2.22.1998

八ツ南沢のアイス

八ツ南沢のアイスクライミング
あちゃこちゃ行ったが結局ここ
 
1998/2/22、
メンバー:毎度おなじみタマナシ・パーティ(Chu&ヤッチン)

ホントは“荒川”に入ろうとしていたんですが、そのスジからの話では、ブライダル  
フォールが、ない!っていうし、奈良田のゲートがあいていても入ったのがバレルと  
嫌がらせでしめられちゃうというムチャクチャな状況なんですね。国土を切り開いて  
作った道路は、まっいろいろあるでしょうが、原則的には、民衆の共有財産な訳だよ  
なあ...やーめた、これやると、どんどんそれちゃうんで。とりあえずムカツクっ  
てとこで。
で、ああだこうだとこの2週間、あっちゃこっちゃ行って春日ルンゼなんて超マイナ  
ーなとこも攻めたけど、膝までのラッセル4時間でもうべろべろ。結局、標高100  
0m程度んとこじゃあかん、ってことに決めました。そうすると、やっぱり八ツかな  
あって。

南沢大滝は正月前後は下半が雪で埋まってスケールがなくなりとても快適なんて話も  
聞きましたが、もうそうではないですね。例年同時季に比べると明らかに貧弱です。  
前の日に降った暖かい雨で表面がでこぼこしていたり、流水溝が入っていたりでお世  
辞にも快適な状態とはいえません。だれも入っていなかったので、まずヤッチンが一  
番安定してみえる正面をリードし、私がフォロー。垂直部分が8mほどで、やや氷質  
が悪いのですが、多少凹角状になっていて安定して立てるポイントがあります。
正面ラインから左右の空洞を隔ててそれぞれ1m幅のつららが、やっと下部のフェー  
スにつながっています。右のツララは薄すぎてハーケンが裏側にはみでてしましそう  
です。左側は、立ちはじめの1m半は薄いのですがそれより上はかなり安定していま  
したので、私がリードしました。垂直部分は6mほどですが、アレート状ですので足  
使いが難しく感じました。上部の氷質は正面よりも安定していました。
しかし、後からきたガイドらしき超上手なリーダーが、大滝落口に3本のアイスハー  
ケンで支点を作って、3人の初心者らしいひとをぶら下げて講習をはじめたのにはび  
っくりしました。良く分かりませんが、氷の支点でトップローップってやったことな  
いんですよ、私は。大丈夫なんでしょうか? 落口って、セオリーからいうと氷が薄  
くて気泡が入りやすいんですよね。ここもそうでしたよ。...でもこのひとすんげ  
えうまいんだよねえ。
と、いうわけで今回もタマナシの面目躍如...でした。ではまた、次回のこころ。  

