7.16.2005

西沢渓谷カヤック山行&下降記 渡辺けんじ

カテゴリ:2005の記録
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たきたき


西沢渓谷(山梨県)カヤック山行&下降記

7/16(土)
13:00駐車場に集合予定が諸事情で14:30過ぎになる。入り口の茶店のおばさんに
「さっきもドカドカとカヌー背負って川に向って行ったけど、まさか七つ釜を漕ぐん
じゃないようね?そんなの初めてだし無理だよ。滝つぼに入ったら2度と出てこられ
ないんだよ」と言われたので、いつものごとく「国体の練習です」と言ったらああそ
うなんだとかわすことが出来た。ザックにストラップを工夫してカヤックを取り付け
カヤックを背負っておばさんに見送られ出発。先週下見を終えていたので行程は通常
でわずか1時間、担いでも1時間30分くらいだと予想する。一人だとなんか寂しい気分
なので先行パーティーに追いつこうと、結果1本も休まず小走りでハイドレーション
を駆使しながら進む。歩いて40分、先行の深田さんが既にカヤックをデポして引き返
して来た。オッサンは暇なので一人午前中に歩き出し、景色を見ながら独自開発のカ
ヤックキャリアーで復路の林道を使い、汗もかかず鼻歌で歩き通したそうな。おれは
独り重荷に喘ぎながら川沿いの道を歩く。途中カヤックが上の岩に当たりバランスを
失い、カヤックごと川に落ちそうになり、カバーする為思いっきり踏ん張ったところ
「ピキ!」左ふくらはぎがつって絶叫する。後ろにいたおばさんは俺の行動に固まっ
ていた、、、。結局ゴール直前で折り返してきたメンバーに合流しホッとする。帰り
はトレールランニングの練習も兼ねて全速力で皆をかわし、16:00には駐車場に戻っ
て来た。肩に食い込んだ重荷のせいで肩凝りが凄い。奴隷竹ちゃんにお願いしてマッ
サージを受けると記憶が遠のいた。

7/17(日)
予定通り4:00起床。昨晩は皆すぐ寝たので朝から元気で安心した。山屋と違ってカ
ヤッカーは歩き慣れてないから心配だった。また我々は違うが、他のカヤッカーは朝
遅い人が多い。まあ本当のコトをする人は大抵早起きなもんだ。出発目標5:00だっ
たが昨日の下見の結果グレードはそんなに高くなく、簡単にエスケープ出来ることか
ら今回は中級者にも2名加わってもらっいバックアップすることになった。彼等には
簡単カヤックキャリアーを渡しお気楽に進んでもらい6:00出発。下降メンバーは合
計11名という大所帯になってしまった。通常グレードの高い所をやるときは4~6名が
ベストと考えている。下り始めはいきなり七ッ釜五段の滝からである。偵察の結果一
番最後の大滝が高さは15mくらいなので問題ないが、かなりリスキーなラインをとる
ためポーテージすることにする。結果4番目の滝も飛んでしまうと上がれなくなって
しまうので、3番目の滝を軽く飛んだ後ロープを出し一旦トレールに上がった。大滝
下部から連携しながら簡単にカヤックを下ろし、下降を継続。その後は滝落ちのオン
パレード!登山者などギャラリーに見守れながら猿回しのごとくきゃっきゃ言いなが
らバンバン落ちて行く。理屈抜きに楽しい!!!貞泉の滝、竜神の滝 などコンスタ
ントに5m~7mを飛ぶ。最後に三重の滝をラインがやばいのでポーテージ後、滝下へ懸
垂下降。トレールから見えないヒドン滝(約7m)へのアプローチをロープ確保しつつ、
一気に突っ込む!ここは天国だ!だれかがつぶやいた。砂防ダムのバックウォーター
からロープで急斜面を喘ぎながらカヤックを上げ、担いでトボトボと駐車場に戻ると
すでに夕方だった。

メンバー:深田、林(無くした矢)、辻、後藤、小畑、青木、中村、日浦、松原
(C-1)福島の人(竹崎と交互)渡辺(ARC)

以上

渡辺賢二

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