10.25.1997

SAN YESHILD.WILLIAMSON ROCK,J TREE

SAN YESHILD.WILLIAMSON ROCK,JOSHA-TREE1997

南カリフォルニアの3箇所のクライミング
ito kisya fumihiro
      
from left,SanYeshierd ROck,Willamson Rock,Hidden valley in JT,Ume climbing RML, 
Hikari on ID in JT,Bouldering in JT
 
メンバー HIKARI, HANEDA OSAMU,UNEZU,TOKUCHI,JERMI AND FRIENDS

1997-10-25-28

25日
サンタバーバラのジャンドゥースポーツ店でテントなど買い、午後いちで町外れの
サンイエシールドの岩場にでかけた。hikar,osamu,kisyaの3人。車をおりて15分も
歩くと岩場がみえてきた。丹沢の広沢寺の岩場というかんじだが、実際は3倍か4倍
はありそうだ。パタゴニアショップで見たこのあたりのガイドブック「サンタバーバラ
、ヴェンチュラ、サンルイオビスポ」にでている。ルート数は4、50本か。砂岩の岩場で
ローカルな雰囲気がただよう。ファミリーやカップルで、トップロープで楽しんでいる人
が多い。
5.8、5.9、5.10aあたりを4本ほど楽しむ。10aのxxxxxは楽しめる。3時間ほど楽しん
でヴェンチュラの宿に戻る。

26日
南カリフォルニアでは有名なウイリアムソンロックへ。最寄りの
駐車場で待ち合わせしたが、ぼくらはヴェンチュラから2時間のドライブ、アーバイ
ン住のTOKUCHIはUMEZUをピックアップして、HIKARIのともだちJERMIは女の子二人を
のせて、9時半ぴったりに全員がそろった。そういえばJERMIとは夏の終わりに小川
山でいっしょに登っている。
ウイリアムソンはロスアンゼルスからは最寄りの岩場のひとつ。スケールは巨大で、
穂高屏風岩くらいの岩場がドーンとそびえていて圧巻。標高が2000メートルと高いので、
夏の岩場として人気が高いという。近くにはウイリアム天文台がある。岩質はかこう岩
で、ヨセミテとおなじ。SOUTHERN CALIOFORNIA SPORTS CLIMBING,THE GUIDEというガイ
ドブックに詳細がのっている。

壁の基部から頂上までは300メートルはありそう。マルチピッチもおおく、ル
ート数は数えられないほどだが、ショートピッチでも十分楽しめる。
ぼくらはショートピッチが並ぶストリームヲールに向かう。
5.8から5.10bまで6本ほどをリードしたり、トップロープしたりで、わいわいがや
がやと一日たのしめた。
低グレードでも快適なルートがおおく、満足度がたかい。フィールドがよいわけだ。
ルートもまとまっているので、あちこちと移動する必要がない。同じくらいのレベルの
ローカルが同じようなかんじでのぼっていた。

TOKUCHI,HIKARI,UMEZU,HANEDAは夕方ここをひきあげ、そのままジョシュアツリー国立
公園へと向かう。

27日
毎日良い天気。カリフォルニアは天気の心配がない。
ジョシャツリー、朝のテント場。カップの水が凍っている。日中は半そででもあつい
くらいだが、夜の冷え込みは厳しい。
ヒドンバレーのロコモーションロックにいく。やさしいクラックルートがおおい。
7.8.9あたりのルートを登る。クラックルートが多いのも小川山のかこう岩とおなじ。

午後、エコーコーブロックに移動。5.8のRMLと5.10bのC.S.SPECIALにトライ。RMLは
去年CHUがえらく難しい5.8だ、と言ったルート。ぼくもハングをよっこらしょと登る。
超えたあとの一歩のトラバースがこわかった。
HIKARIは10bを確実に登る。信じられない高さに1本めのボルトがあるルートだ。

28日 
TOKUCHIの車から流れるドビッシーが朝飯のバックグラウンドだ。
HIKARI念願のREAL HIDDEN VALLEYのセンティネルロックのILLUSION DEWELLER10bに。
30メートルの三ツ星のクラックルートだ。見事オンサイト。TOKUCHIと僕がフォローする。
高度感ばっちりの恐くて気持ちの良いルート。
テントを片つけ、下山。パームスプリングスの先のアウトレットモールをたずね、TOKUCHI
宅ちかくのサンタナのエンバシースーツに入る。三和中華店で打ち上げ。香港の中華店の
ような雰囲気と味。

