12.25.2000

八ガ岳のアイス2本

八ガ岳のアイスクライミング
寒いほどうれしい

。。。
 
 12月25日
八ヶ岳南沢小滝
メンバー:ぴか、久住、上田、増田(以上REI)、一村
天気:晴れ午後から吹雪

大滝はバーティカル部がグサグサで怖そう。チキンドアウトして、小滝を登る。
小滝も右側は水が滴り落ちている。先シーズン池之内さんがトライしたツララは地面
まで届いていない。
中央部をぴかリード。氷が不安定なのでプロテクションを5本も打つ。。
左の凹角を一村リード。一村君は四国から出てきたバリバリのアイスクライマー。な
んでもカナダで一週間に3本ペースで氷を登っていたそうだ。
さすがに上手く、プロテクション2本で登る。
あとは久住(CMC所属)、上田、ぴかで中央部、中央右、左凹角、左ツララを交代
してTRで登る。
増田(YCC所属)、一村コンビは、左ツララ、中央左、右のミックス、さらに右の
ドライツールをTRで登る。
ぴかのみ日帰りなので1人で下山。あとはテント泊。あす大滝を登るようだ。

アクサー、クオークがあり、借りて試すことができた。
アクサーはパルサーより、ささりが全然良い。でもなんと言ってもクオークのすばら
しさにみんな感動!安定感抜群である。
絶対買うぞ!!

シーズンはじめだったけど、TRも含めて5本登れたのよいトレーニングになりまし
た。


12/29

メッmバー ちゅう
遅出で、八ヶ岳広河原沢左俣、大滝まで。
大滝は案の定誰もいなくて、堂々とソロできました。(ソロイスト使ったけど)
昔、ちゃんとビレイヤーいても敗退したんだよ。もっとも道具が格段だけど。
この日はこれだけ。さっさと、やっちんちで読書してました。
さて、12/30。晴れ。
朝5時起きで、再び広河原。今日はソロで右俣を。去年も
ここだったが、上部を右ルンゼに逃げたので、今回は、まっすぐ。
舟山十字路にベンツをデポ。(またベンツになっちゃったよ)
7:20。雪は例年より少な目か。ここらあたりで、20cmくらいかな。

右俣出合い8:50。滝はどれも小振りで、良く氷っていて快適。
途中、武藤返しの滝(立ってるなあ、おもしろそ)偵察。
クリスマスルンゼ(大滝は遠目には良さそう)、右ルンゼを過ごし、ゴルジュに突
入。
出口にあるチョックストーン滝が核心部かな。
ここが悪くて、苦労した。ナジャをハング上の岩の隙間にスタックして
、でも効きがいまいちなので、これは保険。これに長めのセルフをとって
右壁にステミングかけて、マントル。これがきまって、とってもうれしかった。

ここから、上部スラブは新雪がのってて、やなかんじ。
1人かせいぜい2人のトレースがあって、それを追った。
雪の付きが不安定な滝心から左の草付きへ逃げる。ここは、40~50°の壁が
延々。(400m以上あったかな)
難しくはないが、ミスはできない。もし初心者がいたら、氷にラインを採りたいとこ
ろだが。
だって、ハーケン打てるからね。
トレースは途中、非常にやばいトラバースをしていたので、僕は、僕の信じるライン
を採った。
これがうまくいって、南稜P2に11:15着(2700mくらい)。
早い!! 我ながら感激。おれ52だぜ。

稜線は強風。天気は下り坂で、薄い雲に覆われていた。
歯を抜かれたばかりなので、ウィダーインを1パックのみこんで阿弥陀へ。
へばってしまい頂上まで掛かりすぎで12:30。

南稜の下りで、広河原へ下りる近道が見つけられず、旭小屋まで行ってしまった。
14:50。舟山十字路のベンツ着。15:10。

広河原右俣は、雪が被る前に初心者が良いリーダーと行ったら、丁度いいかな。
でもソロだと、ミスのできない長いアイスフルートを登っているような緊張が続いて
良い課題になった、と思う。

ではみなさん、良いお年を! 良い新世紀を!