城山
初めて登った
2015年2月11日
狼煙台から丹沢 |
花の園地から城山 |
大杉遺がい |
member 太郎 ケイ 伊藤フミヒロ記
11日 水曜日
天候 はれ
建国記念日で好天。いつも通過するだけの津久井湖、その畔の城山。名前も平凡、園地の延長にある小さな山、と思っていたが、なかなか味わい深いハイキング山だった。山の様子もいいが、中世の城郭跡が一帯に広がっていて由緒もあるようだ。
国道脇の県立津久井湖城山公園(花の苑地)に車を停めて、津久井そばで軽食してから山へ向かう。1時。
ほどほどに手の入った山道で、森の様子は高尾山とおなじ温帯の樹林。祭日なのに人が少ない。江川杉などもあるがほとんどは天然の森のようだ。大木も。
山頂近くに湧水池(宝が池)があり、名物の大杉は数年前雷に打たれて燃えてしまったという。遺がいから往年の様子をうかがうことができる。
丹沢を望むためにあるような展望台があって、これは古城の一画、狼煙台とも見張り台とも。南東峰には飯縄神社があって由緒は詳らかではないが天狗もいたのかもしれない。
山頂は運動場のような広場になっていて石碑がたっている。本丸の跡だろう。ほかにも当時の土木工事の遺構が各所にあって興味を惹く。曲輪とか丸、堀切とかの防衛施設だという。はっきりした石積は見当たらず路傍の石ころが往事のものかと想像するのみ。ヨーロッパのような石の城なら今でも立ち姿を見ることができるのだが、ここでは想像することもできない。
案内によると古城のサムライたちの住居は山中ではなく、城山南西の平地で、根本、根小屋などの地名が残るあたりだという。彼らは毎日山登りして登城したのだろうか。
奥山のような細い周回路を下って湖畔に戻る。4時前終了。標高差は250mほど。であったのは10数人。子供や外人が目立つ。
広小路 |
宝が池 |
城郭案内図 |
城山ダムの高さは75m。津久井湖ができる前、相模川本流から見上げれば天を突く俊峰に見えただろう |
小柄ながら急峻で形がいい(ウイキから拝借) |