東大雪の名峰ひとりじめ
2018年7月9日
member 伊藤記
再びのタウシュベッツ川橋梁とニペソツ |
幌加温泉ルート |
だれもいない |
連日好天が続いているが今日はどうか。明るくなるころ幌加温泉鹿の谷館からそーっと出る。曇り空に見えるが雲上の晴天に期待したい。
ここからスタート |
刈り払われてまもない |
展望台から |
林道ゲートは宿のおやじに聞いたとおり開いていた。2㎞ほど走った広い駐車場が終点だ。この道はジムニークラスならラクに走れそう。5時にスタート。
登山道は明瞭。小沢をいくつか渡り深い森を行く。音楽を聞きながら行く。クマよけのつもりだ。
三条沼の先で急登してシャクナゲ尾根にとりつく。ニペソツ展望台からはなにも見えない。1662m点から細尾根になりその先で左の雪渓に下る。9時。雪渓は2段になっていてかなり急、だが雪がやわらかいので問題ない。
1662m点あたり |
小雪渓を二つ越える |
左のルンゼから天狗平に出るところの赤布 |
コマクサ |
トラロープの垂れるルンゼ状を直登して天狗平に出る。長いルートだが昔からの道でこれが理にかなったものらしい。こないだまで使われていた十六沢登山口からの道は林道崩壊で通れない。廃道寸前だったこの幌加温泉ルートが再整備されたのは先シーズン。刈り払われたササや小枝が足もとをすくう。あまり人が歩いていないらしい。
赤布を目印に天狗平を行く。ここまで登ってもニペソツは姿を現わさない。10年ほど使われなかった道らしくハイマツや高山植物などを踏みながらすすまなければならない。
10時、十六沢からのコースと合流するとはっきりした道になる。ここでちょと道迷い。
トイレブースのある前天狗。ここで左折して下る |
天狗岳から吊尾根方面 |
あれが山頂か |
前天狗から少し下って、天狗岳までひとのぼりする。ガスの中、ニペソツに続く吊尾根が見えた。間違えて別の山に行くのかと思うほど遠くに向かっている。
ガスの中だが無風に近く寒いことはない。道もはっきりしていてとくに心配はなさそうだ。
12時に頂上。展望はほとんどない。下るころ風がでてきて小雨となる。往路を戻る。天狗平のハイマツ帯と小雪渓でいくらか思案するが赤布を見つけて問題なし。GPSも役に立つ。
クルマに5時着。登り7時間、下り5時間。
山はあまり見えなかったが面白い山だった。けっきょくだれにも会わない1日だった。
鹿の谷館の露天風呂につかってから南下。こないだの士幌道の駅に向かう。
アポイへ
襟裳岬まで行ってみる
2018年7月10~11日
二日間のドライブ |
忠類のナウマンゾウ |
襟裳岬 |
アポイ岳は花の山で有名だ。低いハイキング山だが。そっちの方へ行ってみよう。ついでに襟裳岬も。
士幌から帯広をかすめてナウマン象の忠類、広尾とドライブ。コインランドリーに寄ったり道の駅伝いに南下。黄金道路経由襟裳岬。日高山脈が太平洋に沈む末端という解説があった。カラスが多い。
アポイのビジターセンターを見る。大げさな箱に見えた。キャンプ場600円で車泊。夜中に雨になって朝方まで。登山口の沢は赤い濁流がごうごう。天気回復の予報だったが待ちきれずここを去る。アポイ岳にはそれほど興味なし。
二風谷 |
二風谷湖 |
新冠のあたりで青空が見えだす。夕張岳か芦別岳か迷ったが、やはり芦別岳でしょう、と富良野へ向かう。二風谷のアイヌ遺跡と湖をみる。おととしポロシリ岳に登ったときも訪れたが二風谷湖の埋もれ具合はますますひどくなっているようだ。無用無益のダムと言われているらしい。
山部から芦別岳 |
占冠経由、湯の沢温泉に寄って富良野に入る。金山から山部に向かう国道38号から正面に芦別岳が大きく見えた。山部の登山口キャンプ場へ。
芦別岳 |
南富良野はこの映画のロケ地。家で映画をチラ見して発見した。 ぽっぽやは高倉健主演、当時大人気したそう。お話は他愛ない、お化けの話だった。 以前も流し見したことがあったのに覚えがなかった。撮影は木村某で熱血のキャメラマン |