7.22.2021

天狗岳(八ヶ岳)

佐久側から。森林軌道があった

7月18日 日曜日

member itokisya

登り5時間くらい

みどり池と稲子岳?と思ったら天狗岳だった。このあたり古い火山だらけ

すり鉢池あたりから天狗岳西峰と東峰

東天狗山頂。夏山日和


南清里道の駅は以前も寄ったことがあるが、とにかく寒いところ、冬。

夏はいい。起伏のある広い地形で、谷にあるので夏は日照が少なくて涼しい。


国道(佐久道)を走って松原湖経由リエックススキー場のさきで稲子湯の方へ曲がる。すぐにみどり池方面へ登る唐沢橋登山駐車場がある。


6時に着いたら数台先着していた。

初めてのルートで楽しみ。北八ヶ岳の森を行く。途中に森林鉄道のレールが残っているところがあってわくわく。


軌道跡は、何か所か登山道を横切っていて、しらびそ小屋のあるみどり池まで続いているようだった。


駐車場からしらびそ小屋まで標高差600m、2時間かかる。


しらびそ小屋は中村みつをさんの絵で見て一度来てみたかったところ。いいところでした。

北八らしいアプローチ

しらびそ小屋。元飯場かとおもったら元売店だった。森林軌道よりも登山道の方が古い

東の佐久側には金峰山や御座山。見事な樹林帯の中にみどり池

硫黄岳の爆裂火口が目前。こんど本澤鉱泉から行ってみたいね


小屋から中山峠までは標高差250mだが2時間。峠手前はモーレツな急登で、どうも火口壁をまっすぐ登っているらしい。

中山峠で八ヶ岳の主稜線にでていきなり人が増える。日曜日だった。


天狗岳へは火山岩が凸凹するあるきにくい道を行く。前も後ろも、横も好展望で夏山らしいハイキング。


東天狗岳(2650m)11時。

30分ほど休んで登ってきた道をもどる。

渋森林軌道。枕木まで残っている。残置されたのが謎。
諏訪側の原村にはガソリン車軌道があるよう


伐採時代の切り株が点々と残っている。十勝や椹島、屋久島みたい。略奪林業はいまできない。とはいへカナダ杉など外材はすべて略奪ものらしいのだ


軌道の地図写真。ネットで見つけた。以下のコメントあり。

この軌道の廃止は昭和34年の台風がきっかけでしたが、その後倒木処理などの関係で暫く使用、民間業者が使うような話があったため撤去されることなくうやむやになってしまったものと思われます。

昭和34年の台風とは伊勢湾台風かな。地図は営林署筋のものらしい

当時の写真。上りは馬、下りはブレーキかけながら下った。
松原湖の観光協会に展示されているらしい。そういえば西沢渓谷にも同じ軌道があった



みどり池で休んでいたら声をかけられた。植物写真の高橋修さんだった。ファンを数人連れている。奥さんの若菜晃子さんも有名だが高橋さんも活躍中のようす。

下りで長靴を履いた小屋のおばさんと一緒になった。小屋はその昔は売店だったという。そばに林業の小屋があったそう。森林鉄道やシカ害のはなしを聞く。どうもおばさんは僕と同学年らしい。

3時に唐沢橋の駐車場に戻った。

近くの八峰の湯露天風呂からは八ヶ岳の東面の連なりがよく見えた。

野辺山駅に寄ってから再び南清里道駅にイン。翌日帰京。梅雨明けの好天はまだまだ続く。


以下パノラグラム作品




笹子雁ケ腹摺山

笹子トンネルの真上にある

2021年7月17日 土曜日

member  itokisya 記




梅雨明けで好天がつづくらしい。涼しい風の吹く山へ行こう。

中央道大月で降りて旧甲州街道を笹子峠まで。戦前に開通した古風な笹子隧道、脇にパーキングがある。9時スタート。

ひとのぼりすると旧旧笹子峠、大昔から使われた古道だ。

そのまま尾根伝いに行く。右が笹子、左が初鹿野、勝沼で、切り立っている。

南風が爽やか。木々の間からあちこちの山が見える。富士山、三つ峠、本社ケ丸、丹沢。片方は八ヶ岳、金峰山、大菩薩嶺など。


10時過ぎて山頂。木が多く展望はスッキリしないが誰もいなくて静か。そのあたりぶらぶらして、新道ルートで下山。12時。終了。結局人には会わず。標高差は若干300mほど。


雁ケ腹摺山はこのあたりに3つある。

大峠から行く旧500円札富士山の雁ケ腹摺山、大菩薩の小金沢連嶺の牛奥ノ雁ケ腹摺山(長い山名で有名)。それとここ。今日も谷の向こうにみえたはず。


笹子隧道。凝ったデザインに見える
笹子峠。徒歩旅行者と牛馬の行きかった道



一車線の笹子隧道をぬけて初鹿野(甲斐大和)へ下り天目温泉に寄ってから信州へ。

酷暑の甲府をぬけて韮崎から佐久道。南清里道の駅着。

広くて涼しい。