7.16.2019

余市岳 小樽

ゴンドラを使わないと登りがいあり
メンバー 伊藤・記
2019年7月9日 火曜日 北海道7日目

もともとこのあたりに登山者駐車場があったのだろう

林道歩きが長い、下りは意外と早かった

スキー場外れの登山口から余市岳。昔はここまで車で入れたらしい

赤井川道の駅から国道を少しもどるようにしてキロロスキー場へ。いちばん奥のシェラトンホテルの駐車場にクルマを停めて、6時スタート。今日も好天で朝から暑いくらい。ここから余市岳山頂までは標高差950mくらい。ゴンドラは夏の最盛期のみ運行で今日は休業中。

長い林道歩きを1時間以上。キロロスキー場の外れに登山道入り口があった。
森をぬけて小沢を渡り、急坂を上がると見晴らしのよいササ原、ハイマツの尾根にでる。9時ちょうど。ここからひと登りで山頂かと思ったが、櫛形の意外に大きな山容で頂上に着いたのは10時。
ハイマツ尾根から見る余市岳、山頂は右奥かな

見晴らしのいいササとハイマツの尾根。花もけっこうある

300名山の人とマウンテンバイクの人

キロロスキー場トップと朝里岳

羊蹄山やニセコ連山が近い。朝里岳、無意根山、定山渓の天狗山など札幌の山も見える。小樽の方は海だろ、その先は増毛暑寒別か、右奥あたりが大雪山かも。芦別、夕張が見えるというがちょっとわかりません。

往路を戻り1時半に終了。
沢を一か所わたる。大水だとたいへんかも


あいさつしたのは、日高の山にツアー登山してきたという300名山のおじいさんと苫小牧からきたいくらか若い人(林道をマウンテンバイクで上がってきた)、おくれて登ってきた2~3人くらい、で空いていた。

倶知安で買い物して川上温泉に寄ってから美笛峠経由支笏湖。毎度の湖畔の宿(車泊)でくつろぐ。明日は昼の便で帰京します。
レンタカーの走行は8日間で1100㎞くらいだった。
動線はわるくないとおもう、、。

幌内炭鉱跡、幾寅駅など

北海道のドライブはおもしろい
メンバー 伊藤・記

2019年7月8日 月曜日 北海道6日目


今日は士幌から小樽まで行こう。高い山は雲の中だが平地は日ざしがあるようだ。
糠平湖ビジターセンターのパーキングを出てスキー場脇を登るようにくねくね道を上がる。峠まで登ると青空が開ける。然別湖畔をくねくねとドライブして十勝、帯広の平野めがけて下る。新得、サホロと横移動して狩勝峠へ。サホロ岳に登る夫婦と会った。峠はガスでなにも見えないが山に上れば青空が広がっているのだろう。
然別湖。なんもなけど登山対象の山がいっくつかある

幾寅駅、列車はこない

幌舞駅こと幾寅駅前

南富良野へ下り、幾寅駅へ。映画鉄道員のロケ地で幌舞駅、人気のあるところ。今日は空いている。根室本線はこのあたりバスの代行運転となっていて列車は入ってこない。レールはさび付いているが、廃線ではなく数年前の大雨で不通になったままなのだという。

わずかな登りで峠越えして富良野へ入る。芦別岳や十勝の山が見えるが頭はいずれも雲の中。
桂沢湖
幌内の旧炭住

幌内炭鉱変電所

幌内炭鉱の巻取り台、裏山はみんなボタ山

三段滝を通って桂沢湖で休憩。このあたりは恐竜のエリア。
幌内炭鉱を見にいく。ジオパークとしてほかのいくつかの物件とともに公開されているようだ。幌内線と幌内炭鉱、幾春別、三笠炭鉱など昭和の終わりころまで活躍したあれこれの遺構が見られる。鉄道、炭鉱ともに北海道ではいちばん古いものだという。
一帯は園地になっている

三笠鉄道公園

石狩川沿いに下って札幌西インターからハイウエイで小樽へ。小樽イオンで買い物してから赤井川道の駅へ。200㎞ほどののんびりドライブだった。
明日は余市岳登山の予定。冬にキロロや札幌国際にきたときに朝里岳とともに目ざしたことがあるが余市岳は未踏。


