7.25.2014

富士山お鉢めぐり

富士山吉田口
2014年7月24日 

member 伊藤フミヒロ 記

運動靴で軽装の人が多い

外国人が多い。お鉢めぐり

天候 晴れ
 朝6時、富士吉田インター脇の駐車場からシャトルバスで上がる。駐車代1000円とバス往復1850円。任意だが富士山保全協力金1000円お願い、のテントも乗り場前にある。ほかの山にはないドネイション。
 高曇りだが山頂が見える。バスもガラガラでこの時間に登る人は少ないようだ。7時にスタート。風もあって涼しい。8合目で須走ルートと合流して少しにぎやかになる。1時前に吉田山頂。明日は富士登山マラソンらしい。準備の人がいた。右回りでお鉢めぐりして剣ヶ峰。浅間大社奥宮は解体修復中だった。2時に下山口に戻りスタスタ下って4時半終了。半分近くが外国人のように見える。子供も目立つ。
紅富士湯に寄ってから、吉田道駅で仮眠。
 翌朝。富士宮ルートも登るつもりだったがモチベーションが消えていた。体調は絶好調だが、夏富士はもういいかの気分。北口浅間大社を見に行く。登山マラソンの給水スポットになっていて準備中だった。予報で吉田は最高気温35度になるという。異常天気らしいのでそのまま帰京。

参考
この日の富士登山マラソンの記事
 世界文化遺産の富士山(標高3776メートル)の山頂を目指して、ふもとの山梨県富士吉田市から駆け上がる富士登山競走が25日、行われた。今回で67回目。標高差約3千メートルの「山頂コース」(約21キロ)のほか、標高差1480メートルの「5合目コース」(約15キロ)もあり、計3560人が健脚を競った。フランスやドイツなど海外17カ国のランナーも参加した。

 この日の富士山は快晴。午前7時に富士吉田市役所をスタートしたランナーは、肌を焦がすような日差しを浴びながら、約12キロ先の2合目までは走り、以降の急な登山道は早歩きで登った。山頂コースは7合目付近から急勾配の岩場が続く。一般登山者に気を配りながら、体力の限界に挑んだ。

 山頂コースで制限時間ぎりぎりの4時間28分で完走した神戸市の会社員、野田良輔さん(35)は「月間200キロ走り、毎晩12階マンションの非常階段で、おもりを背負い1時間歩きました。9合目からダッシュをかけた時は、いくら深呼吸しても酸素が入って来ない感じでした」と喜びをかみしめていた。

 山頂コースで男子の最高記録は松本大さん(30、長野県)で2時間47分45秒。女子はルース・シャーロットさん(25、ニュージーランド)で3時間11分44秒だった。

7.07.2014

大雪山と十勝岳

大雪山
当麻乗越

旭岳山頂 石楠花群生
2014年7月1~日 

member 伊藤フミヒロ 記

天候 晴れくもり
7月1日 火曜日
旭川行きの645のANA便、機体はairdoだった。トヨタのヴィッツを借りて愛山渓へ。内装工事中で今月は休業の事前情報どおり。11時スタート。登山客は夫婦連れが一組。沼の平まで上がる。1時。残雪とチングルマ。リスとカエル。山はガスで山頂部は隠れている。当麻乗越まで上がる。2時。旭岳のロープウエーが見えた。往路を戻る。3時半終了。遭ったのは二人だけでなんとも空いている。2時間で旭岳温泉へ移動。白樺荘イン。
 いつだったか愛山渓からみんなでスキーで入って当麻乗越の先で雪洞キャンプしたことがあったがあれはどこらへんだっただろう。安足間岳には登って滑ったはず。
旭岳

