11.16.2023

大室山(富士山第2の寄生火山)

落ち葉がいっぱい。登山道のない山

2023年11月14日

member ケイ 伊藤フミヒロ記

11月14日 火曜日 快晴

山カンで歩きましたがだいたいこんなルートでした

大室山南峰から南東方面

青木ヶ原樹海、あちこちにブラックホールがあります

下山後に開拓道路から見た大室山、凹んでるのは火口


東京6時前に出発。東名で大井松田ICへ。246国道経由須走、山中湖とドライブ。河口湖のモールに寄ってから県道71号(開拓道路)で富士風穴へ。この道は紅葉がきれいなのですが今年はなんだかという感じ。のんびり走ってきたのでもう11時です。

名所富士風穴の駐車場は道脇のせまいスペース。先着のエコツアーの車が数台ありました。

ここを11時半にスタート、標高1100m)。気温は7〜8度くらいでしょう。

エコツアーのグループ(欧米人など)に会いましたが樹海、風穴探検とブナ森散策がテーマのようです。以前ここでときの総理大臣にあったことがあったような気がします。

地図もGPSもありませんが大室山に登ることにしました。精進湖登山道から大室山洞穴を見て野尻草原へ行く山道をたどります。古い赤テープがあってそれを追うと大室山の北東尾根を登っていくようです。踏み跡がありますが大量の落ち葉で不明瞭。だんだん急坂になってジグザグになります。正解ルートのようです。

大室山北峰1460mに13時50分着。ブッシュが多く展望はありません。5分ほど歩いて南峰に到着。標高1447mで三角点があり展望のよいところです。富士山が目の前、真下に野尻草原、そこから寄生火山群が山頂に向かって続きます。

ブナ広場のあたり。

下りは迷いやすいので往路をもどります。赤テープのおかげでOKでした。最後の最後、ブナ広場から樹海に入る(車へ戻る)道がわからずあせりましたが鉄ゲートのあるところが正解でした。15時半終了。山にはだれもいませんでした。シカ4頭と2頭みました。

行動4時間、標高差は360mくらい。

県道を南にくだり、ミルクランド牧場のコンドミニアムにイン。富士山が正面、裏窓からは天子山塊がみえるというけっこうなところでした。暖炉風石油ストーブもよかった。

ミルクランド牧場のたそがれどき

富士サファリパーク。マイカーでみてまわります


翌日。朝の晴れ間はまたたくまに高曇りに変わりました。田貫湖と白糸の滝を散策して、上井出から 国道469号(富士裾野線)。十里木で富士サファリパークに入園。サファリパークは初めてでしたがとても面白いところでした、3時間くらいいたかな。東名が渋滞になる前に帰京しました。

左回りで一周しました。全旅程300kmくらい

          

上 富士サファリパーク 下 田貫湖



上 白糸の滝 下 大室山南峰から富士山 

落ち葉が雪のようにつもっています


大室山北峰
2011年のレポート

2005年の大室山スキーで滑降


11.04.2023

丹沢表尾根

稜線にでると行列でした。雲ひとつ湧かない特異日


2023年11月3日

member 伊藤フミヒロ記

11月3日 祭日の金曜日 快晴

今日のトラック

高気圧どっぷり

葛葉沢のパーキング

廃林道から二ノ塔と三ノ塔

東京5時出。246号で厚木まで1時間、東名道で秦野ICへ。山辺の道で菩提、葛葉の泉。2、3台、水汲みの車がいました。3連休の初日で道路はあちこち混んでいるようですがうまくかわしたようです。そんな日にでかけなくても、というところですが天気予報もよいし、、。


名水葛葉の泉、標高400mを7時20分スタート。

三の塔尾根にとりつく廃林道を登りました。春先に歩いたのでだいたいそのとおり。戸沢からの登山道合流まで1時間かかりました。登山道はやはり歩きやすいです。数人に抜かれましたがすいていました。

三ノ塔1205mには10時20分着。3時間かかりました。30−40人いてにぎやか。天気はピーカンであついくらい。表尾根を塔ヶ岳の方へ行けるところまで行くことにしました。

三ノ塔山頂

        丹沢表尾根。若い人は元気、足も早いです



烏尾山から

ちょうどヤビツ峠からの登山者のラッシュ時間だったらしく、尾根つたいを行列して上り下りする感じです。キレットに下り、11時に烏尾山のピーク(1136m)で休憩、ここもひっきりなしに人が通ります。ハイカーの最新事情をのんびり観察してからUターンすることにしました。


