3.21.1998

火打山から笹倉温泉

火打山から笹倉温泉へ春スキー
終点の温泉がグー、なかなかオツなルート
 
IN KOYAIKE HUT
 
メンバー クロ、なべ、高村、木俣,汽車
1998年3月21日から22日


先秋、高速道路が妙高まで通じ、東京を朝500に出て、900には,杉の沢スキー場の
駐車場でクロちゃんに会うことができた。妙高、志賀など,この冬のオリンピックのおか
げでずいぶん近くなったものだ。
新設のゴンドラと三田原高速第三リフトと乗り継いで,標高1850メートルまで,あっ
という間。降りたところで、ナベ、木俣、高倉氏と合流。
ちょうど、ここの主、ヒュッテの築田さんと矢野君たちも登ってきた。彼らは雪洞講習会
とやらで生徒を3人ほどつれている。
三田原山までは1時間とちょっと。ラッセルもなく快調だ。シールを外し、クラストした
滑りにくいスロープを黒沢池まで滑り込む。名人たちもこの雪では初心者のようだ。
ちょっと登りかえして、再びシールを外し、高谷池ヒュッテに到着。3時。
視界があればどうということのない道のりだがガスられたりしたら、ヒュッテを探すのに
右往左往するところだ。
冬季小屋は素泊まりで1000円。今夜の同宿はゼフィルスの沼のさんと中年の夫婦。酒
盛りしてミーティング。
高村氏が明日天気がよければさっさと笹倉温泉まで抜けようと提案する。明日はこの周辺
で遊んで、翌日笹倉というプランだったが、天気模様とお酒の残り具合を見て、その案に

賛成する。

23日
700前には小屋を出る。視界はあるが、火打山のあたりはガスにかくれている。火打山
までは各自好きなルートをとる。アイゼンをつけるもの、スキークトーを使うもの、あく
までシール登行するものなどまちまち。
1時間ちょっとで頂上。視界はあまりない。シールをつけたまま、おそるおそる影火打と
のコルまで下る。コルでシールを外し下り始めるが,ガスのため、ルートが判然としない
。30分ほど様子をみて,ガスの切れ目を待つ。ルート発見。
地図上で等高線の緩くなっている滑り台状のスロープに入る。まずまずの雪質。2000
メートル地点で隣の小尾根をこえて大きな沢にはいる。デブリがあちこちにでている。急
斜面をくだり快適に滑っていくと、急に平坦地にでくわす。クライマックスは過ぎた。
大休みして、野のテレマークにモード変更。
ガイドブックとおり等高線に沿ってトラバースすると深い谷にでくわす。賽の河原という
ところ。川底まで転げ落ち、対岸をよじ登る。アマノ平に滑りこみ,数本のトレイルを発
見。トレイル沿いに快調に滑る。林道にでくわし,笹倉温泉を眼下にのぞむ。笹倉温泉の
駐車場まで雪が切れることなく滑走できたのには感激した。ふと時計をみれば、まだ13
30。妙高に周回できる時間だが、評判の笹倉温泉に泊まってみたいとみんながいう。
格安で親切で綺麗な建物と部屋、温泉と料理は天下一品で,いうことなしの宿だった。
夕方から雪になり、一晩降り続いたからこの日の下山は正解だったのだろう。
北陸,信越線をつかい車を置いてある妙高の駐車場に戻ったのは翌日の昼前だった。

火打山鍋倉谷

1998-4-4.5

メンバー
田中俊之、津田浩司、飯沼慶二、野村みどり、榎本康二

この土日、火打~笹倉に行く予定でしたが、先週の寒波で、山は
アイスバーンになっており(三田原の登りでかりかり状態)、
このまま行っても楽しくないという判断で、高谷池ヒュッテから
鍋倉谷を降りて、笹が峰へ降りました。

しかし、鍋倉谷のルートも、最初の滑降はなかなか楽しく滑れて、
良かったです。笹が峰を延々歩くのはさすがに疲れましたが、
1日をフルに使ったツアーとなりました。

ただ、今年は雪が少なく、惣兵衛谷との合流あたりで谷は割れていて
スノーブリッヂを渡るか、高巻を巻くかする必要がありました。

高谷池ヒュッテは、スキーヤーでいっぱい。30人以上が泊まると
いう盛況でした。我々は、すでに笹倉は中止にしていたので、4階で
のんびりと寝ましたけど。

今回のトラブル
スネークスキン:硬いバーンの登りで効かない。
        取り付けバンドが切れる。