5.18.2018

掃部ヶ岳

榛名山最高峰

2018年5月16日 水曜日
member 太郎 ケイ 伊藤記
ツツジが多い

湖畔から掃部ヶ岳

四万川を下り東吾妻の国道にでる。真田道、ロマンチック街道ともいわれているはず。朝の岩櫃山を見上げてから榛名山に向かう。榛名富士に登るつもりだったが、向かいに掃部岳があるのを思い出した。こちらの方が空いているだろう。

登山者駐車場に数台の車。掃部ヶ岳は日本200名山。10時過ぎにスタート。榛名湖荘の脇から林に入る。日が当たらず涼しい。尾根に上がって硯岩に立つ。榛名富士と湖を見る絶景ポイントだ。岩場には古いシュリンゲやボルトが残っていた。
硯岩から見る榛名富士

山頂から前橋方面

コルまで戻り林の中の道を上がる。標高差は300mほど。数グループと会う。12時に山頂。ツツジの前景に新緑の山々、渋川、高崎方面が開ける。日当たりがよくて暑いので早々に下山。1時過ぎ終了。
湖畔から見上げる榛名富士

榛名湖畔でひとやすみして、伊香保温泉へ。石段の湯420円で汗を流す。旧ハワイ公使別荘と博物館をのぞく。以前ここに来たことがあるが、スキーのはずはなく、岩登りで黒岩にきたときだったような気がする。

岩櫃山

吾妻の真田城山

2018年5月15日 火曜日
member 太郎 ケイ 伊藤記
南側から岩櫃山

沢ルート

山頂と東の峰

5時過ぎにスタート。環八のラッシュ前に関越道に入る。
渋川伊香保ICで降りて子持ち道駅に寄る。昔の白井宿のことである。吾妻川をさかのぼる。岩井洞の前はお菓子やになっていた。群馬原町の岩櫃城を模した立ち寄り温泉は閉鎖になったようだ。

東吾妻町で国道から外れて細道を岩櫃城跡入り口へ。テレビの「真田丸」で賑わったところで広いパーキングと案内所があった。10時半ころスタート。

新緑の雑木林を行く。城跡は、江戸時代初めに取り壊されたとかで土木の遺構が残るのみ。城跡から広い尾根道を進むと、いくつか小さな岩場がでてきてハシゴやクサリがある。9合目が前衛のピークで向いに山頂が見える。岩峰になっているので太郎は連れていけない。
城跡の駐車場

小さな岩場がある

吾妻の平らを見下ろす

3級ほどの岩場の上が山頂で3人の年寄りグループと会う。12時過ぎ。見晴らしがよくてあちこちが見える。登山ルートは数本あるらしい。反対側の岩場から登ってくる人が見下ろせる。ピークからの下りはクサリはあるがかなり怖い。

下りは沢ルートを選ぶ。いくつかの岩峰があって印象的。火成岩で小石をコンクリートで固めたような大岩だ。以前ジャック穂高や宮崎さんと中之条の近くで岩登りしたことがあったがそこの岩と同じ。

1時過ぎに車に戻る。初夏の陽気で暑いほど。太郎を連れての山歩はこれから無理のようだ。
四万温泉へ移動。四万川をさかのぼるのは初めて。行き止まりのようなところに温泉街があった。積善館にイン。

夕食前に宿のあるじの館内歴史ツアーに参加した。温泉宿と湯治のことなどとてもいい話だった。温泉と施設は最高に古くさく大正昭和のモダンも入っていて好み。部屋や食事もなかなか、それでコスパがいい、あれこれ感動しました。
人気の歴史ツアー

四万は散歩道もない見どころもない珍しいところ。
積善館は千と千尋の神隠しのモデルになったという

向かいの大型観光ホテル(グランドホテル。旅館たむらの経営)が場違いであたりの景観を壊しているのが残念。公園にするとよいと思う。四万温泉には犬の散歩道もないのだから(たむらは四万いちばんの土地持ちでバス会社も持っていたという老舗。地域のパイオニアで功労者らしいのだが)。