10.23.1997

インスボンのスピードクライミング

SPEED CLIMBING IN INSBONG 1997

インスボンのスピードクライミング
伊藤忠男
 
メンバー ちゅう、ペンバ、トミー

1997-10-23.24

23日
効率最大で正味1日半しかないので、ペグンサンジャンについてからすぐインスB
に取り付いた。忍術使いみたいな若いコリアナ4人が前後したので、バリエーショ
ンを教えてもらいそっちをとった(岩雪にで  てたのとかなり違う)。
東壁スラブを含めて全8ピッチで、ランナウトの10bが1  ピッチと(しかしこ
こは10aと感じた)、ボルトに守られた10aが1ピッチ出て  きます。クラック
は快適だけど退屈(5.8止まり)。たぬきの腹に直接出る最後の  60m(ロープ
が足らなくなる)の超ランナウトスラブは5.8くらいだが恐ろしく  てもう2度と
やりたくないと感じました。
頂上のラペルポイントのすぐ上でナベやってるおっさんおばはんがいたのにはたまげ  
た。なんなんだこれは?!
この日はこれでおしまい。

24日は、1本のロープで降りられ(シングルしか持ってかなかった)、もうちょっ  
と気合のいるルートをってことで、はじめボッキル(最初の3文字で切らないように  
)というルートの下部2ピッチ(10b、11―)をめざしましたが、
丁度ショイナードAの左隣が取り付きなんですけど、1ピッチ登った(10b)とこ  
ろで次の終了点がルート図と違ってかなり上みたいなのであきらめておりてしまいま  
した。

で、また東南壁へ戻って、スカイウェイの1ピッチ目(5.9クラック15m)を登  
り、まだ時間があるのでインスBの下部1ピッチ目のやはりバリエーションでグレー  
ドははっきりしませんが(10の後半から11前半と感じました)25mのド・スラ  
ブに挑みましたが、2本のボルト間で動けなくなり走るように飛び降りて“秋のヌン  
チャク摘み”で切り抜けました(要するに敗退)。

因みにこの直後このルートで、コ  リアナが一名、ものすごいロングフォールで服
をずたずたにしてしまいました。アイゴー。

“女情”(確か10C)の左右に一杯今日っぽいラインがありますけど、やっぱり最  
新のトポがほしいですね。わかんないのであきらめ。
これで時間切れ。いそいで山を下って、偶然来たウイドンまでの無料送迎バスとタク  
シーで市庁近くの奇跡的に残っている博物館いってもおかしくないヒッピー宿(60  
00W)へ。

25日の早朝1000Wのエアポート・バス(これ安い!)で朝一フラ  イトに乗っ
て戻りました。

10.10.1997

小川山スラブ状岩壁

小川山スラブ状岩壁新エリア
新しいルートが何本か。金峰山荘ホームページにトポあり

幻を追う人
 
1997-10-10
メンバー chu,光、安田、羽根田、汽車

10-10
大渋滞の始まる前にと夜明け前にでたのが功を奏し8時には回り目平についた。
スラブ状岩壁にいく。ガマスラブのあるところ。そのうえ、ガマルートの2ピ
ッチ目にあたる。
クライミング出戻りの羽根田くんとハートアンドソウルの右にできた5.7と5.8
をのぼる。そのあと
KC'Sバナナケーキ10aを楽しむ。変化があって面白いルート。


さて、他メンバーは左奥の新ルートをのぼっている。そこに割り込んで、まず
「幻を追う人11a」
核心部は出だしの2、3手。ボルダームーブ。二三度トライしてのぼる。光、
CHUはオンサイト。短いが楽しめる。

その左が「ごめんねえっちゃん10b」20メーターで面白い。よく見てのぼれば
ホールドはたくさんある。フェイス系。
豪快に登れる。
その左が「ウイスキーキャット10a」30メートルと長く、変化にとんでいて
面白い。10aのムーブは1ピッチ目にあると思った。2ピッチあるが1ピッ
チで登れる。懸垂下降は二回。
人気ルートになると思う。
金峰山荘ホームページにトポありhttp://www.yic.or.jp/climbing/

