九州の山旅最終日
2019年6月3日 月曜日
member 伊藤・記
両子寺入り口、まだだれも来てない
両子山が見える
石造りの仁王像
九州7日目。
国東半島北端の国見道の駅を7時スタート。天気はまずまず。国道から分かれ山道に入る。登り下りがあってトンネルがあって、山中を大きく回り込むようにして登山口の両子寺着。ふたご寺と読む。今日登るのは両子山で、これもふたご山である。
両子寺は国東半島一の名刹だという。境内も広い。山門から本堂、奥の院と、両子山に向かってタテに延びている。
入山料300円をおさめて8時スタート。山門の仁王像は石造りの立派なもの、本堂も格調高いかな、奥の院は急崖に張り付くようにあって本尊は洞窟の中。
百体観音と奇岩怪石
南東尾根の様子
国東半島の最高峰だと思う
奥の院の脇から急登の細道があって鎖をたよりにそれを登る。百体観音が続き、苔むした巨岩の間を抜け、チムニーをくぐるなど修験のような道が続く、のが面白い。
「町界尾根から両子山へ」という案内があってトラロープがえんえんと急斜面に沿って延びている。道なき道でハイキングルートとは思えないが、道迷いの心配だけはない。
ロープに頼って急斜面を登りきると、ようやく南東尾根(たぶん町界尾根)に出ることができた。苔のついた大岩が点在する照葉樹の尾根をひと登りすると両子山山頂に到着。9時40分。
電波塔が三つも四つ乱立する殺風景なところでハイカー用の展望台があった。ガスが流れ雲海の合い間から海岸線が見える。四国や山口県あたりも見えそうだが今日は遠望なし。
反対側から20人ほどの団体が上がってきたので、入れ替えで下山とする。下り道は急坂のコンクリ舗装路で、これがノーマルのハイキング道らしい。電波塔の作業道だろう。11時には終了。
古代風景も復元している弥生の村
杵築の屋敷町
杵築城
山麓の弥生の村を見学。広い敷地にいくつもの復元家屋があって周辺の建物が見えないように設計されていて大昔の光景が演出されている。
時間があるので隣町の杵築市でお城や武家屋敷を訪問する。雰囲気のある町だった。
大分空港から夕方の便で帰京。
梅雨前線かな
今日の進入経路
一週間の行程。レンタカー走行距離は700㎞でたいしたことなかった