第二下降
photo by Hiroshi Kawasaki 川崎 博
こんにちは。10月24日から27日にかけて、黒部下の廊下のカヤックによる第二下降 が5人により行われ、成功いたしました!(第一下降は12年前モンベル辰野勇による) 私もサポート隊として当初全日程参加予定でしたが、仕事の都合上、25日まで参加 いたしましたので、その間のレポートをいたします。 カヤック隊5人は皆、地元関西にて日々練習をつむエキスパートカヤッカーです。 またサポート隊には、クライミングの技術やボッカが必要でしたので、クライマーの 協力もいただき、10人になりました。カメラマンの川崎博氏と私のスキーの先輩の小 俣氏にもご協力をいただきました。 カヤックの搬入方法は、扇沢より23日深夜トローリーバスの道を専用の台車にカヤッ クをつけて、テクテク歩き運び込みました。わずか1時間でいけました! カヤックをなぜこの時期やるのかと言いますと、黒四ダムが10月16日より放水を終 了している為、比較的グレードが下がるからです。と言ってもクライミングで言う5: 14から5:12になるぐらいか? 下降初日、黒四より新越沢出合いは、1っ所以外は簡単なコースでした。その一ケ 所の滝壺の中に、1人巻き込まれ30秒ほど出て来なかった時は肝が冷やされました。 このセクションは前回下降されていませんでしたので、ファーストディセント(1人) になります。 二日目が今回の核心部です。別山谷出会付近のスノーブリッジ内部の下降(2時間 後に崩壊しました。危なかった-。)、白竜峡の12~13Mの滝落ちや多数の5Mクラス の滝落ちまで見届けて帰路につきました。その後報告によると、数回のトラブルが発 生したそうですが、S字峡の多数の滝落ちにも成功して、無事欅平よりトロッコ電車 にておりました。 今回の件は、雑誌紙面やモンベルにてスライド/ビデオショーにて発表する予定で す。お楽しみに。 by watanabe kenji