3.21.1998

火打山から笹倉温泉

火打山から笹倉温泉へ春スキー
終点の温泉がグー、なかなかオツなルート
 
IN KOYAIKE HUT
 
メンバー クロ、なべ、高村、木俣,汽車
1998年3月21日から22日


先秋、高速道路が妙高まで通じ、東京を朝500に出て、900には,杉の沢スキー場の
駐車場でクロちゃんに会うことができた。妙高、志賀など,この冬のオリンピックのおか
げでずいぶん近くなったものだ。
新設のゴンドラと三田原高速第三リフトと乗り継いで,標高1850メートルまで,あっ
という間。降りたところで、ナベ、木俣、高倉氏と合流。
ちょうど、ここの主、ヒュッテの築田さんと矢野君たちも登ってきた。彼らは雪洞講習会
とやらで生徒を3人ほどつれている。
三田原山までは1時間とちょっと。ラッセルもなく快調だ。シールを外し、クラストした
滑りにくいスロープを黒沢池まで滑り込む。名人たちもこの雪では初心者のようだ。
ちょっと登りかえして、再びシールを外し、高谷池ヒュッテに到着。3時。
視界があればどうということのない道のりだがガスられたりしたら、ヒュッテを探すのに
右往左往するところだ。
冬季小屋は素泊まりで1000円。今夜の同宿はゼフィルスの沼のさんと中年の夫婦。酒
盛りしてミーティング。
高村氏が明日天気がよければさっさと笹倉温泉まで抜けようと提案する。明日はこの周辺
で遊んで、翌日笹倉というプランだったが、天気模様とお酒の残り具合を見て、その案に

賛成する。

23日
700前には小屋を出る。視界はあるが、火打山のあたりはガスにかくれている。火打山
までは各自好きなルートをとる。アイゼンをつけるもの、スキークトーを使うもの、あく
までシール登行するものなどまちまち。
1時間ちょっとで頂上。視界はあまりない。シールをつけたまま、おそるおそる影火打と
のコルまで下る。コルでシールを外し下り始めるが,ガスのため、ルートが判然としない
。30分ほど様子をみて,ガスの切れ目を待つ。ルート発見。
地図上で等高線の緩くなっている滑り台状のスロープに入る。まずまずの雪質。2000
メートル地点で隣の小尾根をこえて大きな沢にはいる。デブリがあちこちにでている。急
斜面をくだり快適に滑っていくと、急に平坦地にでくわす。クライマックスは過ぎた。
大休みして、野のテレマークにモード変更。
ガイドブックとおり等高線に沿ってトラバースすると深い谷にでくわす。賽の河原という
ところ。川底まで転げ落ち、対岸をよじ登る。アマノ平に滑りこみ,数本のトレイルを発
見。トレイル沿いに快調に滑る。林道にでくわし,笹倉温泉を眼下にのぞむ。笹倉温泉の
駐車場まで雪が切れることなく滑走できたのには感激した。ふと時計をみれば、まだ13
30。妙高に周回できる時間だが、評判の笹倉温泉に泊まってみたいとみんながいう。
格安で親切で綺麗な建物と部屋、温泉と料理は天下一品で,いうことなしの宿だった。
夕方から雪になり、一晩降り続いたからこの日の下山は正解だったのだろう。
北陸,信越線をつかい車を置いてある妙高の駐車場に戻ったのは翌日の昼前だった。

火打山鍋倉谷

1998-4-4.5

メンバー
田中俊之、津田浩司、飯沼慶二、野村みどり、榎本康二

この土日、火打~笹倉に行く予定でしたが、先週の寒波で、山は
アイスバーンになっており(三田原の登りでかりかり状態)、
このまま行っても楽しくないという判断で、高谷池ヒュッテから
鍋倉谷を降りて、笹が峰へ降りました。