10-11
いきなりミズガキ山十一面に飛ぶ。正面壁のベルジュエールのとりつくも、寒
気甚だしく、意欲失せ、一ピッチのみにて戻る。帰京。

9.22.1997

小川山水晶スラブ

水晶スラブで半日
近くていい。磨きこまれている

noise and super imjin,abatamoekubo
 
1997-9-22
メンバー 野村、よしこ、汽車、酒屋今宮

9-21

あんまり天気はよくない。クラックの名人、酒屋今宮がきたというのでお殿様岩へ
。昨日はバナナクラックをのぼったという。
たどりつくと、予期せぬプレゼント、をちょうど登っているところだった。5.9というがワイ
ドクラックで難しいという。プロテクションにジャンピングカムをつかっていた。

スーパーイムジンを登るというので見にいく。何度目かのレッドポイントで、登りは見事という
ほかない。一度下って、目下練習中のローリングストーン、小川山最難のルートにトライすると
いうのでひょこひょこついていく。
途中で岩たけおじさんに取りつく。10cらしいが、スラブでちょと苔っぽい。
ローリングストーンは濡れていて、本気ではトライできないようだった。トップロープでさわらせて
もらったが、歯のたつようなものではなかった。


9-22
水晶スラブへ。アプローチが意外と難しいところだ。
あばたもえくぼ10cであしならし。みんなケッコウきれいに登れた。
ノイズ11aはぼくがリード、核心を超えたところで、確信犯的なアルパインクリップをおこなう。
手繰り落ちはいやだからね。
やじろべえ11aにトップロープでとらい。やじろべーの格好になるトラバースがあるからこの名
がついたという。核心はその上、スラブだ。トップロープならなにもこわいことはない。みんな
きれいに登る。ナチュプロでのリードはこわそうだ。こういうところはバンバン、トップロープで
遊ぶのがいい。直登ルートもやってみたが、これも面白い。

トップロープでクライミングすることはクライミングがよりスポーツ化することではないだろうか。
恐怖に怯えながらやるスポーツはそんなにあるものじゃない。純粋にスポーツするなら、トップロ
ープで充分だ。

9.13.1997

ミズガキ山十一面末端壁

ミズガキ山十一面末端壁であそぶ
見事な壁、静かでいい。ちょと難しいか

十一面末端壁と調和の幻想5.9
 
1997-9-13.14
メンバー せいすけ、森光、汽車、ちゅう、安田、くるみ澤

9-14
 たまには違う岩場で、ということでみずがき山の十一面末端壁へ。グリーンロッジのあた
りに車をおいて、徒歩一時間弱。道はあまりふまれているようには見えない。

僕は十年振りくらいか。崩壊で道がかわっている。末端壁のしたで赤茶けた左股にはいり、
尾根を超えるようにして壁の下にでる。そこが岩小屋だった。

 ガメラさんがあとから上がってきた。正面壁のベルジュエールとやらのフリー化をやってい
るとのこと。偉いもんだ。今日ここに来たのはこれで全員らしい。空いている。
 光、ちゅうは有名な春うららにとりつく。と、思いきや、いきなり、ラダーをとりだし、ア
メリカンエイドで登り出す。光は先週から、こんなことを始めている。なにか魂胆があるら
しい。

 ぼくは調和の幻想5.9を探しだし1ピッチ目にトライ。意外と難しい。先週ガマクラックで
墜落した後遺症がのこっているのか。何度かテンションをかけぬける。こわかった。後はト
ップロープで楽しむ。となりのT&Tも面白かった。人工クライミングの練習をおえた光、ちゅ
うは調和の幻想をきれいにのぼる。

 せいすけがロープの回収がてらアストロドーム5.11aを何とか登る。
これだけのぼったらもう夕方になっていた。
 ガメラさんと下る。
9-15
 小川山へ。天気が良くないが、先週やり残した、母岩の開拓。
 開拓キング、井上大助さんといっしょ。光、安田、ぼく。人手は充分。
 暗くなるまでやって、先週の2本につづき、3本が完成した。
光、と僕が手をつけたルートはまだ登っていない。来週か。10から11の好ルートが6本はで
 きそうだ。
 ボルトをうってくれた大助さんありがとう。

