2.22.1998

八ツ南沢のアイス

八ツ南沢のアイスクライミング
あちゃこちゃ行ったが結局ここ
 
1998/2/22、
メンバー:毎度おなじみタマナシ・パーティ(Chu&ヤッチン)

ホントは“荒川”に入ろうとしていたんですが、そのスジからの話では、ブライダル  
フォールが、ない!っていうし、奈良田のゲートがあいていても入ったのがバレルと  
嫌がらせでしめられちゃうというムチャクチャな状況なんですね。国土を切り開いて  
作った道路は、まっいろいろあるでしょうが、原則的には、民衆の共有財産な訳だよ  
なあ...やーめた、これやると、どんどんそれちゃうんで。とりあえずムカツクっ  
てとこで。
で、ああだこうだとこの2週間、あっちゃこっちゃ行って春日ルンゼなんて超マイナ  
ーなとこも攻めたけど、膝までのラッセル4時間でもうべろべろ。結局、標高100  
0m程度んとこじゃあかん、ってことに決めました。そうすると、やっぱり八ツかな  
あって。

南沢大滝は正月前後は下半が雪で埋まってスケールがなくなりとても快適なんて話も  
聞きましたが、もうそうではないですね。例年同時季に比べると明らかに貧弱です。  
前の日に降った暖かい雨で表面がでこぼこしていたり、流水溝が入っていたりでお世  
辞にも快適な状態とはいえません。だれも入っていなかったので、まずヤッチンが一  
番安定してみえる正面をリードし、私がフォロー。垂直部分が8mほどで、やや氷質  
が悪いのですが、多少凹角状になっていて安定して立てるポイントがあります。
正面ラインから左右の空洞を隔ててそれぞれ1m幅のつららが、やっと下部のフェー  
スにつながっています。右のツララは薄すぎてハーケンが裏側にはみでてしましそう  
です。左側は、立ちはじめの1m半は薄いのですがそれより上はかなり安定していま  
したので、私がリードしました。垂直部分は6mほどですが、アレート状ですので足  
使いが難しく感じました。上部の氷質は正面よりも安定していました。
しかし、後からきたガイドらしき超上手なリーダーが、大滝落口に3本のアイスハー  
ケンで支点を作って、3人の初心者らしいひとをぶら下げて講習をはじめたのにはび  
っくりしました。良く分かりませんが、氷の支点でトップローップってやったことな  
いんですよ、私は。大丈夫なんでしょうか? 落口って、セオリーからいうと氷が薄  
くて気泡が入りやすいんですよね。ここもそうでしたよ。...でもこのひとすんげ  
えうまいんだよねえ。
と、いうわけで今回もタマナシの面目躍如...でした。ではまた、次回のこころ。