しかし、鍋倉谷のルートも、最初の滑降はなかなか楽しく滑れて、
良かったです。笹が峰を延々歩くのはさすがに疲れましたが、
1日をフルに使ったツアーとなりました。

ただ、今年は雪が少なく、惣兵衛谷との合流あたりで谷は割れていて
スノーブリッヂを渡るか、高巻を巻くかする必要がありました。

高谷池ヒュッテは、スキーヤーでいっぱい。30人以上が泊まると
いう盛況でした。我々は、すでに笹倉は中止にしていたので、4階で
のんびりと寝ましたけど。

今回のトラブル
スネークスキン:硬いバーンの登りで効かない。
        取り付けバンドが切れる。

2.22.1998

八ツ南沢のアイス

八ツ南沢のアイスクライミング
あちゃこちゃ行ったが結局ここ
 
1998/2/22、
メンバー:毎度おなじみタマナシ・パーティ(Chu&ヤッチン)

ホントは“荒川”に入ろうとしていたんですが、そのスジからの話では、ブライダル  
フォールが、ない!っていうし、奈良田のゲートがあいていても入ったのがバレルと  
嫌がらせでしめられちゃうというムチャクチャな状況なんですね。国土を切り開いて  
作った道路は、まっいろいろあるでしょうが、原則的には、民衆の共有財産な訳だよ  
なあ...やーめた、これやると、どんどんそれちゃうんで。とりあえずムカツクっ  
てとこで。
で、ああだこうだとこの2週間、あっちゃこっちゃ行って春日ルンゼなんて超マイナ  
ーなとこも攻めたけど、膝までのラッセル4時間でもうべろべろ。結局、標高100  
0m程度んとこじゃあかん、ってことに決めました。そうすると、やっぱり八ツかな  
あって。

南沢大滝は正月前後は下半が雪で埋まってスケールがなくなりとても快適なんて話も  
聞きましたが、もうそうではないですね。例年同時季に比べると明らかに貧弱です。  
前の日に降った暖かい雨で表面がでこぼこしていたり、流水溝が入っていたりでお世  
辞にも快適な状態とはいえません。だれも入っていなかったので、まずヤッチンが一  
番安定してみえる正面をリードし、私がフォロー。垂直部分が8mほどで、やや氷質  
が悪いのですが、多少凹角状になっていて安定して立てるポイントがあります。
正面ラインから左右の空洞を隔ててそれぞれ1m幅のつららが、やっと下部のフェー  
スにつながっています。右のツララは薄すぎてハーケンが裏側にはみでてしましそう  
です。左側は、立ちはじめの1m半は薄いのですがそれより上はかなり安定していま  
したので、私がリードしました。垂直部分は6mほどですが、アレート状ですので足  
使いが難しく感じました。上部の氷質は正面よりも安定していました。
しかし、後からきたガイドらしき超上手なリーダーが、大滝落口に3本のアイスハー  
ケンで支点を作って、3人の初心者らしいひとをぶら下げて講習をはじめたのにはび  
っくりしました。良く分かりませんが、氷の支点でトップローップってやったことな  
いんですよ、私は。大丈夫なんでしょうか? 落口って、セオリーからいうと氷が薄  
くて気泡が入りやすいんですよね。ここもそうでしたよ。...でもこのひとすんげ  
えうまいんだよねえ。
と、いうわけで今回もタマナシの面目躍如...でした。ではまた、次回のこころ。  