8.26.1997

インスボン(仁寿峰)99

韓国インスボン(仁寿峰)のクライミング99
天気もよいのに1本しかのぼらなかった

INSU-BONG
 










1997-8-26.27
member KUROKAWA,KISYA、KAWASAKI

6月9日
朝いちの大韓航空で出発。金ポ空港まで
1時間半ほど。税関をでると大阪から3
0分まえについた黒ちゃんがいた。川崎
カメは海外での仕事はたくさんこなして
いるが、クライミングの遠征は初めて、
とはしゃいでいる。天気はよいのだが暑
い。カラ梅雨の東京と同じような天気。
1時まえに空港からタクシーでトソンサ
へむかう。並みのタクシーで2500円ほど
。ウオンは現在0.1をかけると円になる
とかでわかりやすい。
トソンサ入り口で1000ウオンの北漢山国
立公園の入園料金をはらって、全荷物を
背負って歩き出す。15キログラムほど
。1時間ちょとをのんびりと歩いて、曾
遊の地、白雲山荘着。おととしと同じよ
うな顔ぶれが働いていた。サックス奏者
の金さんは病気で入院中とかで不在。4
時前とあってまだ日が高い。白雲台はま
だ踏んだことがないのでハイキング道を
30分ほど、白雲台ピークにたつ。イン
スボン峰よりも高い。全山がかこう岩の
岩山、階段が刻まれた楽しいハイキング
ルートだ。地元のハイカーが雲霞のごと
く押し寄せる人気エリア。もどって水を
あびてからビールやマッカリでくつろぐ
。夕食は韓国式、そうそうに就寝。
6月10日
朝いちで向かいのサイコロ岩に行き朝日
をあびたインスボンを撮影。韓国式朝定
食をいただき、9時すぎには大スラブの
とりつきに着く。1pを僕がリードしてあ
いだに川崎カメがはいる。15年ほどまえ
のアゾロのレッドキャニオンというシュ
ーズをもちだしてきた川崎さんはスラブ
を登った経験はないとのことでとりの水
掻き状態でロープをつかんで登ってくる
。2pをくろちゃんがこわごわとオアシス
目指してのぼる。あいだにはボルトがひ
とつ。カマロットをあちこちに穴にかま
してプロテクションをとりながらのぼっ
ている。
きのう夕方おそくなって入ってきた仙台
アルパインクラブの住吉さんら3人んも
後続。地元クライマーをぞくぞくと登っ
てくる。仙台グループは左のインスBへ
むかう。地元クライマーは医大ルートへ
。ぼくらは友情Bを登ることにするが、
ハンブルのトポとあっていまいちルート
がわからない。多分これだ、ということ
で1pのクラックルートにとりつくが、結
局これがサンチャンジーという5.8のク
ラック、けっこう微妙。2pをクロチャン
がのぼるが、これも意外ときびしくA0
がはいる。川崎さんはどちらもユマール
でのぼってしまう。2p目をフォローした
ぼくも核心部ではA0。ここは5.10dの核
心部であることがのちに判明。3pによう
やく友情Bに合流。45メートルの5.6のチ
ムニーを登る。先行する韓国人クライマ
ーの登り方をみていてバックアンドニー
の要領がわかったのでおそるおそるまね
して登る。彼等はノープロで45メートル
いってしまったが、3,4箇所にカマロッ
トをきめて、ようやくぬける。おそろし
く高度感のあるきれいなチムニーだ。韓
国人クライマーが冷たい水をくれあれこ
れ教えてくれる。みんな親切。3pは5.7
のダブルクラックでクロチャンがリード
、バランスが必用なクライミングだ。そ
のあとたぬきの腹経由でピークへ。懸垂
で反対側におりる。小屋へもどるともう
3時。3人で写真をとりながらのんびり
と登ったせいか、なんと6時間もかかっ
てしまった。きょうはこれで充分だね、
ということで水浴びしてからくつろぐ。
前日快晴で、あたたかくそれも疲れる理
由だ。
6月11日
きょうも快晴。のんびり食事して、どこ
へ登ろうか、と相談するが、あまりみん
なやる気はないようだ。ぼくも、もうひ
と汗かくのもなんだな、ということで衆
議一決下山ときまる。のんびりパッキン
グして登山口へ。タクシーでインサンド
ウのあたりまで、韓式旅館をさがそうと
するがうまく見つからず、あちこと右往
左往。結局ソウルホテルに電話して、タ
クシーで横付け。チェックイン後、東大
門の安売り店にいき5.10の靴を買う。ニ
ュートンが8000円、モカシムが5000円で
半値以下。もうかったもうかったと地下
鉄で帰宿し、夜はインサンドウの韓国式
海鮮店で食事し、就寝。翌朝、牛モツに
こみ朝定食で韓国料理の奥義を見せられ
敗退。10時すぎの飛行機で帰国。
(汽車)

