。