2.04.1998

CLIMBING IN PHRA-NANG

CLIMBING IN PHRA-NANG , THAILAND

南タイ・プラナンのクライミング
トロピカルなクライミング
  
climbing in PHRA-NANG
 

MEMBER 野村 仁 & YOSIKO
1998年2月
    *
 Phra Nang(プラナン)岬は、石灰岩の岩壁と2つの岩峰、その間を埋める砂洲で構成  
されている。かつての海底がそのまま隆起して、地上に姿を現したような不思議な岩  
脈が立ち並ぶ。その独特の地形のために周辺から隔絶されており、小さなテイルボー  
トでしか上陸することができない。半島内に車が走る道路はなく、自転車も持ち込ま  
れていない。耕作地、商店、病院、警察のようなものもいっさいなく、おそらく定住  
している人もいない。リゾートらしい観光施設を全く排除しているのか、あるいはま  
だ大資本が入っていない秘境のリゾートというべきか。リゾート客の大半は欧米人で  
、泳いだり、浜に寝転んだり、本を読んだり、男女でベタベタしたり、そして一部の  
人はクライミングをしてすごしている。
 上陸した日の夕方になると、ぼくたちは、もう何をするあてもない気分になった。  
7a(5.11cくらい)が1本登れればいいなー、と思っていたが、それも淡い目的にすぎな  
かった。夕方まで何時間しか登れないから、今日はここをやろうとか、どういうステ  
ップで目標に近づこうとか、そういう思考方法にならない。定職のないフルタイムク  
ライマーのように、無限に時間を使える気分になってくる。気温と湿度、空と海の色  
、異邦の人々の視線としぐさ、いろいろなものが、この時間の流れに無抵抗に従えと  
いうかのようだ。
    *
 プラナン岬には4つのビーチがある。テイルボートが発着するメインビーチがライ  
レイ・ウエストビーチ、そこから半島中央部を徒歩5分強で横断すると、ライレイ・イ  
ーストビーチに至る。沖に珊瑚礁があるのか、ウエストビーチは白砂の明るい浜であ  
る。対するイーストビーチのほうはマングローブが茂って汚いため、浜で遊んでいる  
人をほとんど見かけない。
 半島南端には、この地で最も美しいというプラナンビーチがある。この一角は残念  
なことに高級ホテルに占有され、プラナンビーチはそのプライベートビーチとなって  
いる。イーストビーチからジャングルのトレールをたどればプラナンビーチに出られ  
るが、ぼくたちは一度も行かなかった。プーケット、ピーピー島と、プラナンの高級  
ホテルをセットにした日本からのパックツアーが販売されていることを、あとで知っ  
た。
 ともあれ、横幅にして数百メートル程度の小さな半島に、城ガ崎全域にも匹敵する  
ほどのクライミングエリアが拓かれているわけである。1998年2月現在のエリア数は  
32、ルート数は約250本、最高グレードは8c(5.14a)ということだ。
 ぼくたちはプラナンに5日間いたのだが、クライミングをするのにこれは最少限ギ  
リギリの日数だったようだ。1日目にはイーストビーチ側のメインエリアを回り、滞  
在2日目にちょっとしたトラブルに巻き込まれて、丸2日間クライミングが全くできな  
かった。残る2日間のうち、1日でどうしてもトンサイベイとタイワンド・ウォールを  
回らなければならない。主要なクライミングエリアの写真をひととおり撮って、最低  
限のガイドをできる材料を集めるのが今回の目的だった。

●ワン・ツー・スリー、ムイタイ
 プラナンの難ルートを落とそうとか、ルート開拓をしようなどという目標があるの  
でなかったら、最初に足馴らしに行くのは、「1,2,3」(ワン・ツー・スリー)エリアがふ  
さわしいだろう。ライレイ・イーストビーチからすぐのところにその壁が見え、1日中  
クライマーがいないことはない人気エリアである。すぐ右隣にはムイタイ・エリアが  
あり、こちらは少しグレードが高い。
 ワン・ツー・スリーには、フレンチグレード5クラス(5.6~5.8)が6本、ムイタイには  
5が1本ある。クライミングの基本的作法を知っていれば、石灰岩のクライミングが初  
めての人でも取り付けるルートである。続く6a~6a+(5.9~5.10b)は両エリア合わせ  
て4本、6b~6b+(5.10c~d)はぐっと多く12本を数える。ここまでがテン・クライマー  
の楽しめる範囲、石灰岩クライミングの入門クラスということになる。
 ワン・ツー・スリーとムイタイに来ているのは、まず現地のインストラクターに案内  
されるお客が多数。それ以外のフリーの人でも、初級クラスのテンクライマーが多い  
ようだった。こういう人たちのなかでは、6aや6bをきれいに登れば、けっこうやるじ  
ゃないか、と見えてしまう。5、6a、6bのルートはどれもおもしろく、初見で登れば  
けっこう難しい。なかでも5クラスはインストラクターが商売に使うルートだから、  
一般クライマーは彼らのじゃまをしないように気をつかったほうがいい。
 ワン・ツー・スリーとムイタイでは、いつも混んでいて順番待ちが長くなってしまう  
。そこで、ガンガン登りたい人は午前中の早い時間に来ること。そして昼食後には移  
動するのが賢い選択だろう。ワン・ツー・スリーから少し奥(東側)の山に入れば5つの  
エリアが連続していて、このうちぼくたちが行ったのは「ダンカンズ・ブート」エリア  
。薄暗いジャングルの中にあってロケーションは数段落ちるが、ルートは相変わらず  
おもしろそうだ。この周辺にはヒドンワールド、ジャングルジム、ザ・キープ、キャ  
ッスル・ウォールといった小エリアが集まっている。

