11.02.2022

父島のシーカヤックとシュノーケル

小笠原の青い海で1日ツアー 

 2022年10月27日

member  ito fumihiro kisya(記)

ラッキー。天気いい。トミーGさんもニコニコ


 出発まえにネットでカヤックツアーを予約していました。

 トミーGワールドというところですが、個人営業のようです。Gは爺さんのことらしい。

 

 朝の迎えのくるまにもうほかの客がのっていました。母娘と一人旅の女性それから若いカップル、それに私。

 海の様子を見ながら、南へドライブします。予報とはちがって天気はよいのですが風があります。ちょっと心配と、トミーGさん、話好きで本音のヒトらしい。もう還暦とか。

 

 父島第二の集落、扇浦がスタートです、二人のりのカヤックが並んでいます。朝早くからトミーGさんが用意したといいます。見たことのない舟で、水が入っても、貯まらない、沈しない、沈してもかんたんにリカバリーできるそう。薄くて浅く、見るからに一体成型の舟です。

 

ヒンコウ丸の沈む境浦



あちこちで遊びます

ふたりのりでラク

 今日のルートは扇浦から北上して境浦まで、往復プランです。途中入江に入ったり浜で泳いだりするそうです。私のバディは大型の女性で力持ちそう。ハシノさん。

 

 9時にスタートしました。快適に進みますが、ときどき山から風が吹き下ろしてきて止まってしまいます。ハシノさんが強力で助かりました。

 

 風が続くので近くの入江に避難しました。ここでなんだかんだ時間が過ぎます。風と波の塩梅を見てふたたび出港。がんばって昼前には境浦の入江にはいりました。ヒンコウ丸という沈没船がある有名は湾です。

 ここでシュノーケルをたのしんでランチをとりました。温かいコーヒー、サービスよいです。

 

 沈没船のあたりは海底が白砂で熱帯魚がたくさん住んでいました。船は赤さびた鉄骨だけになっていましたがその骨にも登ってみました。

 

 ヒンコウ丸の悲しい物語りを聞いてからもう少し先にすすみます。境浦の裏の小さな入江はサンゴ礁の海で魚が多くきれいでした。シュノーケルで熱帯魚との2回めのセッションでした。

 

 南海の時間はまたたく間にすぎて、帰路につきます。帰りはフォローの風をひろってスムーズに進むことができました。3時に扇浦帰着。

             

 まる1日カヤックを漕いでいるのは大変なので、海を見たり、浜や磯で観察したり、シュノーケルを楽しんだりするのがよいようです。

 トミーGさんはサーフィンのほかオールマイティのプレイヤーで、楽しいガイドでした。

 追記

小笠原の不思議の2

なぜ飛行場がないのか。


ということはなぜ飛行機便がないのか、ということになるとおもいます。

戦中は日本軍の飛行場が父島須崎のあたりにあったそうです。アメリカ軍占領のときも同様。いまはありません。

北の利尻島、南の石垣島、奄美大島、屋久島へ飛行機で飛んだことがあります。ジェット機もあればプロペラもありますが、長い短い相応の滑走路があり安全飛行しています。


小笠原飛行場は大部分の島民の念願、悲願だそうです。島内にそんなタテ看板もあります。ならどうして、というところですが、


ネットで石原慎太郎さんのちょっと前のコメントを見つけました。都知事時代のものです。


私も、小笠原ラバーのひとり、作ったほうがよいと思うが、地形的に険しいこともあって莫大な費用がかかる、それに環境庁から自然保護についての注文もありなにかと難しい。いま国も都も金がない。代案は高速船とか水上飛行機とかあるが中途半端なのは知っている。

おおよそ、そんなふうなコメントがありました。

おまけに石原さんは、戦後の父島、南島などの自然の荒廃や返還後の大村の復古的な土地割(村人の我利我利亡者ぶり)など、政治のマスタープランの欠如、地元の意識の低さなどについてもぶつくさ言っています(アメリカ施政時の島はもっときれいだった、というようなことでしょうか?)。

島が小さい、島民が少ない(3000人未満)、観光のヒトも週一でおがさわら丸で行き来するくらいの少数。

つまり、費用対効果が悪すぎる、というようなことが主な理由になってなかなか飛行場の建設にすすまないようです。飛行場候補地などもあれこれ話題になりましたがハナシだけで止まっているようです。