2.04.1998

CLIMBING IN PHRA-NANG

CLIMBING IN PHRA-NANG , THAILAND

南タイ・プラナンのクライミング
トロピカルなクライミング
  
climbing in PHRA-NANG
 

MEMBER 野村 仁 & YOSIKO
1998年2月
    *
 Phra Nang(プラナン)岬は、石灰岩の岩壁と2つの岩峰、その間を埋める砂洲で構成  
されている。かつての海底がそのまま隆起して、地上に姿を現したような不思議な岩  
脈が立ち並ぶ。その独特の地形のために周辺から隔絶されており、小さなテイルボー  
トでしか上陸することができない。半島内に車が走る道路はなく、自転車も持ち込ま  
れていない。耕作地、商店、病院、警察のようなものもいっさいなく、おそらく定住  
している人もいない。リゾートらしい観光施設を全く排除しているのか、あるいはま  
だ大資本が入っていない秘境のリゾートというべきか。リゾート客の大半は欧米人で  
、泳いだり、浜に寝転んだり、本を読んだり、男女でベタベタしたり、そして一部の  
人はクライミングをしてすごしている。
 上陸した日の夕方になると、ぼくたちは、もう何をするあてもない気分になった。  
7a(5.11cくらい)が1本登れればいいなー、と思っていたが、それも淡い目的にすぎな  
かった。夕方まで何時間しか登れないから、今日はここをやろうとか、どういうステ  
ップで目標に近づこうとか、そういう思考方法にならない。定職のないフルタイムク  
ライマーのように、無限に時間を使える気分になってくる。気温と湿度、空と海の色  
、異邦の人々の視線としぐさ、いろいろなものが、この時間の流れに無抵抗に従えと  
いうかのようだ。
    *
 プラナン岬には4つのビーチがある。テイルボートが発着するメインビーチがライ  
レイ・ウエストビーチ、そこから半島中央部を徒歩5分強で横断すると、ライレイ・イ  
ーストビーチに至る。沖に珊瑚礁があるのか、ウエストビーチは白砂の明るい浜であ  
る。対するイーストビーチのほうはマングローブが茂って汚いため、浜で遊んでいる  
人をほとんど見かけない。
 半島南端には、この地で最も美しいというプラナンビーチがある。この一角は残念  
なことに高級ホテルに占有され、プラナンビーチはそのプライベートビーチとなって  
いる。イーストビーチからジャングルのトレールをたどればプラナンビーチに出られ  
るが、ぼくたちは一度も行かなかった。プーケット、ピーピー島と、プラナンの高級  
ホテルをセットにした日本からのパックツアーが販売されていることを、あとで知っ  
た。
 ともあれ、横幅にして数百メートル程度の小さな半島に、城ガ崎全域にも匹敵する  
ほどのクライミングエリアが拓かれているわけである。1998年2月現在のエリア数は  
32、ルート数は約250本、最高グレードは8c(5.14a)ということだ。
 ぼくたちはプラナンに5日間いたのだが、クライミングをするのにこれは最少限ギ  
リギリの日数だったようだ。1日目にはイーストビーチ側のメインエリアを回り、滞  
在2日目にちょっとしたトラブルに巻き込まれて、丸2日間クライミングが全くできな  
かった。残る2日間のうち、1日でどうしてもトンサイベイとタイワンド・ウォールを  
回らなければならない。主要なクライミングエリアの写真をひととおり撮って、最低  
限のガイドをできる材料を集めるのが今回の目的だった。

●ワン・ツー・スリー、ムイタイ
 プラナンの難ルートを落とそうとか、ルート開拓をしようなどという目標があるの  
でなかったら、最初に足馴らしに行くのは、「1,2,3」(ワン・ツー・スリー)エリアがふ  
さわしいだろう。ライレイ・イーストビーチからすぐのところにその壁が見え、1日中  
クライマーがいないことはない人気エリアである。すぐ右隣にはムイタイ・エリアが  
あり、こちらは少しグレードが高い。
 ワン・ツー・スリーには、フレンチグレード5クラス(5.6~5.8)が6本、ムイタイには  
5が1本ある。クライミングの基本的作法を知っていれば、石灰岩のクライミングが初  
めての人でも取り付けるルートである。続く6a~6a+(5.9~5.10b)は両エリア合わせ  
て4本、6b~6b+(5.10c~d)はぐっと多く12本を数える。ここまでがテン・クライマー  
の楽しめる範囲、石灰岩クライミングの入門クラスということになる。
 ワン・ツー・スリーとムイタイに来ているのは、まず現地のインストラクターに案内  
されるお客が多数。それ以外のフリーの人でも、初級クラスのテンクライマーが多い  
ようだった。こういう人たちのなかでは、6aや6bをきれいに登れば、けっこうやるじ  
ゃないか、と見えてしまう。5、6a、6bのルートはどれもおもしろく、初見で登れば  
けっこう難しい。なかでも5クラスはインストラクターが商売に使うルートだから、  
一般クライマーは彼らのじゃまをしないように気をつかったほうがいい。
 ワン・ツー・スリーとムイタイでは、いつも混んでいて順番待ちが長くなってしまう  
。そこで、ガンガン登りたい人は午前中の早い時間に来ること。そして昼食後には移  
動するのが賢い選択だろう。ワン・ツー・スリーから少し奥(東側)の山に入れば5つの  
エリアが連続していて、このうちぼくたちが行ったのは「ダンカンズ・ブート」エリア  
。薄暗いジャングルの中にあってロケーションは数段落ちるが、ルートは相変わらず  
おもしろそうだ。この周辺にはヒドンワールド、ジャングルジム、ザ・キープ、キャ  
ッスル・ウォールといった小エリアが集まっている。