5.02.2018

八甲田山春スキー2

南八甲田エリア

2018年4月30日~5月1日
member はねだ 松倉 伊藤記
南エリアから見る高田大岳、小岳、大岳

標識完備

暖かいのでストップ雪になっている
駒ヶ峰とうしろに櫛が峰がのぞく

4月30日
今日も好天、相変わらず風が強い。ロープウエーをあてにしないで南八甲田へ出かけることにしよう。
睡蓮沼の道脇に車を停めて9時前にスタート。雪壁をのりこえて沢沿いに登る。元気な外人二人組と犬が速足で登ってきた。笠松峠からの尾根に上がりさらにひとのぼり、猿倉岳の稜線に出る。今日も夏のような暑さだが風が強いので助かる。乗鞍岳とも思ったが手頃な駒ケ峰をめざす。こちらならシールを外したりつけたりの手間は不要なようだ。
駒ケ峰を滑る

南八甲田は人が少ない


山頂まではすぐ。人気がない、静かだなと思っていたら、うしろからおじさんがやってきた。ここはどこでしょうか、とつぶやいていたとか。ぼくらのトラックを追ってきたようだ。
のんびりしてからコルまで滑走、シールなしでそのまま猿倉岳稜線に斜上して、往路を下る。ザラメ雪で快適な滑降だった。
下部のルート標識は沢沿いについていた。クラシックルートのコースどりがわかった。1時過ぎに終了。ロープウエーはきょうも運休になったようだ。
谷地温泉


谷地温泉につかる。古い湯治場の雰囲気が残る。施設は小さめである。
高田大岳の南東斜面の三角がきれいに見える。
天皇誕生日。来年は年号が変わるとかで夜のテレビ番組はあれこれにぎやかだった。

5月1日
3日間滑ることができたので帰路に。今日も強風、好天が続く。新緑の奥入瀬と十和田湖を撮影して南下。十和田ICから花巻まで移動する。
抹茶んの案で農学校や記念館など宮沢賢治ゆかりの地を見学する。鉛温泉藤三旅館に寄って名物の岩風呂に入湯。胸までつかる立ち湯で珍しい。記憶に残りそうな風呂だった。
花巻ICから再び東北道、渋滞にあうことなく夜都内に入った。東京の道路はガラ空き。
奥入瀬渓流

宮沢賢治ゆかりの建物

賢治像
抹茶んのブログ1
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八甲田山春スキー1

GWの北八甲田エリア

2018年4月28~29日 
member はねだ まつくら 伊藤記
ひさしぶりに温泉ルートへ

水っぽいザラメ雪

山はすいていた

4月28日
早起きして暗いうちからでかける。白岡で合流して5時には抹茶んのフランス車で東北道の人となる。
桜前線を追いかけるように北上、黒石で降りてスープ焼きそばでランチしてから八甲田ロープウエーへ。渋滞にあうことはなかった。
八甲田ロープウエー駅。強風の日は止まる


田茂ヤチ岳から赤倉、井戸、大岳


2時過ぎの便で田茂ヤチ岳に上がる。風はあるが雲ひとつない好天、暖かい。フォレストルートを滑って足慣らし。トヨのようなタテ溝ができ始めている。
去年もお世話になった奥入瀬グリーンにイン。ここの風呂は素晴らしい。

4月29日
朝から風が強いが天気はよい。朝食後ロープウエー駅へ。酸ヶ湯ガイドの団体もいて行列ができている。9時過ぎの便に乗ることができた。このあと強風で運行中止になってしまった。去年も似たようなことがあった。この時期は風が強いことが多いようだ。

手頃な斜面が多い温泉ルート。タテ溝がでている


田代高原の碑


山頂駅でかんたんな届を出し10時過ぎにスタート。田茂ヤチ岳から八甲田温泉ルートを滑る。シールを使うことなくコルを越える。あとは滑るだけ。春らしいザラメ雪だがあまりに暖かいので水っぽい。ポールや標識が完備されていてたとえGPSがなくても迷うようなことはなさそうだ。大斜面がいくつかあって、ブナ林に下りて、カラマツ帯を過ぎると環状道路に出ることができた。のんびり下ったがまだ1時。