三ノ塔に戻ったのが12時半。二ノ塔にトラバース、二ノ塔尾根を下山します。ここではひとり大汗で登ってくる若者にあっただけ。14時20分に車に戻りました。

7時間行動。高低差は1000m弱かな。

雲ない1日、大山すぐそこ


どこかへ?とも考えましたが平日に出直しすることにしました。東名秦野インターから帰りましたが夕方からは大渋滞になったらしい。


二ノ塔尾根から三ノ塔をふりかえります
三ノ塔から塔ノ岳(表尾根コース)




3月の三ノ塔レポ

2020年の表尾根往復

10.22.2023

節刀ヶ岳(せっとうがたけ 御坂山塊)

アプローチが不便なのか静か

date 2023年10月21日 土曜日

member itokisya記

上 大石峠から富士山や十二ヶ岳など 下 大石公園。朝早くから大混雑



眼下に河口湖と大石の村がみえます。奥に三つ峠や山中湖



ヤマケイネットのコースタイムでは5時間


前日の午後出。まだ陽気のいい丹沢は敬遠して道志みちで山中湖へ。富士吉田道の駅にイン。金曜日ですが車泊車が多い。北や南からのナンバープレートも多く富士山は観光地ですね。


翌朝河口湖大石へ。節刀ヶ岳(1736m)周回プランです。大石ペンション村入り口の二股の先になんとなく駐車場があります(10台くらい。舗装路が終わったところ)。寝すぎてスタートは8時20分。ここの標高は950mくらい。

節刀ヶ岳から北、奥秩父方面



大石峠の道は若彦街道のまんま。標高差500mほど、66曲がり



御坂の稜線は秋のさなか



金山山頂。パラグライダー周遊では中藤尾根からでてここがヤマ場


大石峠(標高1500m)を目ざします。古い街道で若彦路。往時そのままの道が残っているようです。ジグザグが66曲がりあるそう。植林帯をぬけて雑木森になると峠はすぐ。10時10分着きました。河口湖と富士山がよく見えます。峠道(若彦路)は北へ下って芦川村から甲府盆地へ続いています。南側は鳴沢から富士山裾をぬけて富士宮、中道街道と合流して静岡にでます。


節刀ヶ岳へは気分のよい稜線歩きです、秋風が冷たく手袋がほしいくらい。11時40分(1736m)山頂到着。富士山の頭は雲にかくれてしまいました。奥秩父方面が見えます。会ったのは中高年ひとりものが4人。若いカップルがひと組。休日にしては空いていると思います。


金山へ下ります。金山山頂からさらに下り、分岐を見落とさないように大淵谷(奥川)へ下る道を探します。大石ペンション村へ、という標識があってこころ細い路が分かれていました。ピンクテープがところどころついているので迷うことはないでしょう。急坂です。このあたりは地滑り地帯で大規模な堰堤が数十個作られています。10年以上前にきたときも工事中でしたが今もまだ続いているよう。


工事用道路にでてコンクリの坂道をころがるように歩くと大石峠の分岐、すぐ駐車場に着きました。13時50分終了。千葉県ナンバーの車が一台朝と同じように停まっていました。行動時間は5時間半、標高差は800mくらいです。

御坂山塊の西側のはすいているようです


明日もどこか? いいプランが浮かばずそのまま帰路につきました。多摩川(二子玉川)で花火大会があるとも知らず大渋滞にまきこまれてしまい失敗でした。花火はよく見えました。

帰りにみた多摩川の秋の花火大会


         

富士五湖エリアは、観光の人や外国人が多くてざわついている感じです。宿や店や食堂も今風にあわせようと必死のようす。まず土日は避けたほうがよさそう。

とはいえ観光の人がこない山はいいです。



10.08.2023

三浦半島の浜と磯

きれいなビーチはないかと見に行きました

date 2023年10月7日 土曜日

member itokisya記

急に涼しくなって北風ピューピュー、高い山は雪。海ならまだ温かいでしょうと三浦半島へ。3連休の初日です。

胴網海岸から荒井浜へハイキング。向こうに浜諸磯の磯崎灯台がみえます


浜諸磯の磯崎灯台とそのあたり

■胴網(どうあみ)海岸へ

油壷の京急マリンパークが閉館して(2021年9月)跡地にキャンプ場ができました。同じ京急の商売、水族館よりも手間ひまがかからないのでコスパはよいのかな。広い駐車場の隅から海岸に下る細道があって三浦氏の墓の前を通ります。