●ロウタイド・ウォール
 干潮時(お昼から午後)になれば東側の岩礁を歩いて、ロウタイド・ウォールに行け  
る。ここは海岸の真ん中にある独立したエリアで、クラビーから船でやってくると、  
青空をバックに白い壁を登るクライマーの姿がカッコよく望めるところ。隠れた人気  
エリアのようである。すぐ奥にはジュラシック・パーク、フエコ・ウォールのエリアが  
続いている。ルートは6aからあるが、5.10aとはいってもかぶりがきついし、どれも  
初見になるから、それなりの実力が必要。だれかがリードしないとトップロープはセ  
ットできない。6aを余裕で登れないグループは、ただ海を眺めて帰ってくることにな  
るかもしれない。
 ぼくたちはいろいろあって、最終日にここへ来た。エリア名ともなったロウタイド  
(5b)は、1本目のクリップ前に核心があり、その上はワイドクラックもどきの登り方  
をさせられる。ぼくにとっては怖いルートだった。1本くらいはイレブンと、左端の 
Narsilion (6c+)をねらっていたのだが、これは次々に人が取り付いて登れなかった  
。

●ダムズ・キッチン、トンサイ
 半島北端の小さなビーチがトンサイベイである。ここにはクライミングをする人し  
か来ない。とても静かで周囲の景色は美しく、まさにクライマー天国だ。
 午後になって壁に日が当たると暑くて登れないので、このエリアは早朝から午前中  
に来るのが定番である。トラブル続きでふらふらになっていたぼくたちは、10時すぎ  
にバンガローを出て、アプローチのトレイルを少し迷い、壁に着いたのは11時を回っ  
ていた。ライレイ・ウエストビーチから行くと、トンサイの手前でダムズキッチンを  
通る。ここは長い前傾壁のエリアで7~8クラスが中心。8aと8bが各2本ずつ、8cが1本  
ある。トポから判断するならば、世界でも最難のレベルにちがいない。しかし、ここ  
にいた人たちは6c+で各駅停車だったり、6bにトップロープをかけて遊ぶグループだ  
った。自分のグレードがどうであっても、自分なりのマイペースで臆せずにクライミ  
ングを楽しんでいる。これは、プラナンを登る外国人クライマーの様子を見ていつも  
感じたことだった。だいじなのは登るグレードではない。心からクライミングを楽し  
むことだ。
 ダムズ・キッチンに荷物を置き、隣のトンサイに行く。まずタイ人の若者グループ  
に声をかけて、Lal Bab(7a+)らしいルートを撮らせてもらった。隣のかなりうまい西  
洋人グループは、仲間うちの初心者らしいのが身体中を震わせながら Cafe Andaman 
(7b)にトライ中。これも撮影させてもらい、ルート名を教えてもらった。トンサイの  
下部エリアは今風のどっかぶりルーフで、最もやさしいクラスで7a(1本だけ6a+があ  
る)、中心は7b~7c、8クラスが6本ある。左端から登る上部エリアには6クラスもある  
が、メインはなんといっても下部ルーフ、はっきりいって5.12クライマーのエリアで  
ある。
 ベースから徒歩20分ほどの美しいビーチに、5.12ルートがズラリと並ぶエリアがあ  
るのだから、そのスジの人にはこたえられない。二子山がご近所にあるようなもので  
ある。トンサイは日本人クライマーに一番人気のエリアというのだが、どうやら日本  
から来るのは5.12クラスの人が多いらしく、なんとも偏った状況である。5.10編集者  
の視点によって、5.10クライマーでも十分に遊べることを報告するのが、Rock&Snow  
編集部の意図する点であるだろう。