バス停にスキーを置いて八甲田温泉に寄る。田代湿原に近い古い温泉場で泉質も二種、施設も大きなものになっていてにぎやかだった。3時前のスキー客用のシャトルバスでロープウエーに戻る。

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4.23.2018

富士山白草流しスキー

4月の恒例。古い知人にあった

2018年4月23日 日曜日
member 太郎 伊藤記
スバルライン1合目から

筋斗雲グループ

昨日今日と暖かいので上部から滑降可能

明け方に外を眺めると、恩賜公園の道路でランニングレースが行われていた。朝の5時だというのに何百人ものランナーが走っている。富士ウルトラマラソンの当日でスタート直後らしい。平地を100㎞前後走るという。そんなレースがあるとは知らなかった。ご苦労さま。あのラウンド富士山のトレランはもうやらなくなったのかな。近頃よそのことには興味がわかなくなってしまった、、。

須走のアザミライン、富士宮口のスカイラインもまだ開いていないようだ。で、スバルラインへ移動する。6時営業開始で2060円。7時には4.5合目の奥庭駐車場先に到着。
昨日同様雲一つない好天。北アルプスまでよく見える。富士山麓の様子もよくわかる。
車が一台あって単独スキーヤーが準備中だった。例年よりも雪が少ないようだ。

7時半にスタート。お中道まで遊歩道を上がって五合目側に少しトラバースして雪渓に入る。
さきほどの単独の人が上がってきてあいさつ。犬の話少々。
シールをつけてのんびりしていると5人組が上がってきた。遠くから名前を呼ばれる。筋斗雲の峰岸ガイドとグループだった。
黒い犬を連れていたのでわかったのだろう。昨日は3200mまで登って新雪スキーを楽しんだという。
2800mアイランド

いつもと同じにとぼとぼと降りてくる

2800m近くの岩島まで上がったところで大休止とする。
峰岸グループはまだがんがんと登っていく。風もなく暖かい。今日も3000m越えてラクラクに滑れるにちがいない。

昼ねしてから滑降。標高差500mをあっという間に滑って終了。12時前。
降り口でなつかしい人にあった。ザックにピッケルとバイルを付けている。同期のО淵さんだった。古いクライマー。今日はお中道沿いのアイスクライミングのつもりだという。「暑いんで無理かな?」と笑っていた。
北面は雪の少ない年らしい

もう1泊してどこかとも思ったが餅切れ、観光地の喧噪を逃れて帰ることにしよう。というのも行楽地の日曜日とあってスバルラインは観光バスの行列だし、山中湖畔や街中は渋滞、道志道はオートバイの集団走行となんやかやとやかましい。そういう季節になってしまったようだ。

檜洞丸(ヤタ尾根と北尾根)

ヤタ尾根と北尾根

2018年4月22日 土曜日
member 太郎 伊藤記
ヤタ尾根から蛭が岳。手前が檜洞丸北尾根

稜線に出ると南側が開ける

熊笹峰から檜洞丸

早起きして暗いうちからでかける。相模原から道志道に入り神の川へ。日蔭沢橋という地名、神の川ヒュッテがあって裏丹沢の登山口のひとつ。去年秋にここから大室山を周回している。今日はヤタ(矢駄)尾根を登って熊笹の峰から檜洞丸、北尾根を下って戻る予定だ。

トイレ広場の前には車が数台。7時にスタート。ゲートを越えて犬越路トンネルにつづく古い観光林道を少し行く。道標があって右のヤタ尾根に取り付く。急坂とは聞いていたが歩きやすい道で、前半はひのきの植林帯、いちど林道をクロスして、丹沢らしいおおらかなブナ尾根を行く。急だが整備されていて登りやすい。

最後は主稜線上の熊沢の峰に出る。正面に残雪をまとった富士山があらわれ、丹沢湖側の山や箱根方面などが見える。ここまで坂道で抜かれた登山者がひとり。

主稜線は丹沢のメインルート。数人と行きちがう。犬越え路に下る道は岩場もあって険しいはず。太郎と歩いたことがある。逆方向の登りは檜洞丸方面で山頂はすぐ、11時前に到着。今日は雲ひとつない好天、南アルプスや八ヶ岳、ぼんやりと北アルプスも見える。20人ほどのハイカーがのんびり休んでいた。写真を撮って通過。
檜洞丸から熊笹峰、大室山、南アルプスなど