飛行機が飛べばたくさん観光客が利用するのではと私などは思います。羽田から片道1,000kmなので沖縄便くらいの設定ができるでしょう。6日間の休みをとるのがむずかしいヒトでも1泊、2泊なら気軽にやってこられます。


小笠原くらいの島はほかにもあって飛行機が飛んでいると言いましたが、小笠原飛行場の建設はお金さえかければ可能なことのようです。とはいえ観光客がふえればその受け入れの体制はいまのママでは破滅します、根本からやりなおす必要がありそうです。

飛行機が飛べばおがさわら丸の客が減ることだけはたしかでしょう。とはいへ24時間かけてのんびり行きたいというヒトも案外いると思いますけど。



  

11.01.2022

小笠原島はじめて(父島)

海辺から夜明山経由ひとまわり、バスツアー

 

 2022年10月25日〜26日

  メンバー イトウフミヒロ 記

 

おがさわら丸。日本の離島船としては最大、巨船です

見えてきました

 初めて小笠原へ。

シーカヤックとハイキングします。おが丸パックを利用して現地3泊、船中2泊の5泊6日コース(これしか選べない)。目いっぱいの計画を立てましたがどうなるか。このさき1週間の天気予報はくもりと雨マークが多いのです。



東京湾レインボウブリッジをくぐり一路南へ



 おが丸パックはおがさわら丸パックのこと

で船代と宿がセットになっていて、いくらかお得です。10万円くらいから、選ぶ宿と船室のグレードによってさらに高くなります。

 (おがさわら丸は週に一便。東京と小笠原父島とを往復します。これ以外に小笠原へ行く方法はありません。おがさわら丸は1隻しかありませんから東京港をでて父島に3泊逗留してから東京に戻ります。なので観光客は行きも帰りもそれに合わせて旅行するのがフツーです)


 東京港竹芝から

12時発のおがさわら丸に乗船。高層ビルを背に東京湾を南下。外海にでると波が高く、今日は揺れる日のよう。気分よくありません。暗くなるころベッドにはいりました。

父島二見港つきました

中央山地から西と東の海が見えます

天体観測もこの島の大切な仕事らしい


翌朝、朝食のころ

には船はもう小笠原の海を走っていました。ぴったり24時間かかって、26日の12時に父島二見港に到着。埠頭からこどもたちが、おかえりー、と叫んで海に飛び込んでいます。歓迎してくれてる模様。

  

 やすおん家にイン、町をぶらぶらし、午後の小笠原観光のバスツアーに参加しました(おが丸パックのオプショナルツアーで別料金)。 

 

固有種が多いのが小笠原の特徴、南海の孤島ならでは

タコの木

島の中央部には屋根のような脊稜が連なる

 12〜3人の参加者で、

ドライバーがガイドも兼ねています。ていねいに島のあれこれを解説してくれました。きれいな浜を見てから山に上がりいくつか展望台をたずねました。高くもりの日で青い海はなく寒々していますが実際はかなり温かいです。都内より10度は高い。電波望遠鏡や植物園にもよりました。

植物や地形はもちろん小笠原の特別な歴史を話していただきとても勉強になりました。

宿は民宿みたいなところ、お気楽です。窓の多いやたら広い部屋で、ベッドが4つもあります。ベランダは10畳くらいあって洗濯ものが干せます。若い夫婦とひとり旅の青年、それに私の4人が朝晩の食事を同じテーブルでとります。クリタさんとタニモトさん。


夕方、浜に出てみると

きれいな夕焼けが広がっていました。

夕方、大村湾(前浜)で散歩する


おが丸パックの内容、留守宅用

追記

不思議なpcr検査

おがさわら丸に乗るにはpcr検査が必須になっていて、ということは父島、母島にはpcr検査なしでは上陸できない、陰性のヒトのみ入島できるということです。

検査は、小笠原海運(小笠原村もか)から送られてきた検査キットで前日に検体をとって竹芝の事務所まで持っていってチェックしてもらう。なんでもなければ翌日の乗船OKというもの。

念のいったことですが、こんなことをやっているところはほかにあるのでしょうか。伊豆七島でも南西諸島でも聞かないようです。不思議。

陰性のヒトだけが乗っているはずのおがさわら丸ですが、マスクなど必須です。父島でも母島でも基本みんなマスクしています。不思議。

これを聞くだけで、めんどう、しばらく小笠原へ行くのはやめておこう、と思うヒトもいるはず。別天地小笠原の不思議のひとつだとおもいます。


 