7.15.2019

石狩岳 2019年夏

ここも迂回林道が核心
メンバー 伊藤・記
迂回林道を行く、長い

石狩岳登山口

シュナイダールート。下山は音更山を越えて十石峠から下る人もいるようだ


2019年7月7日 日曜日 北海道5日目
大雨で壊れた石狩岳登山口への林道だが、迂回する別の林道があるとのことで、上士幌の観光案内に聞いた。十勝三俣旧駅の北4㎞ほどのところに交通安全の黄色い旗がありそこが入り口とのこと。石狩岳へ、などの案内はなく黄色い旗のみ。入り口を見つけるのと1時間近くダート道を走るのがこの日の核心かもしれない。

長く感じる迂回林道を走りようやく旧林道と合流、しばらく進むとユニ石狩岳・音更山の登山口、さらに少し走ると開けた河原(立派なコンクリート橋がある)に出て、ここが石狩岳の登山口。

真正面に石狩岳がそびえているが山頂は遠くに見える。林道情報が徹底していないのか日曜日だというのに車は2~3台のみ。シュナイダールートは山頂までの距離が比較的短いがそのぶん急。標高差は1100m余。案内ではこのルートの開削は125年以上前らしい。シュナイダーって誰だろう。
河原沿いの森にかつての伐採あと。倒木更新中

ニペソツ見える


スタート6時。小一時間は河原沿いに歩く。シュナイダー尾根に取り付くとかなり急。尾根上に上がるといったん緩い勾配になるが、そのあと細尾根の一直線の急登が始まる。ところどころに小さな岩場が現れる。内地の山のようにクサリやハシゴなどのお助けはほとんどない。

分水嶺に出た。向かいに表大雪山

石狩岳本峰までたいしたことない

分水嶺になった主稜線に出るといっきに景観が開け、正面に石狩岳がそびえている。石狩川源流をはさんで向かいに表大雪の山並みが広がる。コマクサやツガザクラなど高峰の花がさかり。
シュナイダー尾根で標高を稼いだせいかわずかな時間で山頂に立つ。10時半。大きく見えたが実際はそれほどではないのかもしれない。
トムラウシとかは雲の中

最高地点南峰から北峰を見る

あちこちにお花畑

展望はよく、ユニ石狩、音更山などが低い。ニペソツのとんがりピークはガスの中。トムラウシなど標高の高い山は雲をまとっている。南にある最高地点にも行って小一時間のんびりする。登りの途中2~3か所でヒグマのフンが落ちていたが、山頂の登山道にも落とし物があった。このあたりのクマは高いところが好きなのかもしれない。
往路を戻り2時半終了。下りはあっけない。今日、山であいさつを交わしたのは数人だった。
林道入り口目印の士幌国道沿いの黄色い交通安全旗

ユニ石狩岳登山口にあった迂回林道の案内
今年もやってきた幌加温泉

今日も幌加温泉鹿の谷に寄ってから糠平湖のビジターセンターに移動。道の駅ではないが休むにはたいへんいい場所。
徳地さんが幌加温泉に滞在した古いページ見つけました!10年前。下記のリンク。
幌加温泉いいゆだな。

7.14.2019

ニセイカウシュペ山 2019

林道ゲートは今年から鍵なし
メンバー 伊藤・記
2019年7月5日 金曜日 北海道3日目
ニセイ登山口と借りたステーションワゴン

大きな尾根伝いに回り込む

左奥にニセイ

雨竜道の駅から北へ、上川町方面へ移動。予報では雨マークがあったが平地はよい天気。山には雲が。
旭川で旭山動物園に寄る。広い園内をのんびりまわる。シロクマやカバなどがガラス越しに泳ぐのが見えた。ほかにアラスカのオオカミ、ユキヒョウ、シレトコのワシ、クマゲラなど面白かった。人気があって平日でも人が多い。

当麻のヘルシー温泉に寄って上川町で買い物。明日予定のニセイカウシュペ登山口への林道入口を見にいく。国道333号沿いの中越駅跡手前、高い鉄塔のところにニセイカウシュペ山へ、という看板が出ていた。この道も去年不通になった林道で今年はOK(ゲートに鍵はないと営林署で聞いた)。

無料高速道北大雪トンネルで北見峠を越えて白滝パーキングで車泊。道の駅と併設になっている。夜半大雨になった。

2019年7月6日 土曜日 北海道4日目 
大雪山

雲が湧くのが早すぎ

ハクサンイチゲ、だよね

山頂だれもいない

早起きして浮島ICから国道333号、上川町に戻るようにしてニセイカウシュペの林道口へ。案内どおり30分ほど走ると登山口に着いた。先着の車1台。

6時スタート。登山道は山頂に向かって尾根を大きく回り込むようにつけられていて、緩い坂道で高度を上げていく。昨日の雨でぬかるんでいる。しばらく登ると低木帯になって西に表大雪の山々が姿を現わす。残雪をまとってきれい。ニセイカウシュペは層雲峡黒岳のロープウエイからよく見える山だ。

