5.28.1995

スノーボード富士山滑降富士吉田口編


SNOW-BOARDING AT MT.FUJI
山で舞うならスノーボード、富士山滑降
富士宮口編
   .
ガ、ガ、ガーと滑って、おしまい 写真=久保田賢次
 
1994年5月28日
朝800に富士宮口5合目出発。天気はよい。4時間で頂上。まわりにはテレマークス
キーヤーが多い。

メンバーは森光、久保田賢次、とぼく。ボードで下るのははじめて。この時期スキーで
くだったことはなんどかある。前の年にも知り合いが滑っているので条件さえよければ
問題はないはずだ。

雪がやわらかくなるのを頂上で待つ。1時にスタート。あっという間にくだってしまっ
た。山スキーやテレマークより早い。悪雪にもつよく、あまり疲れない。スキーより楽
だ。3時に車にもどった。

ミニスキーのひともいた。いろんな道具で春山をたのしむのはいいことだ。
アイスバーンにさえなっていなければ、富士山のダウンヒルは楽しめる。


富士吉田口編


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ガ、ガ、ガーと滑って、おしまい 

1995年またも5月28日

Momo is now writing

5.13.1995

富士山須走口スキー

SKIING IN SUBASIRI ROUTE IN FUJI

1995年ころだとおもいますが、調査中
富士山須走口
頂上までは長い
 
 富士さん
 
富士山須走に行ってきました。
須走は、五味さんと何度か行きかけたことが、ありましたが、少雪や、天候に阻まれ
ていました。

御殿場在住の長坂さんのお誘いに、乗って行ってみました。
5月13日曇り 天気はかんばしく無くガス、9時遅めの出発。茶屋の奥の神社より、樹
林の中は、雪が残っていて、シールで歩き出しました。途中で右側の沢状のほうにル
ートを移り、あとは、登るだけ。ガスの上にでました。急になって、だんだん右にル
ートをとり、吉田の方の登山道が見えてきました。

3300m8合の小屋ちょっと下で3時になり、やめました。下りは、時間が遅かったか、
気温が上がらなかったか、バリバリで、上部は私の技術では、苦労しました。斜度が
緩くなる頃、雪も緩み、重い雪だけど、まあまあ快適でした。下部は、徒渉ならぬ徒
岩で残った雪を拾い駐車場の100mほど上の2100mまで降りることが出来ました。駐車
場に着くと、たちこめていた雲もすべてはれ、須走の全貌が現れました。
河口湖畔で富士山全体が見えましたが、雪が随分下に長いように見えました。

長坂さんの話では、2週間ほど前に来た時、3000mまで登って、駐車場まで滑って降り
たそうです。その時、犬を連れたテレマーカーが1人途中まで登って、降りていった
、と言っていました。ヤマケイの伊藤さんでしょう、と言っておきました。冬でも降
雪後、途中のゲートから駐車場の上位まで登って、楽しんでいるそうです。

御殿場でゆっくりしていきたかったのですが、次の約束があっったので、峠を越え、
トンネルを越え、次の山に車を走らせました。

5.03.1995

Haute-route in Japan-Alps

Haute-route in Japan-Alps
日本のオートルート、立山~槍

ito KISYA
1995年5月3日  (山と渓谷誌に掲載)
槍沢をすべる 


 ゴールデンウイークの北アルプスにはスキーを持って行くのがいい。
春のざらめ雪は快適なシール登行を約束してくれるし、下りは痛快のひ
とこと。雪のない時期では考えられないようなスピードで山やまを駆け
抜けることができる。ときに山は冬の姿に戻ることもあるが、そのあと
には素晴しいパウダースキーイングが待っている。
 
 立山、白馬、乗鞍など、スキーで遊びたい北アルプスの山はたくさん
あるが、いちどトライしてみたいのが、立山から槍ガ岳までを縦走する
”日本のオートルート”。

 これは長くて、そして面白い。真冬には人を寄せつけないロングルー
トだが、春には格好のスキールートに変身する。、ゴールデンウイーク
に営業する山小屋も多く、それらを利用して、ちいさなパックで軽快に
行動することができるのもうれしい。
 
1995年5月3日早朝、立山室堂を三つのグループが槍ガ岳をめざし南下
を始めた。二つのグループはテレマークスキーで、もう一つのグループ
は全員が山スキー。利用できる山小屋は限られているので、順調に進め
ば全員がおなじ行程をたどることになる。ちょっとした山岳ラリーの雰
囲気だ。
 
 初日はガスと小雪の悪天。ルートファインディングに苦労しながらや
っとこさ、五色の小屋にたどり着く。
二日目は高曇りで展望あり。薬師岳越えの長い一日。天気が崩れること
もなく大助かり。足が棒になるころ太郎平小屋へ入る。テレマークチー
ムの後発二人が神岡新道から北ノ俣岳経由で合流。この夜、雪。
 