10.22.2022

那須の南月山と三斗小屋温泉

ちょうど紅葉、天気はあたりでした。

member マツクラ、ハネダ、イトウフミヒロ 記

date 2022年10月16−17日 日、月曜日







2022年10月16日 日曜日

那須の紅葉を見にいきました。那須連山の西側は行ったことがなかったのですが、きれいな森が広がっていました。


朝いちに出てマツクラ車に乗りかえて那須ケ原のハネダ家へは8時ころ。そのまま沼原に向かいます。

日曜日なのでロープウエーに乗るのはハナからあきらめています。今日明日の天気予報は曇りと雨ですがいまのところ大丈夫。

          

沼原(ぬまっぱら、標高1270m)の駐車場はほぼ満杯でした。100台くらい収容できるよう。

9時スタート。白笹山をめざします。こちら側はハイカーはあまりいません。名物のヤシオツツジや雑木の紅葉を眺めながら登ります。

白笹山1714m。山麓は雲海が広がっていてきれいです。麓にいれば天気予報は当っていることになるでしょう。


南月山(みなみがっさん)1775mまでは緩い起伏が続きます。11時45分着。沼原からの標高差はちょうど500m。正面に茶臼岳が大きく見えます。

姥ケ平とひょうたん池を見下ろす

牛ヶ首は大にぎわい。岩山が茶臼岳


ロープウエーで上がってきたハイカーであふれる牛ヶ首を経由して姥ケ原・ひょうたん池に下ります。このあたりが絶景ポイントと言われているようです。のんびりしてから三斗小屋へ向かいます。また静かになりました。

南月山


三斗小屋へは小さな沢をいくつか越えてトラバースしていきますが錦繍の広葉樹林が続きます。


三斗小屋には2軒の山小屋があって、煙草屋にイン。15時半。

昭和の香りのする宿で、ここまで少なくとも2時間は歩かないと着かないという秘湯です。山小屋ですが、料金は旅館並みというのが最近の傾向らしい。客は登山者が多くて20人くらいでした。素晴らしい露天風呂につかりました。

煙草屋の風呂

沼つ原湿原


2022年10月17日 月曜日

三斗小屋温泉は栃木県板室と会津田島を結ぶ古い街道にあります。この旧街道を下って帰りたかったのですが、ご主人?が橋が落ちているかもしれない、というので、昨日の道を戻ることにしました。

7時半にスタート。予想ハズレで今朝もいい天気。午前中はもちそうです。分岐から下山ルートに入ります。那須山の大きな山腹をなぞるように沼原へ下っていきます。森や灌木、笹原、いろどり豊かな風景が続きます。このあたり植林帯がないように見えました。


沼原まで下って、湿原を歩きました。こじんまりとした平ですが木道があり流れがあり尾瀬のような景色です。案内を見ると植林したり灌漑したり畑にしたりと人の手の入った歴史があるようです。

車にもどったのは10時。

板室温泉の立ち寄り湯500円(としよりは200円)に寄って、黒磯で白河ラーメンして板室ICから帰京。

まだ雨は来ません。


・下にマツクラさんの詳細なレポートあります。プロフェショナルの写真がきれいです。

http://blog.livedoor.jp/mira47/archives/2084232.html


10.13.2022

大室山・加入道山 (丹沢)

西丹沢ビジターセンターからひとまわり。静かでした。

member イトウフミヒロ 記

date 2022年10月11日火曜日

キャンプ場からの大室山(もどってきたとき)


1日だけ天気がよいというので西丹沢へでかけました。大室山あたりはなんどか登っていますが、きれいでしずかなところなのでお気に入りです。



朝いちの大室山(キャンプ場から)

檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山など


早起きして東名

大井松田IC経由西丹沢ビジターセンターまで。2時間以上かかりました。

先着のくるまが数台います。


6時にスタート。正面に見えるのが大室山です。山が大きくみえます。キャンプ場をすぎるとすぐ用木沢出合。ここに車をおけるかもしれません。そのへんのキャンプ場みたいに広い駐車場がほしいところです。