正面のとんがりピークは山腹をトラバースするように道がつけられている。道端には初夏の花がたくさん、2か所ほど小さな雪渓をトラバースする。小さな岩場もあって要注意。

主尾根に出るとハイマツがあらわれ色とりどりの高山植物が迎えてくれる。先発の二人組がもう降りてきた。ニセイカウシュペは大沢をはさんで左に大きい。ガスが湧きはじめた。遠くに見えるが、わずかな時間で山頂に立つことができた。9時到着。

大雪山にも雲が湧いて展望はいまいち。下山は往路どおり。土曜日とあってたくさんのハイカーが登ってきた。12時下山終了。駐車場は満杯。入山届をみるとこの日40人くらいが登っているようだ。
標高差は800mもなく、登りやすい道なので人気があるのだろう。
往路を戻る

山頂から見たとんがりピーク。まきみちがある

下山時にニセイを振り返る

下山時にみるとんがりピーク

上川町に戻り、層雲峡、三国峠と走り幌加温泉へ。
宿で明日の石狩岳登山の林道情報を聞くが不明。上士幌の観光課に電話すると詳しく教えてくれた。迂回林道の入り口は十勝三俣旧駅の北4㎞ほど、国道脇の黄色い交通安全旗が目印とのこと、念のため車で見に行って確認する。

幌加温泉は3つの源泉があってそれぞれ泉質が異なる。ひなびたいい湯だ。去年もニペソツ登山でベースにした。耳の遠いおばあさんも元気だった。

7.12.2019

雨竜沼湿原と南暑寒岳2019

尾瀬よりも静かでいいかな
メンバー 伊藤・記
湿原入り口、遠くに南暑寒岳と暑寒別岳

コンパクトだが植生豊富

東西4kmだから横断に1時間はかかる

2019年7月3日水 北海道初日 
友人に聞いて、ものはためし、LCC初乗り。
フライトは直前キャンセルがあってすぐに午後便に変えたのだが、このあたりさすがLCCというところ。ジェットスターはオーストラリアの会社らしい。フライトは可も不可もなく、成田に近い人なら使うでしょう。少し遠くても、社用でもなく、ムダなパッケージはいらないという、ついでにヒマな人には向いているでしょう。

午後おそく新千歳空港着。いつものクイックレンタカーでトヨタ車を借り出してヤマト運輸で荷物をピックアップして岩見沢へ、三笠のイオンで買い物。雨竜町に入るころには暗くなっていた。田んぼアートのとなりにある雨竜道の駅で泊。米どころらしい。
南暑寒荘はだれでも利用可。ことしから無料の施設


流れが緩くなって湿原間近か

北海道2日目 7月3日水
よい天気。
道の駅から一本道で雨竜沼湿原入り口の南暑寒荘へ。林道の途中、昨年大雨で崩れた現場を見る。きれいに復旧されていた。昨年は災害直後で入山できなかったのだ。

南暑寒荘のパーキング7時半スタート。昨日の雨か湿った山道を1時間ほど登り湿原入り口に着く。ドラマチックに景色が変わり、素晴らしい高層湿原と青空が広がる。奥に南暑寒岳と暑寒別岳が見える。周遊路は一方通行で、ここで数人のハイカーと遇う。湿原には初夏の花があれこれたくさん咲いている。
展望台から雨竜沼湿原

ガスがでてきた

木道の周遊路がある

少々くたびれた木道をのんびり小一時間歩いて湿原の向こう端の南暑寒岳登り口へ。
緩いがけっこう長いハイキング道を2時間ほど登ると南暑寒岳山頂。11時半。ガスが湧いてきて展望はわずか。このあたりで遇ったのはソロ男性3人。

この先、暑寒別岳へ行く人も少なくないようだが遠い、増毛山地はクマの多いところでもある。往路をも戻る。3時終了。
シーズン初めで人は少なく静かな山だった。標高差が800mほどなのに時間がかかったのは、のんびりしてたのと、水平距離が長いから。
雨竜沼湿原への林道が開くのはだいたい7月初めらしい

パーキングで雨竜町の管理に500円の協力金を払い、町のあれこれ割引券をもらう。
クルマが走りだすと子グマが現れた。一度森に入りまた飛び出してきた。コロコロした中型犬の大きさで、3度目はなかった。
雨竜の町に戻り、大型箱施設にある温泉に寄って、今日も道の駅に泊まることにする。車は少なく快適な場所だ。