  

仁寿峰のクライミング

韓国インスボン(仁寿峰)のクライミング
近くて快適、楽しいよ
INSU-BONG, CHOUINERD-A
 
1997-8-26.27
member KUROKAWA,KISYA

8-24 10時のJALで成田発。キンポ空港から、タクシーでトソン寺前へ。門前が
北漢山国立公園の入り口。茶店で腹ごしらえをして、ペグンサンジャン(白雲
山荘)とわめいていたら、茶店のおばさんが、あの人についていくといいよ、と
小屋のひとを紹介してくれた。
ボッカの人についてのんびりハイキング道を登ること30分、峠にでるといきな
りインスボン(仁寿峰)が目の前に現われる。東洋のハーフドーム。迫力いっぱ
いだ。さらに30分歩いてペグンサンジャン着。1600くらい。石と丸太のき
れいな山小屋。頭上にインスボンとペグンデー(白雲台)の巨大な岩塊がそびえ
ている。小屋の人がビールをご馳走してくれる。
小屋の居候?でクライマーでクラリネット吹きのキムさんが向かいのサイコロ岩
へ連れていってくれ目の前のインスボンのルートを説明してくれる。みんな親切
だ。気前のよい韓国式夕食をたっぷりいただく。

8-25 今日もよい天気。午前中、西壁のビデゥルギルートへ。5.7の入門ルート
で、インスボンの頂上からの懸垂下降ルートでもある。
結晶の大きなフリクションのよい岩、一部A0のはいる快適なクライミングで3
ピッチ。50メートルロープ1本しかもっていないので、懸垂4回で取りつきに
もどる。
白雲山荘に戻り、ラーメンをいただく。
キムさんが午後どこかへ登りに行こうと言う。東壁のアミドン10a、6ピッチへ
。噂の大スラブを2ピッチ(おもったよりもこわくない)。さらにクラックとス
ラブがほどよくまざった快適ルート。3人で愉しくのぼる。

小屋は平日のせいか泊り客はすくない。町が近いから日帰りのハイカーやクライ
マーが多い。
「六甲みたいなところやな」とくろちゃん。
標高は600メートルくらい。秋には紅葉が素晴しいだろう。ハイキングだけで
も楽しめそうだ。

8-26 本日また快晴。豪華韓式朝食をいただく。コーヒーを飲みながら、有名な
シュイナードAルートと決める。
頂上直下の耳岩頭まで6ピッチ。うち4ピッチほどがクラックシステムを行く。
おとつい峠から見たとき地元クライマーが登っていたのがこれだった。
4ピッチ目の10aの小ハング越とクラックが思ったよりも非快適で難しいかんじ
がした。くろちゃんの番でよかった。
5ピッチ目、チムニーのあとのスラブを直上しようとして冷や汗をかく。ノープ
ロテクションで10台を登るという感じ。後で見たトポではおもいっきり左を行く
のが正解のようだ。頂上から西壁をラッペルして小屋につくともう2時半だった
。
もう一本という気持ちはなく、水浴びして冷麺を食べビール界へ突入した。

8-27 本日復快晴。連日の美食、潤沢な睡眠、加えるに読書とビール。
相棒などは「日頃の疲労見事回復」と大満足。午前中1本とも思ったが、せっか
く休ませた体、無理は禁物と下山。
トソン寺見学、タクシーで、キムさんより教えていただいた東大門のクライミン
グショップ街へ直行。ハングルで書かれたトポや日本の半値というファイブテン
の靴をまとめ買い。
宿さがしの後、夜は焼肉通りで本場の味を満喫す。