用木沢は増水しているようです。渡渉が何か所か。ひとりに会いましたが靴をぬいで渡っています。短靴なのでしょうがないようです。私は踏み石伝いにわたりました。何箇所かそんなところがあって靴の中もなんだか湿っぽくなってしまいました。それよりも一箇所、なにげに過ぎた岩で滑ってころんだのがいちばんの失敗でした。手がよごれたくらいですんだのですが。


短靴のおじさんは足が強いようで、すぐに追いついてきました。今日は大室山から畦ヶ丸周回とのことです。以前歩いたことがありますが長いルートです。


小沢伝いに急坂になりましたが、ジグザグ道が壊れていて歩きにくいです。シカに出合いました。イノシシのあともあります。


犬越路峠着8時15分、

標高1060mとあります。駐車場から標高差は500mくらい。登山犬太郎はここに2回きています(じつは3回だった)。

檜洞丸などがみえます。道志川の神の川からのルートは通行止めになっていました。案内では、山に大亀裂が入って崩れそうなところがあるらしい。道志側から入ろうか、とも、おもっていたのでよかったです。

大室山肩下から富士山や南アルプス、右奥は御正体山かな

          

ここからは大室山(1587m)までは

尾根つたいの気分のいい路です。富士山や海の方、蛭ヶ岳などが見えます。

2時間ほど登ると大室山の肩にでました。箱根や富士山や南アルプスが見えます。山頂までは5分ほど。大室山山頂10時半着、休むこともなく折り返して加入道山(1418m)へ向かいます。

加入道山から大室山

リンドウ、ほかにシカの食べないトリカブトやマルバダケブキなどありました

加入道山へ縦走。

ほぼ下りですがやや凹凸があって1時間以上かかりました。展望のよいルートです。

向かいから夫婦連れが登ってきました。逆コースで回っているようです。今日は大正解だと自画自賛していました。


加入道山12時15分、

でひとやすみ、

15分ほど下ると白石峠につきます。1時前。


荒れはてた白石沢。あまりおすすめできなりルート

           

ここから用木沢出合いまでの下りは悪路です。たしか前のときも(調査中)悪路でしたが、今はさらに。

とくに上部は急坂のうえ路が壊れていてい危険でした。

下半分は渡渉が連続します。木の橋がほとんど流されていて、飛び石伝いのあぶない渡渉でした。

7〜8回川を渡りますが、いけるかな?のジャンプもあって今回いちばんの核心でした。

なんとか靴を濡らすことなくラッキー。


それにしても

ここの砂防堰堤の多さはなんだろう、昭和の仕事だと思いますが。50くらいありそう。堰堤は埋もれても効果ありなのだそうですが。


用木沢出合い

にもどったのが2時半過ぎ。ビジターセンターにもどったのがちょうど3時。行動時間は9時間でした。下りは膝痛もでて時間がかかりました。


それにしても

脊柱管狭窄症のしびれ、10年も続いた鈍痛がこの1年のあいだにすっかり消えたのは不思議です。 


今日出会ったのは3人だけ。ヒルにも出合いませんでした。


東名青葉から横浜港北線、で第三京浜分岐を見逃し、首都高羽田ランプ経由で帰宅しました。天気のこともあり文字どおりの日帰り山行でしたが、忙しくて疲れました。



追加1

白石沢は以前下ったような気がしていたが今回が初めてかもしれません。

関東山地には似たようなところが多いから、といいわけします。


それから太郎は犬越路峠を3回登っていると下にでていた。檜洞丸のときが初回です。

ほかに大室山の記録など以下ありました。

それにしても、太郎がいつもいっしょだったんだなー。


2014年12月 大室山

https://itokisya.blogspot.com/2014/12/blog-post.html


2017年11月 大室山

https://itokisya.blogspot.com/2017/11/2.html


2018年12月 加入道山ハイク

https://itokisya.blogspot.com/2018/12/blog-post_28.html


2011年10月 桧洞丸

https://itokisya.blogspot.com/2011/10/blog-post_18.html


追加2

通行止め。知らなかったのですが、

用木沢出合手前のコンクリート橋が3年前の19号台風などで壊れていて今年の7月末日まで通行できなかったそうです。ここ数年、用木沢も白石沢も入る事ができなかったよう。