北尾根、マメザクラが盛り

ツツジもあちこちに。ヤタ尾根も北尾根も静かでいい

檜洞丸の北尾根は、バリエーションルートで地図に記載はない。ネットで下れることがわかっていたのでそれを選ぶ。山頂からそのまま北尾根に入れるはずなのだがシカ柵があって下れない。青が岳山荘のトイレまで下ってその裏から回り込む。

ここでひとやすみ、見下ろすとなんとなく尾根の形が見える。gpsをみて方向を合わせる。うっすらとふみ跡があってそれをたどる。支尾根に迷い込まないように注意が必要だ。造林広場跡からは廃路寸前の作業経路があってそれを追うと自然に神の川の川原に下ることができた。

林道歩きを1時間ほど。スタート地点に戻ることができた。太郎はややへばり気味。今日は夏日とかでとにかく暑い。下りではだれにも会うことはなかった。2時半に終了。
道志道へ下り道志の湯に寄る。
明日は富士山のスキーのつもり、なので富士吉田道の駅へ移動。

4.14.2018

白根山五色沼

日光白根の寒い日

2018年4月13日 金曜日
member 伊藤記
丸沼スキー場トップ2000mから白根山

七色平

座禅山につづく急坂

上州沼田、白沢道の駅。朝から風が強い。武尊山の雲が速い。昨日よりも気温は7~8度低いという予報。とはいえこのあたりは青空、日が差している。
とりあえず丸沼スキー場に上がる。ゴンドラは8時15分始発で今日は減速運転だという。届を出して始発に乗ることができた。片道は3ポイント券1500円。
標高2000mのゴンドラトップからは雪雲をかぶった日光白根山2578mが間近。近辺では格段に高い山だがここからの高低差はわずか。いつだったかまっちゃんときたときは3時間もかからずに山頂についているはず。
座禅山火口。スキーで滑べりこめる


弥陀が池。火口湖かな

五色沼の一角が見えた。これはもちろん火口湖

風もあって雪も舞ってきた。山頂に登るつもりはハナからない、ので五色沼への散策とする。9時前にスタート。アイゼンをつけた若者がうしろからやってきたので道を譲る。
七色平に上がり、座禅山へ急な沢地形をつめる。昨日緩んだ雪が今日はかちかち。踏み抜きのトレイルやスキー滑走のあとが凸凹になっている。スキーを持ち上げるのをあきらめて途中の沢床にデポ。

座禅山火口を眺めてから弥陀が池に下る。ところどころ新雪が数センチたまっている。五色沼を見下ろす丘まで登るが沼はガスにつつまれ全体はわからない。小雪が舞っていて見上げる白根山も同様。

このあたりまでスキーでくれば楽しい斜面が豊富にある。弥陀が池や五色沼のスロープ、白根山の横腹にはいくつもの緩急のルンゼがあって今日ならパウダースキーが楽しめるはず。昨日はひとりふたり入って滑っているように見えた。

ぼーっとしていると一瞬だけ山頂部が顔をだした。いちおう満足、戻ることにする。登山届どうりの行程だ。今日の下りはスキーなどない方がラクなくらいだがそこは修行ということで滑る。
スキーに適した斜面がたくさんある


山頂ドーム部が見えた


1時に2000m平に戻る。今日は朝いちばんの若者に会っただけだったことに気がついた。
ゲレンデに滑り込んで休み休み下る。冷えているだけあって良好な雪質。2時に終了。

昭和村に下り昭和の湯に寄る。ここはヒロユキさんと山の帰りによく寄ったところ。近くの高原野菜の駅で休憩。深夜に上武道大田道駅に移動して仮眠、翌日帰京。
前回の五色沼スキーのトラック


前回の五色沼スキーの記録
http://itokisya.blogspot.jp/2012/03/blog-post_21.html