6.09.2012

西臼塚の蒸気噴出風穴


西臼塚の蒸気噴出風穴
2012年6月8日 くもり
member 太郎、伊藤フミヒロ記

コウモリ発見

写真を見ながら探す

明日は雨でそろそろ梅雨入りらしい。今日の晴れ間は貴重かもしれない。昼前に太郎と出かける。時間がおそいんで高速フル利用。1時には西臼塚駐車場。須走あたりは日が射していたが富士山南面、とくに中腹はガスが濃い。
ローカルのRさんのブログで、この冬このあたりで蒸気を上げる風穴を見つけた、とあったのでそれが見たい。溶岩洞穴や風穴をいくつか富士の山麓で見たけれど蒸気が噴出しているのは見たことがない。いまどきこれはかなりニュースだ。
ブログの写真と見比べながらそれらしいあたりで風穴を探す。冬に行ったときは蒸気が立ち上っていたとか。トレイルからは見えないらしいから、蒸気や湯気でもないと発見は困難だろう。1mほどの竪穴らしい、ということは、砂浜でコンタクトレンズを探すようなものか。太郎がしきりに引っ張るのでついていくと、たまたまか、らしい場所に出る。目印のテープがあって、その下に風穴発見。ラッキー。
確かに直径1mくらいの長円形の深い竪穴。溶岩樹形のように見える。湯気や蒸気は見えないが竪穴の真っ暗な底から湿っぽい風が吹き上がってくる。冬なら外気温との差で蒸気が上がっても不思議ではなさそうだ。
無臭で火口の噴気ではなさそう。カメラをかざして写真を撮る。スポッと落っこちそうでロープでアンカーをとりたいところ。ストロボをたいて撮った写真を見てみるとなにか生き物が写っているよう。目を凝らして穴の中を覗き込むと、数匹のコウモリが飛びまわっている。
 西臼塚は寄生火山としては古い方、広葉樹の大木が生い茂る森になっていて過去の活動跡はあんまりない。とはいえ山頂にはお皿のようなきれいな火口があって中腹には子供の火口かと思われる窪みもある。それなら風穴くらいあっても不思議はないだろう。しかしこの蒸気の正体はなんなんだろう。そしてなんで噴出してるんだろう。
小さい。溶岩樹形だと思うが、暖かい風はどこから出てくるんだろう

こんもりとやさしいシルエットの西臼塚

ロコのRさんが1月に温度計をぶら下げて風穴の中を計ったところでは14度、温度計は深さ8mまで下げることができたそう。
コウモリが住んでるくらいだから、暖かい風が噴きあがってくるだけで、安全なところなのだろうが。風穴自体は古いものに見えるが蒸気の噴出は以前からあったのか。風穴自体がいままで知られなかったものだからそこが不明だ。
西臼塚に上がり、お鉢めぐりしてあちこち散歩する。霧が立ち込めてファンタスティックだ。それにしてもここは古い歩道があちこち張りめぐらされていて迷路のよう。飽きずに歩き回ることができる。その歩道もここ数年続く大雨で傷んでいるところも多い。大宮林道に下って駐車場に戻る。だれにも合わなかった。4時終了。

富士山を知る見るハイキングガイド伊藤フミヒロ

俺が見つけてやったあ

大宮林道は、富士山スカイライン以前の道で、戦前に富士宮側から太郎坊まで拓かれた道らしい。
…御料で開かれたトラック道で、御殿場口の太郎坊から水が塚、浅黄塚を経て大宮口の1合目に通ずる…1200mの圏を通る立派な水平道である。薪炭の運搬などのため拓かれたものであろう。冠松次郎昭和17年の記事

Rさんの蒸気噴出ビデオ2012年1月撮影

http://www.youtube.com/watch?v=I1efoPK5z7I&feature=colike




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