追加3

シカ柵の中は

シカ柵の中は緑、ほかは坊主

下草が緑緑しているけれど、ほかは刈ったように坊主になっていました。シカの食欲はすごいと思いますが、シカ柵のあるところはわずか。ほとんど全山下草は坊主になっていてこれでいいのか(多分なりゆきだからいいのだろう)と思いました。丹沢に限らず、関東山地はすべて似たような感じなのではないでしょうか。

9.24.2022

前飛龍山・奥多摩 ハンワグのことも

時間がかかりました。最後に雨…。

member イトウフミヒロ 記

date 2022年9月22日木曜日

前飛龍手前から熊倉尾根

あまり展望はない前飛龍



超大型台風14号のすぐあと

天気予報はいまいちですがでかけてみました。

飛龍山(奥秩父から奥多摩へ続く主脈にある)に登るつもりだったのですが時間切れというか、体力不足、思ったよりも長丁場で、届きませんでした。飛龍山の標高は2000mを越えていて雲取山より高いとは知りませんでした。


前日の昼過ぎ

に出て中央道上野原ICけいゆ、鶴川沿いにゆずりはら道をいきます。甲武国境の笹尾根などハイキングするときに利用するきれいな田舎道です。くねくねで、山梨県道18号標識があります。鶴峠を越えて小菅道の駅に日が暮れるころ着、車泊。


翌朝寝過ごして6時半に道の駅スタート。丹波山道の駅までは30分ほど。モーレツなくねくね道です。初めて。


雑木林きれい

前飛龍あたりは岩場がつづきます

秋もまぢかでしょう

もたもたしてたので雨になりました


スタート

丹波山道の駅から歩きはじめたのは7時。ちょっと遅いかな。山道までは舗装路を30分ほど歩きます。

そのあとはスギ植林の森から広葉樹の森をジグザグにえんえんと登ります。


嵐のあとなので細枝や緑の葉っぱがどっさり落ちていました。どんぐりや栗の実も山のよう。ときどきガスが湧いてファンタスティック。日はさしませんが雲海や遠くの山も見えます。

サオウラ(さおら)峠の四差路についたのは10時前。車からは標高差800mの急な登りでした。


熊倉尾根は

雑木林の広い尾根で起伏もゆったり、熊倉山着11時。いろんなきのこが展覧会のように出ています。このあたりクマも出るそうです。

なんだか疲れてきましたががんばります。


前飛龍山の

手前は急に岩場まじりの急坂となっていままでと様子が違っています。

結局12時半過ぎに前飛龍山着。

ここまでヤマケイのコースタイムでは4時間半のはず。1時間遅れています。飛龍山まではあと1時間以上かかるでしょう、ということで今日はここまでとします。ここまで誰にも会いません、ということは下りでもだれにも会わないでしょう。


下山

来た道を戻りますが、サオウラ峠からは急坂で膝も痛くなって時間がかかりました。

そのうち、あやしい空模様になって雨になりました。

けっきょく5時に車に戻りました。行動時間は想定外の10時間。結局だれにも会うことのない珍しい日になりました。


翌日、

早起きして小菅けいゆ国道139号、松姫トンネル、猿橋、談合坂ICで帰京。3連休初日で下りは渋滞していました。8時には高井戸IC。

天気はまずまずでした

きのこはいっぱい

栗がたくさんころがってきました

・付録1

飛龍山標高2077mと丹波山道の駅の単純標高差は1300mほどですが、ヤマレコなどの記録をみると、実質標高差は1700mほどあるらしい。日帰りにはけっこうハードな山でしょう。

八ヶ岳の権現岳標高2715mを天女山パーキングから登ると、単純標高差は1200mです。三ツ頭の凸凹を計算にいれても実質1300mくらいだと思いますので飛龍山のほどがわかります。とはいえヤマレコなどのレポートみると若者は平気でがんがん登っていますが…。


・付録2

ハンス・ワグナーの登山靴にはいつも感心 Hanwag はHans wagner


10年ほど前(調査中)に神田のさかいやスポーツで買ったハンワグの登山靴をいまでも使っています。

ビブラム底で、要所は裏出し革で、本体はケブラー地かなにか化繊を使っていて軽量化しています。

カカトやつま先はプラスティックではなく多分丈夫なゴムで補強されています。


当時4〜5万したものですが、アイゼンが付けられませんから冬も使える本格的な登山靴ではなく、(アルプスの)軽登山、トレッキング用のようです。


今日天気がよいので、ミンク油があったので皮革部分に塗ってみました。10年ぶりに手入れしたわけですが、皮革はまだまだ元気でした。内蔵のゴアテックスブーティェは多分弱っていて(破れていて)、今回の飛龍山行の雨では靴下まで濡れてしまいましたので役たたずになっているようです。