小さなこぎれいな海岸で前に見たときもいいな、と思ったところです。北風がつよく白波が立っていて、まだ朝も早いのでだれもいません。沖には釣り船やボートがいますが、手漕ぎのボートでは波にゆられてこわいよう。海が静かな日なら海水浴や磯遊びが楽しめそうです。

海には入りません。荒井浜まで浜辺をハイキングしました。荒井浜は海の家が2軒ほどあってまだ営業中、ここは比較的広い浜で夏なら海水浴でにぎわうところのようです。浜辺の踏み跡は、東大の地震観測所の手前で深い入江にでくわして途切れます。高巻きして、油壺の白秋散歩道を歩いてクルマに戻りました。三浦氏最後の城跡がありました。北条との戦いに破れたと案内がありました。油壷のとろ~とした入江が足もとに見えます。

三浦半島は南の方がいいです。今日は150kmくらいのドライブ
浜辺のハイキング。Dが胴網海岸、Aが荒井浜海岸

  参考 油壷の荒井城(新井城)
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%95%E5%9F%8E


■浜諸磯(はまもろいそ)海岸

荒井浜から油壷湾を隔てた南の岬です。浜諸磯の集落があります。クルマで大回りします。出口民宿の駐車場にクルマをおきます。休日1日1000円、平日500円です。さっきの旧マリンパークの駐車場も同じでした。

諸磯崎灯台へは案内もなく人ひとりが通れるブッシュ道を行くと海岸にでます。広い浜で磯が続いています。釣りの人が数人、シュノーケルの人が2ー3人。富士山や伊豆の山が見えます。

波がやってこない潮だまりもあって安心です。背丈もない深さですが小魚がたくさんいました。場所を変えて3セッションほど、きれいな海水で魚も見たのでOK。海の中は寒くありませんが上がると風が強くて冷えます。


■荒崎海岸

国道134号を北上して荒崎へ。岬の先が海岸公園になっていてあちこち広く散策できます。

駐車場のすぐ先が荒崎海岸です。狭く見えます。砂浜はありませんが奥まで磯が広がっています。

休日とあってファミリーなどで賑わっていました。勝手にBBQができるようです。簡易テントもいくつか。磯遊びやシュノーケルができますが、今日は波が高い。岬の南にも海岸遊歩道があってぜんぶ磯です。今日はそこまで行きませんでした。

二箇所に展望台があって富士山の方へ沈む夕日が見られます。展望台は三浦氏などの城跡とのことです。

ここの駐車場は平日無料、休日1日1000円です。休日でも30分以内は無料ですがひとまわり30分では足りないと思います。

荒崎海岸公園

明日もどこかで野外活動をと走りながら考えましたが、いいところが浮かばすそのまま帰路につきました。近いのが三浦半島のいいところ。陸地はせせこましいところですが海辺は広くてきれいです。

上 浜諸磯 下 胴網海岸

上 荒崎海岸 下 荒井浜
油壷のあたり



浜諸磯のあたり




10.01.2023

南房総のシュノーケル 浜と磯

きれいなビーチはないかと見に行きました


date 2023年9月27-28日 水木曜日 

member  ケイ itokisya記

アクアライン経由館山道で館山へ。

海上自衛隊の先にあるのが沖の島。ここから県道257号、国道410号(フラワーライン)で海沿いにいくつか浜を見ました。2箇所で海に入りましたが、これは、というところは少ないです。釣りのひと、サーファーもほとんどいなかった。


見物海岸

磯笛公園

仁右衛門島


■館山湾から須崎へ

・沖ノ島 砂洲で繋がった島。浜と磯もあり。館山の人気ビーチ。数人が磯でぷかぷかしていました。

・大賀(おか)海岸 細道をくねくね下った先に数台のパーキングあり、浜はとても小さい、桟橋とテトラポットがあってここで潜るのか。

・見物海岸 休暇村の東側の浜。駐車場があってすぐ海。磯もある。透明度はなかった。だいいちサカナがいない。

・波佐間ビーチ 休暇村の西側にある浜。ふつうのビーチ。

・坂田(ばんだ)ビーチ 以前房の大山に登ったとき公衆トイレ脇にくるまを駐めましたが、そのときここはカリフォルニアみたいでいいな、と思ったところです。今はトイレにも入れないほどガチガチに閉鎖されています。近所の意向のようですが、よほど嫌なことがあったのか、よほど狭まい心の人たちなのか。 クルマなしなら問題はなく、近所のこどもたちが数人海水浴していました。

