10.01.2015

百蔵山と扇山

百蔵山と扇山
峠と古道
2015年9月29日 
火曜日
天候 晴れ
member 太郎 伊藤記
道端にはキノコと栗が多い

もうひとつの逢坂峠(宮谷峠)

宮谷の遺跡

 郡内三山のふたつ。郡内は山梨の天気予報では富士五湖・東部地方と言われるあたりで御坂と大菩薩連山を境にした東、南。百蔵山も扇山もハイキング山として有名。中央線の駅から登り下りができるのが人気らしい。
 中央道の上野原で降りて猿橋から山へ向かい大月市の運動場パーキングに停める。百蔵山登山口というバス停がある。8時にスタート。
 住宅街の坂路を上がり中国ぽい寺院の先から山に入る。植林帯の急坂を上がり、展望台経由主稜線に出る。雑木の林に変わり明るい雰囲気。
とんがりピークの百蔵山


百蔵山山頂

扇山山頂
百蔵山の山頂は富士山方面が切り開かれている。雲か霞みか、富士山か、うすぼんやりとした景色だ。山頂でひとりハイカーに会う。9時45分。
 扇山までは稜線縦走。急坂の下りになってコタラ峰、宮谷の分岐と続く。分岐は宮谷と浅川を結ぶ古道で、帰りはここを下る予定だ
 峠のむこうさん、のレポートでは、宮谷から2本の道が上がってきていて、宮谷分岐がそのひとつ。その東側にも忘れられた古道があって逢坂峠(宮谷峠)を越えて浅川に下れるという。峠には江戸時代の馬頭観音があるらしい。ハイキング道から外れて脇道に入らなければならないようだが、うっかりして見逃す。
 きれいな森が続く尾根を行く。カンバノの頭からはモーレツな急登で大久保山、そこからはゆるい勾配で扇山山頂まですぐ。山頂にはひとりとふたりと数人のグループがランチしていた。12時。
 富士山が見えればいいという感じの切り開きがある。カヤトの展望のよい山頂を想像していたのだが。
宮谷からの扇山

郡内三山

青が宮谷から浅川への古道。葛野川からコタラ山への道もあったという

 往路を戻り宮谷分岐から下山。13時45分。古道らしい凹状の山道を下るとすぐに宮谷川の沢に降り立つ。林道を歩いて宮谷の集落。縄文時代の竪穴住居遺跡を見る。3000年以上前のものだという。このあたり日当たりがよく、桂川をはさんだ都留、道志の山の展望もよい。諏訪神社経由で運動場パーキングへ。3時半終了。
 松姫トンネルを越えて毎度の小菅の湯へ移動。太郎も歩き疲れた様子なのでのんびりする。


峠のむこうへ、さんのレポート●逢坂峠(宮谷峠)
http://homepage3.nifty.com/tougepal/miyatani.htm

峠のむこうへ、さんのレポート●コタラ山と指先地蔵
http://homepage3.nifty.com/tougepal/kotara.htm


参考

中央道上り線からの扇山

談合坂上り線SAからの不老山