●タイワンド・ウォール
 もうひとがんばりと、タイワンド・ウォールへ登る。ライレイ・ウエストビーチの眼  
前にそびえる心なしか傾いた巨大な岩塔。その中央にはケイブが口を開いており、ト  
ンネルがプラナンビーチへ抜けているという。
 このエリアは、なんといっても3~4ピッチで頂上へ抜けられるマルチピッチが売り  
なのだが、2~3ピッチ目には7a~7bの核心部が集中している。したがって、5.11後半  
から5.12の力がない人には King & I (4P:6b/6a/7b+/7a)の2ピッチ目までしか登れ  
ない。多くの人はこのルートの2ピッチ目まで登って高度感を楽しみ、ラペルで下降  
して満足しているようだ。あとは1ピッチ目の各ルート(多数の6a~7a)を登ったり、  
Twenty Kilos of Steel (4)からトンネルを通ってプラナンビーチへ抜けるケイブツ  
アーを楽しむ人もいる。これらは、インストラクターが客をガイドするお決まりのコ  
ースにもなっている。
 壁の基部から5.5くらいのトラバースで King & I の取付に登ると、ライレイビー  
チの全域を見渡せるビューポイントである。景色を眺め、写真を撮ってからタイワン  
ド・ウォールを後にした。
    *
 プラナンでどうしても行きたいエリアをあげるなら、これまであげたワン・ツー・ス  
リー、ムイタイ、トンサイ、タイワンド・ウォールの4つになるだろう。年末年始のた  
とえば9日間の休みで訪れた場合、往復の日数を除けば、5日間プラナンでクライミン  
グができる。最初の2日間は足馴らしにワン・ツー・スリーとムイタイ、次の2日間は、  
7クラスに挑戦できるならトンサイへ、アルパインの登り方を知っているクライマー  
ならタイワンド・ウォールへ行ってもいい。最後の日には、自分の一番好きなエリア  
で課題に取り組むか、クライミングエリアを結んでハイキングしてもいいし、もちろ  
ん何もせずにゴロゴロしてもいい。1日早くプラナンを発って、ピーピー島経由でプ  
ーケットへ向かうのも楽しいだろう。
 理想をいうなら、本当は2週間くらいの日程で、10日間以上プラナンで登りたい。  
夢のようなクライミング経験になるだろうが、それは大多数のサラリーマンクライマ  
ーには不可能なことである。これまでは学生やフルタイムクライマー、それに近い人  
たちがプラナンに来ていただろうし、以前『岩と雪』で紹介されたプラナンも、そう  
いう人たちのための、さらには5.11後半から5.12以上の人たちが読んで役立つプラナ  
ンのガイドであった。いわゆる「上級クライマー」といわれる人たちのなかにも、アメ  
リカは行った、オーストラリアやフランスにも行ったけど、まだタイは行っていない  
、今度行きたいな…、という人はけっこう多いらしい。
 そんな別世界の話ではなくて、ぼくの本心としては、会社と家庭に縛られるサラリ  
ーマン、家族サービスや親戚づきあいの合間をぬってクライミングを維持している人  
たち、その結果、5.10からなかなかレベルアップが難しいというクライマーにこそ、  
日常から逃げ出して南国のクライミングリゾートに行ってみてほしい。帰ってくれば  
、もっとのびのびとした感覚で、再びクライミングを続ける気持ちになれることだろ  
う。

