2.13.2012

寺子屋山と飯縄山


寺子屋山と飯縄山
2012年2月11~12日
member Ito Hiroyuki 伊藤フミヒロ
terekoya yama

11日土曜日 くもりはれ

前夜に湯田中の翠泉荘イン。朝ごはんをいただき一之瀬に上がる。宿の前の新雪5センチ。10時半ころリフトで寺子屋ゲレンデトップ。ときどき青空が。リフト小屋の裏を直登するボーダーチームがいて後を追うが、藪ヤブに阻まれて急転下山してしまった。スキーのまま無理矢理登って寺子屋山頂肩に出る。森の中、新雪30センチほど。山頂を過ぎると雪庇の稜線となって襞ひだをひとつひとつ乗り越していく。高い山はガスの中だが焼額や魚野側源頭域などぼんやり見える。ときどき青空、風はなくよい天気。
最初のコルまで下ってもう12時半。2時間で1kmも進んでいない。裏岩菅山まで行きたかったが、急転して往路を戻る。1時間ほどで山頂に戻って、朝苦労したヤブを避けて寺子屋ゲレンデトップに戻る。
ゲレンデ横のツリーランを滑る。なりゆきで発哺に出る。昭和時代のゴンドラで東館に戻り一之瀬に帰る。4時。宿にもどり近所の湯田中大湯に入る。
寺子屋から裏岩菅は昔パタゴニアカップのあとに何人かでツアーしたが、さくさくと半日でまわったはず。あれは3月だったか。
iizuna yama

12日日曜日 雪曇り晴れ
翠泉荘は昭和レトロの宿を自称していて確かにそれらしい。コタツのある日本間は悪くないし、手厚いもてなしで居心地はいいが今時のヒトにはどうだろう。朝起きると大雪。午後からはよくなるというので、前夜コタツで打ち合わせしたとおり飯縄(綱)山へ移動。
信濃町ICで降りて戸隠に向かうころには日差しが出てくる。ときどき西風強風の戸隠のスキー場からスタート。瑪瑙山トップまでリフト2本。天気は好転していて向かいに飯綱山と長い西尾根の全体が見える。これならと10時出発。飯綱の周遊ルートはクラシックなツアーコースで人気だが、今朝はだれもいない。
meno san

いきなりノートラック良質パウダーを滑ってコル1639mへ下る。その先飯綱山への上りもノートラックでルートファインディングを楽しみながら登る。2時間半ほどで山頂1917m。後続の2人が上がってきて、東面から登ってきた山スキーヤーがひとり。東面はずーとガスの中だったそう。そのうちに西尾ね伝いに登山家グループが数人登ってきて山頂はにぎやかになった。
神社のある南峰1909mまでシール付きのまま移動。1時前に西尾根を下る。
しばらく下った尾根上1780mで、テレブーツが折り目から割れて転倒するはスキーは流れるはで大騒動。口を開けたシェルをガムテープで修復して、この後は大人しく下る。森の中の雪は悪くなく2時半に中社ゲレンデに無事到着。リフト2本のりついでスキーセンターに戻る。高妻山と戸隠山がきれいに姿を現した。バードラインから長野ICに入って夜に帰京。
nisione

飯綱山は、独立峰で眺めはよくスキー登山ぽいクラシックなルートは楽しい。
壊れたブーツはスカルパの古いT1。いつだったか富士山でゴム底がはがれたのは駅ストリーム。どちらも耐用年数切れだろう。