実はさかいやスポーツで、購入後4〜5年たったころビブラム底が減ったので張り替えています。2代目の靴底ですが剥がれるような気配はまったくなく、かなり減ってきましたが、日本の土の山を歩く分にはまだ大丈夫だと想像しています。


最近はハイキングすることが多くて短靴のトレッキングシューズ(HOKAなど)も使っていますが、登山となると足首までサポートするこのハンワグが安心です。

新しい靴をとも思うのですが、まだイケルかんじなのです。なによりも履きごこちがいいので気にいっています。

下の写真が、いまやたらにほめちぎったハンワグの靴です。

かりに、月に1回山へ行ったとして10年で120回、そのくらい活躍してくれたのではないでしょうか。いやはや頑丈ですね。

スタート前、この靴をはくときいつも、すごい靴だな、と思います。それを忘れないように書きつけました。

履きごこちといえば、軽量で知られるのHOKAの短靴と比べても、それほど気にならないくらい軽いのがすごいです(片方で600gほど)。10年以上まえの製品ですが改良の余地がないほど完成されているとおもいました。では最新のものはどんなんだろう、とやはりそれも気になります。近々さかいやスポーツに行ってみましょう



ハンスワグナーはドイツの登山靴メーカーです。100年くらい歴史があるとか。あのローバも同じルーツで兄弟で同じ村で作っていたとか、聞いたことがあります。ローバもお高いですが、多分同じくらい完成されているのだと想像します

スイスやイタリア、フランスなどアルプスがそびえる国には優秀な登山靴ブランドがありますが、アルプスを歩くことを基本に作られた靴は伝統もあってよくできていますね。


調査結果

2012年9月の箱根外輪山三国山ハイキングのレポートでハンワグを履いているのを発見しました。

https://itokisya.blogspot.com/2012/09/blog-post_15.html



9.12.2022

北八ヶ岳三ツ岳

おすすめできないハイキングコースですが、面白い

2022年9月10日 土曜日 はれくもり

member  kei itokisya


高山らしい景色。穴ぼこがあちこちあって危険



白樺湖はんのホテルをのんびり出て、ビーナスラインですずらん峠を越えます。峠も竜源橋のパーキングも車がいっぱいです。蓼科山登山の人だとおもいます。今日は土曜日でした。


北八つロープウエー(ピラタスロープウエー)は8時40分が始発らしい。9時発にのれました。

観光の人と横岳に行く人か、20人くらい。


登山届けをだしてすぐにスタート。3月にスキーで縞枯山荘けいゆ雨池山に登っています。今日は坪庭から三つ岳経由で雨池山を回ることにしました。


坪庭からひと上りして八ヶ岳の主稜線にでたところが横岳と三つ岳・雨池山の分岐です。

横岳への道から分かれた途端にいきなり岩ごろごろの悪路になりました。

巨大な火山岩がごろごろしていて、道はその間を縫ったり、岩の頭から頭へ飛び移ったりします。大岩を登ってすぐ下ってまた次の大岩を登るというくりかえしです。


三つ岳は三つのピークがあって3峰、2峰、1峰と続きます。そういえば3月に反対まわりから眺めたときギザギザの岩場が見えて、次のたのしみにしておこうともどったのでした。



三ツ岳を超えるのに2時間近くかかりました。土曜日とあって十人くらいのハイカーと行き違いましたがみんな悪路に閉口している(たのしんでいる?)ようでした。八ヶ岳最難関の縦走路といえるかもしれません。南の赤岳や横岳、権現岳などはなんともありませんが、トムラウシのロックガーデンをしのぐ歩きにくい道だとおもいました。


12時前には雨池山に着きました。のんびり下ってロープウエー駅にもどったのが1時ころ。

4時間ほどのハイキングでした。

プール平の温泉600円に入って、諏訪南ICから中央道、休日の渋滞が始まる時間でしたが、高井戸IC経由、暗くなるまえに帰宅できました。


・ネットでみた三ツ岳縦走のレポート。無雪期で天気もよくて詳しい。

https://montrek55.com/kitayokodake_02/