○記録
2/4 成田(航空機約6時間)-バンコク
2/5 バンコク(航空機1時間)-プーケット(ワゴンタクシー3時間)-アオナン(ボート  
15分)-ライレイ・ウエストビーチ(徒歩5分)-ヤヤ・バンガロー滞在
2/ 6 ムイタイ、ワン・ツー・スリー、ダンカンズ・ブート
    Giggerig for Climbing  5, 12m (1,2,3)
    Karaoke  6a, 10m (ダンカンズブート)
    Valentine  6a+, 12m (ムイタイ)
    Nuat Hin  6a+, 15m (ムイタイ)
2/ 7 ライレイ(ボート50分)-クラビー
2/ 8 クラビー(ボート50分)-ライレイ
2/ 9 ダムズキッチン、トンサイ、タイワンド・ウォール
2/10 ワン・ツー・スリー、ロータイド・ウォール
    We Sad  6a+, 25m (1,2,3)
    Make a Way  6b, 27m (1,2,3)
    Low Tide(1P)  6b, 20m (ロータイド・ウォール)
2/11 ライレイ(ボート50分)-クラビー(ワゴンタクシー2時間)-プーケット(航空機  
1時間)-バンコク
2/12 バンコク(航空機約6時間)-成田
(注) 2/7~8はトラブルのためクラビーに行かなくてはならず、結局、今回は2日間  
しかクライミングできなかった。また登り直しに行こう

1.24.1998

松木沢支流夏子屋沢

松木沢支流夏子屋沢F3のボロボロ氷柱登り
大切なつららをこわしたのはだれだ.
 
1/24/98、chu & ヤッチン

1998年か調査中

足尾の松木沢はアプロ-チのラクチンな割りに良質なアイスクライミングのできる

ゲレンデで、シ-ズン中(1、2月)はどの支流にもひとが入っている。黒沢が有

名だが、技術的には夏子屋沢のF3と横向沢の氷壁が立っていて面白い。

今シ-ズンはさすがの黒沢も全体的に氷が薄くて遠目にもヤナ感じだ。横向はやせ

ていて、超チンケ。夏子屋のF3を先行してリ-ドしていたクライマ-が先週登っ

たとうそぶいていたが、とても食指をそそるようなものじゃない。アイスクライミ

ングは技術よりも多分に感覚先行型の遊びなので、確率に呪縛されきっている。と

にかくケッコウうまいやつが、突然落ちたりして怪我してる。登れる氷かどうかの

判断が難しいから、性格にもよるんだろう。もっともル-トに出現する”氷”は質

に拘わらず処理しなければならないってことも多分にあるけど。

夏子屋のF3(12m)は広川さんのガイドブックに載ってる写真とは別物で、僕

の判断ではリ-ドできるぎりぎりの氷質。立ってる部分が短いから、そこに打つハ

-ケンさえ信頼できればいけなくもないな、って程度に悪い。下部はでこぼこのつ

ららで、そいつを壊さないように登れよなって、100回ぐらいやっちんにやじと

ばしたが、結局ここを壊しまくったのはラクチン・フォロ-の私であった。

(Sorry、フィルム忘れた!!)

1.20.1998

八ガ岳横岳西壁

八ガ岳横岳西壁
日帰りで裏同心ルンゼを登る。にぎやか

裏同心ルンゼ
 menber 忠、安田、汽車

1998年1月か調査中

5時に城西を出ず。美濃戸7時過ぎ着。やすだと合流。零下10度、
厳寒快晴の朝。レガシーにて美濃戸口に移動。10時に赤岳鉱泉。  
寡雪なれどアイスクライミングには降雪より寒気が重要とか。明瞭
なトレールをたどりF1へ。3チームほどのアイスクライマーと前
後して登る。その先、後ろにも別グループあり。大変にぎやかな日
。山岳会メンバーが多い様子。好写真が撮れる。   やすだリードで
F1、2、3と難無くのぼり、F4で交代しリード。気温上昇し、
日当りにてしばしばレスト。F5をぬけると大同心の基部にでる。
二人のシモン・ナジャ、私のシャルレ、ともに具合よろしい。西方
、日本アルプス連山の展望よし。大同心正面および小同心にクライ
マーあり。