●ロウタイド・ウォール
 干潮時(お昼から午後)になれば東側の岩礁を歩いて、ロウタイド・ウォールに行け  
る。ここは海岸の真ん中にある独立したエリアで、クラビーから船でやってくると、  
青空をバックに白い壁を登るクライマーの姿がカッコよく望めるところ。隠れた人気  
エリアのようである。すぐ奥にはジュラシック・パーク、フエコ・ウォールのエリアが  
続いている。ルートは6aからあるが、5.10aとはいってもかぶりがきついし、どれも  
初見になるから、それなりの実力が必要。だれかがリードしないとトップロープはセ  
ットできない。6aを余裕で登れないグループは、ただ海を眺めて帰ってくることにな  
るかもしれない。
 ぼくたちはいろいろあって、最終日にここへ来た。エリア名ともなったロウタイド  
(5b)は、1本目のクリップ前に核心があり、その上はワイドクラックもどきの登り方  
をさせられる。ぼくにとっては怖いルートだった。1本くらいはイレブンと、左端の 
Narsilion (6c+)をねらっていたのだが、これは次々に人が取り付いて登れなかった  
。

●ダムズ・キッチン、トンサイ
 半島北端の小さなビーチがトンサイベイである。ここにはクライミングをする人し  
か来ない。とても静かで周囲の景色は美しく、まさにクライマー天国だ。
 午後になって壁に日が当たると暑くて登れないので、このエリアは早朝から午前中  
に来るのが定番である。トラブル続きでふらふらになっていたぼくたちは、10時すぎ  
にバンガローを出て、アプローチのトレイルを少し迷い、壁に着いたのは11時を回っ  
ていた。ライレイ・ウエストビーチから行くと、トンサイの手前でダムズキッチンを  
通る。ここは長い前傾壁のエリアで7~8クラスが中心。8aと8bが各2本ずつ、8cが1本  
ある。トポから判断するならば、世界でも最難のレベルにちがいない。しかし、ここ  
にいた人たちは6c+で各駅停車だったり、6bにトップロープをかけて遊ぶグループだ  
った。自分のグレードがどうであっても、自分なりのマイペースで臆せずにクライミ  
ングを楽しんでいる。これは、プラナンを登る外国人クライマーの様子を見ていつも  
感じたことだった。だいじなのは登るグレードではない。心からクライミングを楽し  
むことだ。
 ダムズ・キッチンに荷物を置き、隣のトンサイに行く。まずタイ人の若者グループ  
に声をかけて、Lal Bab(7a+)らしいルートを撮らせてもらった。隣のかなりうまい西  
洋人グループは、仲間うちの初心者らしいのが身体中を震わせながら Cafe Andaman 
(7b)にトライ中。これも撮影させてもらい、ルート名を教えてもらった。トンサイの  
下部エリアは今風のどっかぶりルーフで、最もやさしいクラスで7a(1本だけ6a+があ  
る)、中心は7b~7c、8クラスが6本ある。左端から登る上部エリアには6クラスもある  
が、メインはなんといっても下部ルーフ、はっきりいって5.12クライマーのエリアで  
ある。
 ベースから徒歩20分ほどの美しいビーチに、5.12ルートがズラリと並ぶエリアがあ  
るのだから、そのスジの人にはこたえられない。二子山がご近所にあるようなもので  
ある。トンサイは日本人クライマーに一番人気のエリアというのだが、どうやら日本  
から来るのは5.12クラスの人が多いらしく、なんとも偏った状況である。5.10編集者  
の視点によって、5.10クライマーでも十分に遊べることを報告するのが、Rock&Snow  
編集部の意図する点であるだろう。