■白浜から仁右衛門島まで

・磯笛公園 野島崎公園先にトイレと駐車場。車からすぐ。浜はなくて磯です。そこそこ広いです。磯プールもありましたが濁っていてサカナはいませんでした。

・名倉ビーチ 広い海水浴場

・塩浦ビーチ 広い海水浴場

・仁右衛門島 鴨川手前。古い名勝の地です(古民家や歌碑など)。100mほどを手漕ぎ船でわたります(往復1350円)。海もきれい、シュノーケルなどに最適なところに見えましたが、今は遊泳禁止。ウエットスーツなど禁止とうるさい。入り口あたりの磯プールで海水浴するのはいいらしい。このあたりどこもアワビなど盗られるのを恐れているようです。


そんなわけで南房総の浜では、これは!というところはありませんでした。

白浜のオーシャンリゾートで1泊して仁右衛門島を観光して房総スカイライン経由アクアラインで帰りました。

白浜リゾート

仁右衛門島は一見の価値ある島だと思いましたが、好みがあるのでわかりません。

スカイラインの君津道の駅は、前から思っていましたが、やる気のないところで一見の価値があるかもしれません。できるだけお客さんに来てほしくない雰囲気が横溢しています、やってくる客は敵と思っているのか、、、珍しいところです。グーグルマップにもひどいレビューが載っています。いやいや何年もやっている、のはなぜでしょう?。


上 仁右衛門島 中 ローズマリー公園道の駅 下 野島崎


9.27.2023

岩手山 網張から8合目まで往復 東北の旅3

リフト利用しましたが時間切れ

date 2023年9月22日 金曜日 

member itokisya記

網張スキー場のリフト3本で標高差550mほどを稼ぎます

お花畑の火口から山頂を見上げます

8合目不動平避難小屋

横移動が多くて時間かかりました
ヤマケイネットの岩手山のコースタイムは健脚者向き


雫石道の駅の朝。夜半の雨は止んでいます。網張温泉スキー場へ移動。名物の夏リフトは昨日は運休でしたが今日は大丈夫でしょう。

始発は8時、数人ハイカーがいますが、どこまで行くのか不明。霧が濃くてとても登山日和には思えません。リフト3本をのりつぐのに40分以上かかります(往復2000円)。

山頂駅(標高1300m)スタート8時45分。下りの最終は5時、それまでに岩手山山頂(2038m)にタッチして戻ってきたいところです。標高差は登り下りがあるので1000mくらいかな。13時まで登ることにしました。

歩きはじめるとだんだん明るくなってきてそのうち日が射してきました。ラッキー。



8合目不動平から見上げます。まだ遠い


帰りに姥倉分岐から撮影

黒倉山が見えるころにはその奥に岩手山頂が顔を出し始めました。切通では鬼ヶ城ルートは敬遠して大地獄火口・お花畑火口ルートをすすみます。鬼ヶ城は見るからに岩の凸凹道のようです。コースタイムも火口ルートの方が短い。ここまでだれにもあいません。先行する足跡もまったくありません。

お花畑からは沢伝いにすすみ、火口壁のブッシュ帯・急坂を登ります。結局13時まで、4時間15分歩いてようやく8合目不動平避難小屋に着きました。標高1830mなので山頂までまだ200m登りがあります。山頂からこちらに降りてくる2-3人が遠くに見えました(どこから登ってどこへ行くのか?)。


残念ですが8合目で折返します。岩手山は何十年か前登っていますがあまり記憶がありません。山頂火口の写真をとりたかったのですが。


往路を戻ります。下りで会ったのは登ってくる二人(どこへ行くのでしょう?)。空いている岩手山でした。結局リフト山頂駅には4時45分に帰着。登り4時間半、下り3時間半の8時間行動。

また40分かけてリフト3本で下山します。向かいに雫石のスキー場、盛岡の街もよく見えます。ひとりでリフトを動かしてもらうのは気がひけます。



  


夕焼けのころ網張温泉ありね山荘に立ち寄りして帰路につきます。お気に入りの花巻西南道の駅によって、未明に北上江釣子インターから東北道にのり、えんえんドライブ、昼ころに都内に入りました。

5泊6日の旅でした。1300kmくらいドライブした勘定です。

インスタに上げたパノラグラム2点