 ギアを方つけアイゼン着のまま大同心稜を伝い赤岳鉱泉に下る。2
時鉱泉着。美濃戸口帰着4時前。小淵沢で温泉にはいり、帰京20
時。

 日帰りには若干ハードな行程だが鍛練とおもえばよいだろう。赤岳
鉱泉のテント場はにぎやかだった。今年はアイスクライマーが多く
出現する予感あり。

12.27.1997

八甲田と秋田八幡平
1997-12.27-1998-1.1

焼山頂上直下を滑る
 
menber TOKYO TELEMARKERS

12-27
4時過ぎに城西を3人ででる。雪のない東北道を快調にすすみ黒石から山方面には
いり、2時過ぎには酸カ湯着。
同じくらいの時間に森夫妻、春水、羽根田夫妻も到着。古い知り合いの羽田夫妻も
おなじ自炊棟にいる。予想以上に雪が少ない。
12-28
前夜、酸カ湯のガイドに翌日の案内を申し込んでおいた。ガイドなら雪があるとこ
ろへ連れて行ってくれるのでは、という気持ちから。ロープウエーで田茂谷地岳に
上がる。スキー場は小石のちらばるアイスバーン。
田もやち岳の北斜面を田もやち沢沿いに午前と午後2回滑る。快適斜面はすくなく
、すぐにブッシュスキーとなる。パウダーの写真をとろうとはりきっていた川崎カ
メもお手上げ状態。
酸か湯ガイドの滑りは素晴しい。諏訪さんのアルペンは熟練ものだし、、、さんの
テレマークはニセコの深町さんのようだ。
夜、八甲田山にはこれ以上いいところはないのでは、と転進をきめる。明日は秋田
八幡平、後生掛へ。

12-29
酸カ湯から3時間ほどで秋田八幡平スキー場着。予想どおりここには十分の雪があ
る。リフトが故障中とかでスキー場はがらがら。ここで北田、北山コンビにばった
り遭遇。去年と同じパターンだ。歩いて登って滑っている二人に森夫妻も合流。
五味さん来宿。

12-30
天気まずまずで北田チームといっしょに焼山へ。6人、これも去年とおなじメンバ
ー。もうせん峠の先からは五味と二人で焼山を往復する。頂上で火口にむかって滑り
くだる。雪はたしかに少ないが、ここまで上がればそれなりに。快適な滑降。写真を
とりながら宿へもどる。夜中に小田切清十郎氏来宿。

12-31
森吉山転進もかんがえたが、天気がわるいのでゲレンデスキー。なべっこ高橋、仙
台の東さんの大グループなど昨年とおなじ顔触れがそろってしまった。ほかにka
miさん、高橋軍曹、鯨津さんなども。

1-1
天気がわるい。とはいえ大雪がふるというほどでもなし。花輪の進藤氏が2升瓶さ
しいれにくる。午前中ゲレンデで練習して帰京。ゲレンデは雪質、雪量とも絶好。
どうやら今年の正月はこの辺だけがアタリらしい。
 森吉山へもいきたかったが、そこに転進すると昨年とまた同じパターンになって
しまいそう。またの楽しみとしよう。


