天池、福原家、甘酒
2017年8月11日金曜日
member 太郎 伊藤記
対岸の国道から見た鳥甲山 |
鳥甲山のムジナ平登山口駐車場で車泊したが明け方になってもだれもやってこなかった。夏にはもっと高い山に登る人が多いのだろう。
村内をひとまわりして見学する。上の原の天池からは昨日歩いた鳥甲山の全体が見えた。小赤沢の観音堂となりの保存民家(福原家)や元は小学校だったというとねんぼの民俗資料室は小さいながら興味深かった。
福原家総本家。入ってくださいと畑の人 |
宮大工が作ったという。屋根裏も広い |
福原文書 |
天保の飢饉で村ごと全滅したという甘酒を見に行く。鈴木牧之の道というハイキングルート。県界橋から30分ほど歩いて登るとぽっかりと平らにでる。小川も流れていて今は数枚の水田が青々としている。
たんぼの脇に古いお墓をまとめたものと慰霊碑があり小赤沢有志建立とあった。甘酒にはそれのみ、夏らしい熱風が吹いているだけだった。
注。村の年表が民俗資料室にあって江戸時代に秋山には水田はなかったそうである。また天明と天保の飢饉で全滅した集落は秋山郷では4つほどあったという。
ハイキングコースがある |
甘酒。全滅というが2軒あっただけとも |
慰霊碑など |
猛暑らしい、涼しいところに移動しよう。秋山郷をあとにいったん津南に下り、千曲川沿いにさかのぼる。飯山の滝の湯に寄ったあと戸狩、温井経由で信越国境の関田峠へ。標高1100mほど、鍋倉山、黒倉山の登山口であり信越トレイルの入口のひとつでもある。