5.23.1998

小川山の岩登り

小川山の岩登り、新ルートを登る
完璧な父をオンサイト!
 
CHOKAI peak
 
1998-5-23.24
KIM GROUPE
ちゅう、やっちん、くるみさわ、汽車

23日
9時半ころ廻り目平の駐車場に集合。
シーズン始めということで、去年秋に登ったガマスラブ2P目脇のエリアへ。
KC’Sバナナケーキ10a、ハート&ソウル等を登る。快晴であたたかく、気持ちよい。裸で
登るひとも。
左奥の、ごめんねエッちゃん10B、ウイスキーキャット10aも登る。
去年の10月10日のメニューとほとんど同じ。技術は間があいているせいか落ちている。


午後、父岩へむかう。
岩壁の父のとなりの新ルート完璧の父10bをのぼる。やっちんは上部で敗退。ぼくは去年ル
ート製作前にトップロープであっさリ登った覚えがあるが、今回は初リード。出だしは難し
い。1メートルほど右上のステップからでないととくにむずかしいだろう。そのさきのマン
トル部分は知らないと頭をつかうところだ。終了点ちかくがけっこうこまかい。10cといっ
てもおかしくないのでは? 
ロワーダウンでおりるが、うっかりしてビレイ環をロープがすっぽぬけ墜落。幸い怪我なく
すんでよかった。27メートルのルート長があるので、基本的にロワーダウンはヤバいのだ
。このルートは。

24日
母岩の新ルート、最左のサドンスラブ10aをのぼる。ボルト3本の短いるーと。けっこう難
しいかも。
小川山ストーリーへいくと、ヘンリーバーバーがきていた。写真をとったりして、彼の登り
をみる。ゆっくりと確実なうごき。
昨日カサブランカをヘキセントリック6個だけでオンサイトしたという。今朝はクレージー
ジャムをやはりヘキセンだけ使ってオンサイトしたという。
すごいおやじだ。
雨がふってきたのでかえる。
森光はバーバーにつきあって雨のなかいやいや小川山ストーリーをのぼらさられていたよう
だ。

5.05.1998

北ア・栂池-雪倉岳ツアー

北ア・栂池-雪倉岳ツアー
雪不足に泣く
 
yukikura peak
 
1998-5-2.5

メンバー 田中、岡本、榎本
5/2 天気 曇/ガス
栂池ゴンドラを降りて天狗原を目指す。林道は、かろうじて雪が残りシールで
歩いていく。成城小屋過ぎからガスが濃くなり、天狗原では視界30mほどか。
当初の予定である白馬方面は諦め蓮華温泉へ向かう。振子沢は前半はよかったが、
高度は下がるにつれ、雪がきれはじめる。雪のある所をつないで何とか林道に出て
蓮華温泉へ。すでに、かなりのスキーヤーが来ていた。

5/3 天気 雨のち曇
天候の悪化が予想できていたので、今日は休息日。蒲団と温泉と食堂
の間を行ったりきたり。

5/4 天気 晴
7時15分頃、雪倉へ向けて出発。他にはスキーを担いだ2パーティがいる。
雪のあるときは兵馬平まで滑るのだが、今年の雪では望むべくも無い。瀬戸川へ
降りるルートもやぶ漕ぎの様相であった。スノーブリッジは十分渡れたが、
周りを見渡しても雪が少ない。沢の狭い急斜面では、幅1m弱しか雪が残ってなく、
両側は穴が空き、その下では急流が轟々と流れていた。もし雪が切れてしまったら、
両側は高い岩場なので苦労しそうだなと思いながら慎重に通過する。さらに登り
やぶを乗り越えるとやっと雪倉の大斜面が一望できるようになった。先行していた
パーティーを追い越し、13時過ぎに頂上へ。

天気は素晴らしく、多くの山々の黒い姿(^_^;)が目に入る。この時期なら、もっと
白いはずなのに…。

他のスキーヤー達(20名くらい)の到着してきたので、真っ先に滑降を開始した。
雪が少ないとは言え、雪倉の東斜面は広い大斜面が続いている。ほとんど一気に滑り
降りる。沢に入り、雪渓の穴に落ちないようにターンを繰り返す。狭い部分の雪も
何とか残っていて、仲間のひとりは落ちそうになったが、無事通過。スノーブリッジ
からは、
板を担いで、温泉とビールを目指しての歩きが待っていた。蓮華温泉に16時15分
到着。

5/5 天気 晴
蓮華温泉の裏手から白馬大池を目指す。一部夏道を歩いたが、大部分は雪の上を歩く
事が出来た。白馬大池から更に小蓮華の手前、2600m付近まで登り、南側斜面に
滑り込む。斜度はあるが快適なザラメ雪であっという間に高度を落とす。平坦部に
出てから栂池自然園へ向かう。下りの林道は、所々雪が切れている。板を担ぎ、
ゴンドラ駅まで戻る。

 ( 榎本 康二   )