7月2日 水曜日
下は晴れているが旭岳は雲の中。9時ころのロープウエーで上がる。3月にとくちさんとスキーできたときは天気が悪く小屋までであきらめた。何年か前もミゾベさんなどと来て小屋であきらめたことがあった。雪のない風景は別の山のよう。高山植物は今が見ごろのようでツガザクラ、桜草(エゾコザクラ)などなど。観光の人が多いが登山の人も。外国人が目立つ。自衛隊の団体登山といっしょに登る。ニセ金庫岩で天気待ちしていると青空が広がってきた。山頂からは四方をひととおり見渡すことができた。黒岳が見えた、明日登ろう。山頂一帯は背の低いシャクナゲで満開。1時下山。昨日登った当麻乗越の岩塔が見えた。3時にロープウエー下駅で終了。上駅からの下山道はかなり悪い。アオダイショウがいた。白樺荘は快適。客は外人と団塊が多い。


7月3日 木曜日
層雲峡から黒岳を目ざす。ロープウエー利用の人気コースで人出が多い。10時ころのロープウエーとリフトで上がる。11時スタート、13時黒岳山頂。にぎやか。ウコンウツギ、コマクサなどなど。旭岳まで見える。凌雲岳、北鎮岳、中岳、間宮岳、桂月岳北海岳、白雲岳、烏帽子岳。黒岳避難小屋上まで行くとお鉢平の様子がよくわかった。ロープウエーまで歩いて下って、3時に有名な?層雲峡ユースに入る。登山者と外国人ばかり。
黒岳避難小屋上から凌雲岳、北鎮岳、中岳

白雲岳から旭岳、間宮岳、中岳


7月4日 金曜日
まわりから登山情報をあれこれ教えてもらったので、銀泉台から白雲岳を目ざすことにする。5時半、バス便の前に車で出かける。大函を見て7時に銀泉台着。10台くらいが入山していた。
7時スタート。赤岳、小泉岳と花が満開のコースで人気があるようだ。白雲岳11時。四方がよく見え大雪山の様子がわかった。シマリスがいた。13時に銀泉台に戻る。
旭川空港の脇を抜け、美瑛のふじマートで買い出しして1730十勝白銀荘イン。どこもかしこも中高年ばかり。利用した宿3軒がすべて山屋御用達なのでそうなるのだろう。
美瑛岳 エゾツガザクラ

富田ファームからの十勝岳と美瑛岳、美瑛富士


5日もレンチャンでハイキングしてわしは疲れました、、

7月5日 土曜日

朝から雲が低い。予報は晴れ、なんで十勝岳を目ざす。望岳台7時前スタート。去年の秋のパラグライダー旅行で望岳台から十勝連山を眺めて登りたいと思ったのがそもそも。昨夜、百名山夫婦から教わった情報では十勝岳から美瑛岳を周遊するのがよいらしい。十勝岳まではグループやファミリー登山でにぎやか。火山礫の山であちこちに火口がある。山頂部はガスのまま1030に2077m山頂。そのまま美瑛岳に向かう。
 砂漠地帯から徐々に草木のエリアに変わり、美瑛岳手前では見事なお花畑が現われた。ガスが流れときどき山稜が姿を現す。1300に美瑛岳。急な悪路を下って雲の平経由16時に望岳台。変化に富んだよいルートだ。
 お花畑も素晴らしいが、驚いたのは十勝から下山口まで遭ったのは二人だけだったこと。逆コースのトレラン中年と若者のトレッカー。北海道の山は空いている。

7月6日 日曜日
休養日。ラベンダー畑でソフトクリームをいただき、上富良野八景のうち4つほど見て回る。
翌7日旭川発ANA午前便で帰京。東京はまだ梅雨空だった。

赤岳からのパノラマ動画10秒



参考

 桂月岳は大町桂月にちなんだ命名だそう。桂月の「層雲峡より大雪山へ」は大正10年の登山記。比布から歩き出して大雪を縦横して天人峡まで、一週間ほどの踏破行が美文調で書かれている。一行の足回りは草鞋だったが擦り切れて苦労したなど、パイオニア時代の様子が面白い。冒頭の一行は以下。
「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳の大さを語れ。」
青空文庫に全文あり。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/49598_35560.html

参考
1993正月の写真3点 伊藤ヒロユキ写真


安足間山頂から旭岳


沼の平から安足間目ざす

中岳温泉のキャンプ、みぞべ、ひろゆき、いとう健ちゃん