 三日目。停滞か? 朝食後、薄日がさしてくる。歓声とともに出発。
まばゆいばかりの新雪をラッセルしながら双六小屋をめざす。黒部五郎
岳のカールを小さな雪崩とともに滑り降り、極上のパウダースキーイン
グを楽しんで、四時には、全チーム、暖かい双六小屋へなだれこむ。抜
きつ抜かれつを繰り替えすうちに三つのチームも渾然化し、小屋ではビ
ールが飛び交う。
 
 四日目。槍ガ岳を越える日だ。時間切れの数人が新穂高へくだる。槍
ガ岳組はスキーをパックにくくりつけて、西鎌尾根を行く。槍岳山荘で
ランチのあといよいよ最後の大滑降、槍沢をくだる。滑りがいのある大
斜面だ。槍沢ロッジでスキーをぬげば、このスキーラリーも終点ま近か
。横尾で休む者、気合いを入れていっきに上高地まで下山するものさま
ざまだ。

 比較的天候に恵まれ一日の停滞もなく行動できたのはラッキーだった
。何度もこのルートにトライして、悪天に阻まれた人も多いからだ。 
 


5.01.1995

月山と湯殿山、至仏山

月山と湯殿山、至仏山
春山はボードのほうがお気楽でよいか
 
GASSAN
 
1995-5
 春山スキーはたのしい。があのザラメ雪をざーっ、ざーっと滑り降りる感覚はアキがくる。パウダー
のような良質な滑走感がザラメにはない、といったらぜいたくだろうか。
 そんなわけで、毎年5月中旬恒例の月山キャンプにはボードでいくことにした。ほかに光さんなども
 ボード持参だ。

月山
 喧騒の月山スキー場をさっさとはなれ、ボードを背にツボ足でぐんぐんのぼる。シールつきのテレマ
ークにおくれはとらない。頂上から行人小屋方面にしばらく下り、四ツ谷の壁の上にでる。いきなりが
んがんくだる。一部ノドのようにくびれたところがあるが、横滑りでくだる。クレバスもあるからよく
見ないといけない。スキー場までの長いトラバースに耐え、駐車場へすべりこむ。

湯殿山
 翌日。志津のキャンプ場1000発。再びリフトでのぼり、姥ガ岳山頂までひと足。頂上から裏側へ大き
くまわりこみ、湯殿山へのコルまで滑り込む。ボードを背負って湯殿山山頂まで小一時間。天気がよい
のでゆっくり休んでから、いっきに真南斜面をくだる。幅広の急な一枚バーン。あっというまに滑って
、おしまい。未熟がゆえの転倒あり。昨日の月山の四ツ谷の壁よりも急だ。
 志津までのだらだら下りはボードには苦痛。はずしたり、つけたり、はずしたり、と大汗かいてBC
 着。

至仏山
1995-4
 ボード向きの山というのがあるのなら、それは、ボード背にいっきにのぼって、いっきに麓まで下れ
る山だろう。のぼり下りが多い起伏のある山ではなく、富士山のように絵に描いたような山がよい。で
、至仏山。
鳩待峠までの道があいた直後。0900峠からぐんぐん登る。ツボ足でいけるこの時期は山ボードには最適
だ。途中、時間調整のため、少し滑ったりしながら、1200頂上着。天気がよいからスキーヤーがいっぱ
いいる。知り合いのテレマーカーも何人か。ワル沢を少しすべり、また登りかえし、ムジナ沢側へでて
山の鼻へくだる。雪がきれているところはなかった。

 鳩待峠に戻る道でワル沢を滑ってきたという二人のボーダーにあった。どうやって川の渡ったのだろ
か。

1997-5-5  久保田賢次(DCCC)
2月に一度ゲレンデにいったきりごぶさたしていたスノーボード。
このままシーズンを終わるのもしのびなく、5月5日の子どもの日に、自分の子どもたちはほった
らかしにして至仏山へ山ボードにでかけました。

今年は積雪も少な目と聞いていたので、もうあまり楽しめないかなと思いましたが、案の定、多
くの人がめざすムジナ沢は雪も少なく山頂付近からの滑降は無理、下部も植物への影響が心配され
るので、ムジナ沢はやめにして鳩待峠方向へとダイレクトに降りるワル沢を滑りました。滑り出し
はガスに包まれていたのでやや不安でしたが、ブッシュもほとんど気にならず快適に滑れました。
沢型がはっきりしてくる下部は流水もでてきたので歩きに変えましたが、なかなか満足の行く山
ボードでした。