●タイワンド・ウォール
 もうひとがんばりと、タイワンド・ウォールへ登る。ライレイ・ウエストビーチの眼  
前にそびえる心なしか傾いた巨大な岩塔。その中央にはケイブが口を開いており、ト  
ンネルがプラナンビーチへ抜けているという。
 このエリアは、なんといっても3~4ピッチで頂上へ抜けられるマルチピッチが売り  
なのだが、2~3ピッチ目には7a~7bの核心部が集中している。したがって、5.11後半  
から5.12の力がない人には King & I (4P:6b/6a/7b+/7a)の2ピッチ目までしか登れ  
ない。多くの人はこのルートの2ピッチ目まで登って高度感を楽しみ、ラペルで下降  
して満足しているようだ。あとは1ピッチ目の各ルート(多数の6a~7a)を登ったり、  
Twenty Kilos of Steel (4)からトンネルを通ってプラナンビーチへ抜けるケイブツ  
アーを楽しむ人もいる。これらは、インストラクターが客をガイドするお決まりのコ  
ースにもなっている。
 壁の基部から5.5くらいのトラバースで King & I の取付に登ると、ライレイビー  
チの全域を見渡せるビューポイントである。景色を眺め、写真を撮ってからタイワン  
ド・ウォールを後にした。
    *
 プラナンでどうしても行きたいエリアをあげるなら、これまであげたワン・ツー・ス  
リー、ムイタイ、トンサイ、タイワンド・ウォールの4つになるだろう。年末年始のた  
とえば9日間の休みで訪れた場合、往復の日数を除けば、5日間プラナンでクライミン  
グができる。最初の2日間は足馴らしにワン・ツー・スリーとムイタイ、次の2日間は、  
7クラスに挑戦できるならトンサイへ、アルパインの登り方を知っているクライマー  
ならタイワンド・ウォールへ行ってもいい。最後の日には、自分の一番好きなエリア  
で課題に取り組むか、クライミングエリアを結んでハイキングしてもいいし、もちろ  
ん何もせずにゴロゴロしてもいい。1日早くプラナンを発って、ピーピー島経由でプ  
ーケットへ向かうのも楽しいだろう。
 理想をいうなら、本当は2週間くらいの日程で、10日間以上プラナンで登りたい。  
夢のようなクライミング経験になるだろうが、それは大多数のサラリーマンクライマ  
ーには不可能なことである。これまでは学生やフルタイムクライマー、それに近い人  
たちがプラナンに来ていただろうし、以前『岩と雪』で紹介されたプラナンも、そう  
いう人たちのための、さらには5.11後半から5.12以上の人たちが読んで役立つプラナ  
ンのガイドであった。いわゆる「上級クライマー」といわれる人たちのなかにも、アメ  
リカは行った、オーストラリアやフランスにも行ったけど、まだタイは行っていない  
、今度行きたいな…、という人はけっこう多いらしい。
 そんな別世界の話ではなくて、ぼくの本心としては、会社と家庭に縛られるサラリ  
ーマン、家族サービスや親戚づきあいの合間をぬってクライミングを維持している人  
たち、その結果、5.10からなかなかレベルアップが難しいというクライマーにこそ、  
日常から逃げ出して南国のクライミングリゾートに行ってみてほしい。帰ってくれば  
、もっとのびのびとした感覚で、再びクライミングを続ける気持ちになれることだろ  
う。

