8.11.2016

雄国山

雄国山
裏磐梯の未踏の山
2016年8月9日 

天候 はれ
member伊藤記
ヤマユリ

アゲハ

猫魔岳と雄国沼

喜多の道駅をのんびり出て雄子沢のパーキングへ30分ほど。まだ誰もきていないようだ。7時スタート。

川沿いのハイキング道というが沢底は遥か下だ。だらだら登りが小一時間。雄国沼の分岐から30分で山頂。道端には季節の花がいっぱい。標高が低いんでユリやツツジなど野の花が多い。ほかにはクマザサ。雄国沼のキスゲは有名だが山の方はヤマユリが名物らしい。台風のせいか風もあって雲もわいてきた。猫魔岳と雄国沼がまたたくまに隠れてしまう。

山頂をあとに沼まで下るがガスのためまわりはほとんど見えない。往路を戻って昼におしまい。だれにも会わないへんだな、と思っていたら道路に降り立つ直前にカップルのハイカーと行き違う。

裏磐梯へはバックカントリースキーでよく行くが、雄国山ツアーは試したことがなかった。夏だが下見にはなったかもしれない。

雄国山は猫魔大火山のひとつ。沼は山体崩壊の窪み

ラクなハイキングルート

雄国山頂へは花の道

喜多方へ下り、道駅の温泉に寄ってから近くの游泉でラーメン。製麺所なのかな、郊外店。ここのはおいしかった。

喜多方-若松ラインで南下。会津西街道に入ってすいすいドライブで湯の上あたりを通て田島の道駅へ。ここは知ってる、桧枝岐の行きかえりによく立ち寄ったところだった。

陳舜臣先生の全集をよみ終わったあと近頃は宮城谷昌光先生の小雪にはまっている。旅の本として格好、おもしろくてあきない。森鴎外のような文体だと思うがどうだろう。中国古代を舞台にしていてあれこれ難しいので2度読みすること度々。長持ちする本である。難しいのは人名と地名、中国4000年の事件、がやたらに出てくること。斜め読みはできない。格調高く味わい深い佳作が多い。