12.20.1997

八ガ岳南沢小滝

八ガ岳南沢小滝アイスクライミング
未発達の氷瀑をがちゃがちゃ登った
 
南沢小滝
 
1997-12-20
メンバー 忠、安田、汽車

朝830に美濃戸入口集合。南沢に入り、小滝着。先着2人の女性クライマーがのぼっていた。
まだ結氷が不完全とのことで、トップロープで右や左を登る。ごく最近入手したシャルレの3点セット
がぴったりきまる。安田氏のシモンはもっと具合がよいようだ。とはいえ、初めてのダブルアックスで
要領がいまいち。3度ほどトライすると感じがつかめてきた。
こわいのはピッケルを打ち込んだとき、とびちる氷の破片なのだが、サングラスしていれば大丈夫そうなので、
だんだん思い切ってうちこめるようになる。トップロープでやるかぎり、がちゃがちゃと登ればいいので、
単純だもちろんリードとなれば、経験と慎重さが必要になるだろう。。アイスクライミングは打ち込みとケリ
の入れ方にコツがありそうで、これがつかめれば上手になりそうだ。
薪割りの要領ににているかもしれない。忠さんによれば、あとは氷の質の問題とか。今日は氷が悪過ぎ
るという。暖冬のせいだ。
二人は大滝をのぞいていたが、悪い、と戻ってきた。
適当にきりあげ、美濃戸山荘でビール。
そのまま、栂池成城小屋方面へと去る。

12.01.1997

MT.ASPIRING ,NZ

CLIMBING MT.ASPIRING IN SOUTHERN-ALPS,NZ

アスパイアリング
黒川晴介
aspiring
日時調査中
1997年12月?
 
 とにかく先に進んでみたが、どうみてもヒドンクレバスがありそうだ。

ゆっくりと自分のフットプリントをたどり、安全な岩の上まで戻り、腰をおろす。残念ながらここか
ら先の氷河帯をひとりで歩くことは危険すぎるようだ。
 
 昨夜フレンチリッジ小屋で出会った三人パーティに頼んで、スパーリングの取り付きの小屋まで、
ロープに入れてもらえたら、と思い座ったまま彼らの上がってくるのを待った。

 三人パーティはイギリス人二人とオーストラリア人のクリス・ダーウィンという人だった。彼らが
上がってきたので頼んでみると、快くロープに入れてくれた。これでとにかく、取り付きまでは安全
に行けるだろう。このルートは小屋に行くまでに一度尾根を越えてボナール氷河を下り、再び北西稜
の取り付きの小屋まで登り返すことになる。

 最初に尾根上に出たところで休憩していると、ひとりが「セイスケ、ここから先はどうする?」と
訊いてくるので、「ヒドンクレバスがあるだろうから、小屋まで一緒に連れて行って欲しい」と言う
と、「ここから先は氷河は平坦だし大丈夫だ」と言う。それならと思い、ひとりで先に出発した。

 一時間もしないうちにガスに包まれた。緩やかで広い雪原はルートファインディングが難しい。高
度計、磁石、地図を使い、何度も確認しながら新雪の中を歩いていくと、突然、腰まで雪の中にもぐ
ってしまった。両足には何の感覚もない。ザックのおかげで何とかひっかかっているけど、ヒドンク
レバスに填ってしまったのだ。ひやひやしながら後に這い出して、自分の落ちた穴を覗くと、何十メ
ートルあるのかわからないほど、真っ暗だった。

 、三人パーティの来るのを待つしかなかった。しばらくすると彼らの呼び声が聞こえてきたので、
コールを返して待っていると、追い付いて「心配していたよ」と言う。実は彼らもスパーリングは初
めてで、よく知らなかったらしい。簡単に人の言うことを信じるものではない。
 
 翌日、小屋から先はクレバスの心配のないミックスの登りなので、彼らとは別にひとりで登った。
中間部でいくらか岩場をこなし、最後は急な雪面の登りだ。出発したときは大丈夫だったのに、上に
出る前にガスに包まれ、頂上からは何も見えなかった。

 下降しはじめて半分ぐらい下ると、また視界が出てきた。なかなかうまくいかないものだ。登ると
きはよく締まっていた雪も柔らかくなり、不安定なミックス部分で一度ラッペルして、三時頃に小屋
に戻った。

 小屋から見上げるスパーリングもやっぱり立派だ。スパーリングはニュージーランドで最も美しい
山のひとつだろう。