○記録
2/4 成田(航空機約6時間)-バンコク
2/5 バンコク(航空機1時間)-プーケット(ワゴンタクシー3時間)-アオナン(ボート  
15分)-ライレイ・ウエストビーチ(徒歩5分)-ヤヤ・バンガロー滞在
2/ 6 ムイタイ、ワン・ツー・スリー、ダンカンズ・ブート
    Giggerig for Climbing  5, 12m (1,2,3)
    Karaoke  6a, 10m (ダンカンズブート)
    Valentine  6a+, 12m (ムイタイ)
    Nuat Hin  6a+, 15m (ムイタイ)
2/ 7 ライレイ(ボート50分)-クラビー
2/ 8 クラビー(ボート50分)-ライレイ
2/ 9 ダムズキッチン、トンサイ、タイワンド・ウォール
2/10 ワン・ツー・スリー、ロータイド・ウォール
    We Sad  6a+, 25m (1,2,3)
    Make a Way  6b, 27m (1,2,3)
    Low Tide(1P)  6b, 20m (ロータイド・ウォール)
2/11 ライレイ(ボート50分)-クラビー(ワゴンタクシー2時間)-プーケット(航空機  
1時間)-バンコク
2/12 バンコク(航空機約6時間)-成田
(注) 2/7~8はトラブルのためクラビーに行かなくてはならず、結局、今回は2日間  
しかクライミングできなかった。また登り直しに行こう

1.24.1998

松木沢支流夏子屋沢

松木沢支流夏子屋沢F3のボロボロ氷柱登り
大切なつららをこわしたのはだれだ.
 
1/24/98、chu & ヤッチン

1998年か調査中

足尾の松木沢はアプロ-チのラクチンな割りに良質なアイスクライミングのできる

ゲレンデで、シ-ズン中(1、2月)はどの支流にもひとが入っている。黒沢が有

名だが、技術的には夏子屋沢のF3と横向沢の氷壁が立っていて面白い。

今シ-ズンはさすがの黒沢も全体的に氷が薄くて遠目にもヤナ感じだ。横向はやせ

ていて、超チンケ。夏子屋のF3を先行してリ-ドしていたクライマ-が先週登っ

たとうそぶいていたが、とても食指をそそるようなものじゃない。アイスクライミ

ングは技術よりも多分に感覚先行型の遊びなので、確率に呪縛されきっている。と

にかくケッコウうまいやつが、突然落ちたりして怪我してる。登れる氷かどうかの

判断が難しいから、性格にもよるんだろう。もっともル-トに出現する”氷”は質

に拘わらず処理しなければならないってことも多分にあるけど。

夏子屋のF3(12m)は広川さんのガイドブックに載ってる写真とは別物で、僕

の判断ではリ-ドできるぎりぎりの氷質。立ってる部分が短いから、そこに打つハ

-ケンさえ信頼できればいけなくもないな、って程度に悪い。下部はでこぼこのつ

ららで、そいつを壊さないように登れよなって、100回ぐらいやっちんにやじと

ばしたが、結局ここを壊しまくったのはラクチン・フォロ-の私であった。

(Sorry、フィルム忘れた!!)

1.20.1998

八ガ岳横岳西壁

八ガ岳横岳西壁
日帰りで裏同心ルンゼを登る。にぎやか

裏同心ルンゼ
 menber 忠、安田、汽車

1998年1月か調査中

5時に城西を出ず。美濃戸7時過ぎ着。やすだと合流。零下10度、
厳寒快晴の朝。レガシーにて美濃戸口に移動。10時に赤岳鉱泉。  
寡雪なれどアイスクライミングには降雪より寒気が重要とか。明瞭
なトレールをたどりF1へ。3チームほどのアイスクライマーと前
後して登る。その先、後ろにも別グループあり。大変にぎやかな日
。山岳会メンバーが多い様子。好写真が撮れる。   やすだリードで
F1、2、3と難無くのぼり、F4で交代しリード。気温上昇し、
日当りにてしばしばレスト。F5をぬけると大同心の基部にでる。
二人のシモン・ナジャ、私のシャルレ、ともに具合よろしい。西方
、日本アルプス連山の展望よし。大同心正面および小同心にクライ
マーあり。

 ギアを方つけアイゼン着のまま大同心稜を伝い赤岳鉱泉に下る。2
時鉱泉着。美濃戸口帰着4時前。小淵沢で温泉にはいり、帰京20
時。

 日帰りには若干ハードな行程だが鍛練とおもえばよいだろう。赤岳
鉱泉のテント場はにぎやかだった。今年はアイスクライマーが多く
出現する予感あり。

12.27.1997

八甲田と秋田八幡平
1997-12.27-1998-1.1

焼山頂上直下を滑る
 
menber TOKYO TELEMARKERS

12-27
4時過ぎに城西を3人ででる。雪のない東北道を快調にすすみ黒石から山方面には
いり、2時過ぎには酸カ湯着。
同じくらいの時間に森夫妻、春水、羽根田夫妻も到着。古い知り合いの羽田夫妻も
おなじ自炊棟にいる。予想以上に雪が少ない。
12-28
前夜、酸カ湯のガイドに翌日の案内を申し込んでおいた。ガイドなら雪があるとこ
ろへ連れて行ってくれるのでは、という気持ちから。ロープウエーで田茂谷地岳に
上がる。スキー場は小石のちらばるアイスバーン。
田もやち岳の北斜面を田もやち沢沿いに午前と午後2回滑る。快適斜面はすくなく
、すぐにブッシュスキーとなる。パウダーの写真をとろうとはりきっていた川崎カ
メもお手上げ状態。
酸か湯ガイドの滑りは素晴しい。諏訪さんのアルペンは熟練ものだし、、、さんの
テレマークはニセコの深町さんのようだ。
夜、八甲田山にはこれ以上いいところはないのでは、と転進をきめる。明日は秋田
八幡平、後生掛へ。

12-29
酸カ湯から3時間ほどで秋田八幡平スキー場着。予想どおりここには十分の雪があ
る。リフトが故障中とかでスキー場はがらがら。ここで北田、北山コンビにばった
り遭遇。去年と同じパターンだ。歩いて登って滑っている二人に森夫妻も合流。
五味さん来宿。

12-30
天気まずまずで北田チームといっしょに焼山へ。6人、これも去年とおなじメンバ
ー。もうせん峠の先からは五味と二人で焼山を往復する。頂上で火口にむかって滑り
くだる。雪はたしかに少ないが、ここまで上がればそれなりに。快適な滑降。写真を
とりながら宿へもどる。夜中に小田切清十郎氏来宿。

12-31
森吉山転進もかんがえたが、天気がわるいのでゲレンデスキー。なべっこ高橋、仙
台の東さんの大グループなど昨年とおなじ顔触れがそろってしまった。ほかにka
miさん、高橋軍曹、鯨津さんなども。

1-1
天気がわるい。とはいえ大雪がふるというほどでもなし。花輪の進藤氏が2升瓶さ
しいれにくる。午前中ゲレンデで練習して帰京。ゲレンデは雪質、雪量とも絶好。
どうやら今年の正月はこの辺だけがアタリらしい。
 森吉山へもいきたかったが、そこに転進すると昨年とまた同じパターンになって
しまいそう。またの楽しみとしよう。


12.20.1997

八ガ岳南沢小滝

八ガ岳南沢小滝アイスクライミング
未発達の氷瀑をがちゃがちゃ登った
 
南沢小滝
 
1997-12-20
メンバー 忠、安田、汽車

朝830に美濃戸入口集合。南沢に入り、小滝着。先着2人の女性クライマーがのぼっていた。
まだ結氷が不完全とのことで、トップロープで右や左を登る。ごく最近入手したシャルレの3点セット
がぴったりきまる。安田氏のシモンはもっと具合がよいようだ。とはいえ、初めてのダブルアックスで
要領がいまいち。3度ほどトライすると感じがつかめてきた。
こわいのはピッケルを打ち込んだとき、とびちる氷の破片なのだが、サングラスしていれば大丈夫そうなので、
だんだん思い切ってうちこめるようになる。トップロープでやるかぎり、がちゃがちゃと登ればいいので、
単純だもちろんリードとなれば、経験と慎重さが必要になるだろう。。アイスクライミングは打ち込みとケリ
の入れ方にコツがありそうで、これがつかめれば上手になりそうだ。
薪割りの要領ににているかもしれない。忠さんによれば、あとは氷の質の問題とか。今日は氷が悪過ぎ
るという。暖冬のせいだ。
二人は大滝をのぞいていたが、悪い、と戻ってきた。
適当にきりあげ、美濃戸山荘でビール。
そのまま、栂池成城小屋方面へと去る。